Three Little Words | 213
キーボード・プレイヤーのビル・メイヤーズとギタリストのガイ・トーマスのユニットによる1981年のアルバムです。
この二人は、当時の売れっ子スターとの共演(前者はジノ・ヴァレリ、ボズ・スキャッグス、EW&F、後者はマイケル・マクドナルド、ジャクソン・ブラウン)がけっこうあって、知る人ぞ知る才能の持ち主のようです。
どうも、お蔵入りになっていた作品をノルウェーのPreservationレコードが2020年?に発表してくれました。
なぜ、アメリカ西海岸のミュージシャンの80年代の作品を、21世紀になってノルウェーの会社が音源化してくれたのかよくわからないのですが、グローバルな時代としか言いようがありません。
参加ミュージシャンはニール・ステューベンハウス(b)、カルロス・リオス(g)、ヴィニー・カリウタ(ds)、ジェフ・ポーカロ(ds)ということらしいです。
まあ、音を聴けば、見事なAORで、こりゃ、聴かなきゃ損!
お蔵入りした理由がよくわかりません。音がものすごくクリアなのも気持ちいい。
敢えていうならば、あんまり個性はないかな?典型的なAOR過ぎるかもしれません。みんな同じ曲に聞えるという意見もあるかも。
2曲目、3曲目も聴きましょう。
213 - Oh Me, Oh My [parts:eNozsjJkhIPUZENDA6NkM/+0jNR8C2MTD99sJjMTAyZjMwMmAyYEcHBwAAACjAic
213 - Three little words - Under her spell
ついでに7曲目も。この曲は実に音がクリアで気持ちいい。極上の音に、極上の声。
まさにAORの最高峰。
惜しむべきはメロディラインにキラー・メロディがないので、イージー・リスニング的になってしまうかな。そこがAORらしいといえばらしいんですが・・・。
でも、好きですねー。
213 - Three little words - Ohio
これはいいですね~!!
2019年にAOR系の音楽評論家の金澤さんのブログに、この音源のことが書かれてます。
http://lightmellow.livedoor.biz/archives/52261743.html
この時点では金澤さんのオファーの額が低くてリリースに至らなかったとビル本人が語っていたそうですが、それは違いますね(笑)。そのノルウェーのレーベルが高いお金を出したんでしょうかね。
しかしこうした素晴らしいAORが埋もれていたとは…意外です。
気に入っていただけましたか?
そして、
やっぱり、AORといえば、金澤さんですよねー。
それにしても、意外な感じの発掘音源です。
発表されてよかったとしか言いようがありません。
ヴィニー・カリウタさん、確かにベックと共演してますね。私、DVD持ってます。
カリウタさんは、若い頃から売れっ子でしたねー。