Jeff Healey - 'See The Light' - Night Music 1988
惜しくも、2008年3月に帰らぬ人となった、カナダの盲目のギタリスト、ジェフ・ヒーリー。もうすぐ命日がやってくる。1才で失明したという彼の驚くべきギターの腕前は神の技としかいいようがない。子供の時からガンで、そのために失明し、結局ガンで41才でその人生を終えた彼はそのすばらしい作品の数々で短い人生を見事に生き抜いた。感動のギタリストだ。
タイプとしては、ジョニー・ウインターやクラプトンを思わせるようなところがあるが、目が見えない彼は、ギターを横にしてまるでスティールギターを弾いているように変則的な形でギターを弾きまくる。全く独自の奏法だ。映像を観ないとわからない。
実は、私はこの素晴らしいミュージシャンを知らなかったのだが、よく行くロック・バーで、DVDを見てファンになってしまった。ちょっとすごすぎる。歌もうまくて、容姿も優れている。目が見えないなんて信じられない。
この人のギターの特徴は全然フレーズに間がないことだ。ギター・ソロを弾き始めると途切れなく次々とワイルドな必殺なギターフレーズが飛び出してくるのだ。
まさに息つく間もないほどのすさまじいギタープレイ。ブルース好きならたまらない音の連続。そして、音が太く、パンチがあるのも快感だ。
うーん、洋楽にはいろいろな宝物が眠っているものである。好きなミュージシャンが増えた。
うますぎるくらい上手い!
ブルースギターというのは誰でもやってそうですが、
これだ!ていう腕前の人ってそんなにいないような気がします。
気に入っていただき、幸いです。