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ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

AORの最高峰のサウンドに酔ってしまう! Three Little Words | 213

2021-05-30 14:31:30 | AOR

Three Little Words | 213

キーボード・プレイヤーのビル・メイヤーズとギタリストのガイ・トーマスのユニットによる1981年のアルバムです。

この二人は、当時の売れっ子スターとの共演(前者はジノ・ヴァレリ、ボズ・スキャッグス、EW&F、後者はマイケル・マクドナルド、ジャクソン・ブラウン)がけっこうあって、知る人ぞ知る才能の持ち主のようです。

どうも、お蔵入りになっていた作品をノルウェーのPreservationレコードが2020年?に発表してくれました。

なぜ、アメリカ西海岸のミュージシャンの80年代の作品を、21世紀になってノルウェーの会社が音源化してくれたのかよくわからないのですが、グローバルな時代としか言いようがありません。

参加ミュージシャンはニール・ステューベンハウス(b)、カルロス・リオス(g)、ヴィニー・カリウタ(ds)、ジェフ・ポーカロ(ds)ということらしいです。

まあ、音を聴けば、見事なAORで、こりゃ、聴かなきゃ損!

お蔵入りした理由がよくわかりません。音がものすごくクリアなのも気持ちいい。

敢えていうならば、あんまり個性はないかな?典型的なAOR過ぎるかもしれません。みんな同じ曲に聞えるという意見もあるかも。

 

2曲目、3曲目も聴きましょう。

213 - Oh Me, Oh My [parts:eNozsjJkhIPUZENDA6NkM/+0jNR8C2MTD99sJjMTAyZjMwMmAyYEcHBwAAACjAic

213 - Three little words - Under her spell

 

ついでに7曲目も。この曲は実に音がクリアで気持ちいい。極上の音に、極上の声。

まさにAORの最高峰。

惜しむべきはメロディラインにキラー・メロディがないので、イージー・リスニング的になってしまうかな。そこがAORらしいといえばらしいんですが・・・。

でも、好きですねー。

213 - Three little words - Ohio

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「隠れた名盤」にしないで、ちゃんと「名盤」と呼びたい。Jim Schmidt (1983)『サムシング・ライト』

2021-03-06 16:51:16 | AOR

Jim Schmidt - Love Has Taken It All Away (1983)

「隠れた名盤」というキャッチ・コピーで売られているのは、当人にとっては本意ではないだろうけど、ほんとに、優等生的な作品で、AORファンにとっては押さえておきたい作品だと思う。クセがないので、そこが物足りないと言う人もいるかもしれないが・・・。例えばマイケル・マクドナルドのような強力な主張はない。

この人、良く知らないのだが、シーウインドが関わっているということで、それだけでもちょっと気になる作品。演奏、コーラスともに非常に洗練されていて、文句がつけようがない。日本人が好きそうなメロディもいっぱいちりばめられていて、発売当時にもっと評判になってもよかった。

 

Jim Schmidt - Somethin' Right

この曲なんて、まさにフュージョンっぽいバッキングで、オシャレ度がすごく高い。イントロのピアノで勝負あり。声も、日本人が好む声だ。

 

Jim Schmidt - Destiny (1983)

パワフルなホーンと、力強いベースが心地良いディスコ・ナンバー。私の大好きな日本の角松敏生の作品の印象に近くて、ノれる曲だ。

 

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Danny Deardorff の声はまさにスイート・ヴォイス!Marcus Josephは爽やかで聴きごたえあり!

2021-02-11 10:51:21 | AOR

Danny Deardorff - Chameleon - I Want To Give You My Dreams

前回予告したとおり、ディアドルフ&ジョセフのそれぞれのソロアルバムを紹介しましょう。

まずはダニー・ディアドルフです。81年の作品です。

デニス・デ・ヤングを彷彿とさせる甘い声。この声に酔ってしまうAORファンは多いのではないでしょうか?

