隣りの郵便局前に枝を伸ばす見事な松が目印です 撮影日;2014.11.20
廊坊家は中世には長谷寺一山の運営に携わったと伝えられます
登録有形文化財(2009年8月)です
主屋は江戸時代末期(1830~1867)の建築
長谷寺参道に水路を挟み南面して建ちます
間口11mの木造つし2階建で、背面に平屋建の居間を付設する
切妻造桟瓦葺、正面に下屋庇を付け、上部を黒漆喰の大壁とし、白漆喰の虫籠窓を開ける
下部は出格子を構え、格子戸をたてる
門前町の伝統的な佇まいを伝えています
町村制が施行される明治22年まで村長にあたる戸長を務めていました
当家の先祖は、長谷寺創立と関係深い藤原房前公より出ているそうです
代々長谷寺の別当として、中世以後は俗別当として、寺役を勤められた家柄だそうです
★所在地;桜井市初瀬870
★交通;近鉄長谷寺駅下車 徒歩8分
★駐車場;付近に有料駐車場有り
★見学;未公開です
★問合せ;