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奈良の名所・古跡

行ってみたい所があるといいのですが・・・古墳とか建物とか巨樹とかいろいろ・・・

本郷八阪神社境内の古墳

2015年02月04日 | 古墳
本郷八阪神社境内の古墳石室内
 瑞垣の左手に石材が露出しています 撮影日;2014.01.17

 横穴式石室が有ったようです
 僅かに開口していますが、元々の石室かどうかは不明です
 墳丘は認められません(遺跡地図にも有りません)

本郷八阪神社境内の古墳 本郷八阪神社境内の石積 

 拝み石は天井石かな?画像

 毘沙門堂付近にも古墳状の隆起がいくつか有ります
 本郷には石塚古墳と呼ばれる大きな石室石材が露出した古墳が有るようです(場所不明)

★所在地;宇陀市大宇陀本郷1596
★交通;近鉄榛原駅より バスで大宇陀下車 徒歩30分
★駐車場;有りません
★見学;自由
★問合せ;


大正池南1号墳

2015年02月03日 | 古墳
大正池南1号墳?
 現在は古墳は消滅しています 撮影日;2014.01.18

 大正池の南側に有る小山に在った1号墳「16B-29」には横穴式石室が在りました
 人骨・須恵器・土師器・金環・棗玉・丸玉などが出土しています

 近くに墓地が有り、その裏山に有ったと思われます
 (かなり急な阪を登ります) 

大正池 大正池南1号墳図 

 2号墳からは組合箱式石棺が2つ、人骨・金環・鉄釘が出土したそうです

 その南側からは火葬骨壺が出土しています

★所在地;御所市櫛羅字ヒハノ谷
★交通;近鉄御所駅より バスで猿目下車 徒歩10分
★駐車場; 有ります
★見学;自由 (ほとんど何も有りませんが・・・)
★問合せ;


客坊山古墳群

2015年01月26日 | 古墳
客坊山14号墳
 数基で石室が確認できます 撮影日;2014.01.04

 東大阪市郷土博物館付近に在る山畑古墳群の北東にある19基の古墳群です
 9〜14号墳に横穴式石室が認められます
 山畑22号墳などのように状態の良い石室は有りません

 14号墳がいちばん状態が良いようです
 両袖式の横穴式石室が開口していて、見学できます
 玄室長5.2m、幅2.1m
 羨道は破壊されていて、ほとんど残っていません
 1970年代に調査されています
 物置に使われていたようですね

客坊山14号墳奥壁 客坊山14号墳羨道部

 9号墳は大きく墳丘は崩れていますが、玄室の奥壁部分が残っており、入室可能です
客坊山9号墳 客坊山9号墳奥壁

 10号墳と12号墳は僅かに開口していますが、ほとんど埋まっているようです
客坊山10号墳 客坊山12号墳

 11号墳は羨道部はほとんど埋まっていますが、側壁の一部が抜かれているのでかろうじて入室可能です
客坊山11号墳 客坊山11号墳羨道部 客坊山11号墳奥壁

 13号墳は墳丘もはっきりせず、天井石が露出しています
 石室が残っているようですが、内部は見えませんでした 

 3号墳は尾根の先端近くに築かれた前方後円墳です
 前方部をほぼ西に向け、前方部が後円部に比べて低いタイプです
 1985年頃に埴輪の破片(鰭付円筒埴輪)が見つかっています
 築造は4世紀中頃と推定され、東大阪市内では最古の古墳です

客坊山3号墳後円部 客坊山3号墳後円部墳丘 客坊山3号墳前方部

 最高所に在る1号墳も探してみましたが、薮がひどくたどり着けませんでした

★所在地;東大阪市客坊町
★交通;近鉄枚岡駅下車 徒歩40分
★駐車場;有ります(東大阪市郷土博物館)
★見学;自由
★問合せ;


五条山2号墳

2015年01月25日 | 古墳
五条山2号墳開口部
 小型の石室ですが、組合式箱型石棺が残されています 撮影日;2014.01.04

 径10mほどの円墳でしょうか?高さ3mほど

 玄室は推定で幅・高さとも約2m、玄室長は4mほど
 自然石の巨石を乱石積み横穴式石室
 羨道は長さ3m・幅1mほど

五条山2号墳玄室 五条山2号墳袖部

 石室内には破片も散乱していて、蓋石と思われる物も有ります

 中は真っ暗なので懐中電灯が必須です
 中へ入ると異臭が・・・まだ新しい(犬?狐?タヌキ?)糞が石棺の中に・・・
 早々に退散・・・ 

五条山2号墳羨道 五条山2号墳墳丘

★所在地;東大阪市客坊町
★交通;近鉄枚岡駅下車 徒歩25分
★駐車場;なし
★見学;自由
★問合せ;
 
 場所が分かりにくい古墳です
 麓(すでにかなり高所ですが)に祀られる「市杵嶋姫神社」から、さらに細い山道を登っていきます
 左手に入る細い脇道(ふたつ目)を少し進むと左手に有ります