カルロス・ヴェガ(Drs)、グレッグ・マティソン(Kyd)、ルイ・シェルトン(G)、シールズ&クロフツ(Cho)他が、キラキラしたオシャレなサウンドでこの声を盛り上げていて、いいですねー。

Danny Deardorff / Songs From The Planet Earth~The Spaceman Song

Danny Deerdorf opens Telemiracle #6

動画もありますね。貴重です。車椅子姿ですが、その歌う姿には神聖なものを感じてしまいます。

これほどのシンガーなのに、この後の作品発表が見当たりません。残念です。

 

次にマーカス・ジョセフです。こちらは爽やかですね。1978年の作品で、アコースティックな感じが強いAORです。

私は、プロデューサーのParker McGeeと共作しているこの曲が好きです。

Marcus Joseph - Before The Night Is Over  

 

MARCUS JOSEPH - ISRAEL

この曲は途中から劇的な展開になります。アルバムのラストに収録されています。非常に印象的です。

 

さて、彼らは大成功を収めたわけではありませんが、優れた曲を残しました。

彼らのような人たちをロックの歴史の中で見つけると、もっともっといろんなアーティストを知りたくなりますね。

 

 

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オシャレになったペッピー。Falling In Love - BALANCE

2020-10-24 20:37:53 | AOR

Falling In Love - BALANCE

Emil Thielhelm(エミール・チールへルム、ギター兼ヴォーカル)、後にPeppy Castoroと名乗るようになったペッピーの特集の最後の曲はこれです。1981年の作品。

バランスは彼の最後のバンドです(私の知る限りは)。

どうです?最初のブルース・マグースでの作品とずいぶん違いますねー。進化に驚きます。

このバンド、バランスは「東海岸のTOTO」と呼ばれたようです。まあ、その呼び方については賛否両論あるでしょうけど、なかなか高品質なオシャレな作品をつくるバンドであることは間違いなさそう。

でも、日本では、あまり知られていないのでは?

ちなみに、ネット上では、ファースト・アルバムは名盤と評価する人多し!

このバンド21世紀の2009年にもアルバムを出しています。ペッピー、しぶといですね。いぶし銀のようなロックの生き証人と言ったところでしょうか?

Breaking Away - BALANCE

この曲はビルボードで22位まで上昇したそうです。

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日本のシティ・ポップスみたいです。Blonde - Barnaby Bye

2020-10-15 20:49:24 | AOR

Blonde - Barnaby Bye

ブルース・マグースを率いて、最初はサイケ・ロック(ポップ)、そして後期はファンク・ロック、ジャズ・ロックの世界に展開した、ペッピー・カストロが1973年から1974年にかけて活動したのが、バーナビー・バイ。

9月の下旬に取り上げたばかりのバーナビー・バイです。前回はファースト・アルバムの曲を取り上げたので、今回はセカンド・アルバムを紹介しましょう。

どうも、アレッシー兄弟がブレイクする前のバンドというイメージが強いのですが、ちゃんとペッピーもギター兼ベース兼ヴォーカルで参加してました。アレッシー兄弟とはミュージカル「ヘアー」の仕事で知り合ったみたいです。

このバンド、プレAORとかソフト・ロックと言われていて、けっこうメロディ指向だし、おしゃれなポップ感覚に溢れています。

ややマニアックな方向に走っていたブルース・マグースと全然違う感じで、ブルース・マグースのリーダーがなぜこんなバンドに参加したんだろう?とちょっと驚いてしまいます。

もっと、実験的な音楽やりたかったんじゃないの?と突っ込みたくなりますね。

この「ブロンド」という曲は、金髪美人ばかり写す動画も気になりますが、やはり日本のシティ・ポップスみたいなアレンジが気になります。まあ、こういうアレンジはこっちが本家なんでしょうけど、なんか馴染んじゃう音なんですよね。

Can't Live This Way

この曲もほんとシティ・ポップスって感じです。見事にオシャレなアレンジで、彼らが只者でないことを証明するような曲ですね。

素晴らしいバンドでしたが、このバンドは2枚で解散。

アレッシー兄弟は1976年ごろからデュオ活動を開始し、大成功を収めることになります。

そして、ペッピーはというと・・・「バランス」というバンドを結成するんですね。

その話は次回に。

 

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