五条古墳

2015年01月24日 | 古墳
五条古墳
 天井石の一部が抜かれていて入室可能ですが・・・ 撮影日;2014.01.04

 現在はフェンスで囲まれていて、普段は見学できません
 配水タンク西側にある一辺30m、高さ7mの方墳です
 市の史跡に指定されています

五条古墳説明版より 南に開口する両袖式の横穴式石室が有ります
 玄室長5m・奥壁幅2.5m・高さ3m、羨道長7mとなっています 

 出土品は刀剣など
 6世紀後半の築造と推定されています

 以前、不法滞在者が居たそうです
 (生活用品が持ち込まれていたとか・・・)

★所在地;東大阪市五条町5-17付近
★交通;近鉄枚岡駅下車 徒歩8分
★駐車場;有りません
★見学;普段は見学できません
★問合せ;東大阪市役所


松本塚「出雲井8号墳」

2015年01月23日 | 古墳
松本塚
 アパートや民家に囲まれて墳丘が残されています 撮影日;2014.01.04

 径約20m、高さ約3mの円墳です

 石室内には組み合わせ式石棺が有るそうです
 両袖式の横穴式石室で、石室長は約8.4m
 玄室長5.2m・幅2.6m・高さ4m
 羨道長3.2m・幅1.7m・高さ1.9m(羨道は無くなっているようです)

 6世紀後半から7世紀初頭の築造と推定されています 

 南側の駐車場から墳丘は見学できますが、石室が見学できるかは?
 墳丘は薮で覆われ、かろうじて開口部の石材が見えています
 開口しているのかどうかも分からない状態でした
 
★所在地;東大阪市出雲井町1-15付近
★交通;近鉄枚岡駅下車 徒歩3分
★駐車場;なし
★見学;墳丘への立ち入りは?
★問合せ;


イノラムキ古墳

2015年01月21日 | 古墳
イノラムキ古墳玄室内
 こんな山の高所に、よく造ったな~と思える古墳です 撮影日;2014.01.04

 生駒山の標高360mの南側斜面に築造され終末期古墳です
 東西15m・南北18mの方墳です

 南側は3段、東西は2段に石を並べ、区画していたと考えられます
 現在は、1段目の南側石室入口から西側へ続く部分と、2段目の西側に列石が残っています

イノラムキ古墳 イノラムキ古墳墳丘

 石室は南に開口する無袖型の横穴式石室です
 長さ6.35m・幅1.9m・現状高さ1.9m
 羨門部が奧より低くなっています
 天井部が低くなった部分が羨道部、奧が玄室部と考えると、玄室の長さは5.1m
 羨道の長さ1.25m・高さ1.5m
 羨門部は外側に向って八の字形に開き、1段目の列石へと続いています

イノラムキ古墳内より イノラムキ古墳石片

 石材は周辺で産出される花崗岩で、表面を平に加工した切石に近いものです
 玄門付近の上部に、4cmほどの穴が有り、閉塞の施設があったことが考えられます

 石室形態から、築造年代は7世紀中~後半と推定されています
 被葬者は、「日下氏」との関係が考えられます

★所在地;東大阪市日下町8丁目
★交通;近鉄石切駅下車 徒歩40分
★駐車場;なし
★見学;自由
★問合せ;

 ≪行き方≫
 石切駅から旧生駒トンネル脇を通って、生駒縦走コース(くさかコース)の登山道を登っていきます
 登山道に入って35分程で古墳への分岐に着きます
 分岐から5分ほど尾根道を下っていくと有ります
 日下神社近くの溜池脇(孔舎衙健康道場跡)から登っていくコース(近道)も有りますが、かなりハードです


七曲塚(上廻塚)古墳

2015年01月20日 | 古墳
七曲塚古墳
 とても大きな石材が露出しています 撮影日;2014.12.27

 上5号墳の少し北に有ります
 墳丘は半壊状態
 登山道途中に、破壊された大きな石材が積み上げられています
 (この山道は念誦崛不動尊を通って北山へ続いていたと思われますが、今は途中で途切れています)
 登り口が分かりづらいです

七曲塚古墳下から 七曲塚古墳羨道石

 埋葬施設は南に開口する横穴式石室です
 開口はしていません

 大正5年頃には、玄室内から凝灰岩の組合せ式石棺の石材と鉄剣一振りが検出されています
 剣は、鞘口・金銅獅噛透・鞘漆塗・蛇腹柄纏銀線付の優れた物であったようで、東京国立博物館に所蔵されているようです

 周りに石材が露出した所がいくつも有ります「17B-170」など
17B-170

★所在地;高市郡明日香村上230
★交通;バスで石舞台古墳下車 西へ徒歩30分
★駐車場;なし
★見学;自由
★問合せ;


上5号墳

2015年01月19日 | 古墳
上5号墳付近
 細川谷古墳群の最も東の端に在った古墳です 撮影日;2014.12.27

 上(かむら)集落の東、東西方向に伸びる尾根の上に築かれていましたが、消滅しています
 調査時点で、すでに封土は流失し、横穴式石室が残っていました
 径17mほどの円墳「17B-173」だったようです
 
 ほぼ南に開口する横穴式石室で、全長7.4m
 羨道長さ3.1m・幅は玄門部で1.6m
 玄室は長さ約4.3m・幅約2.8mで、天井は穹窿頂きゅうりゅうちょう持ち送りの構造だったようです

上5号墳石室 17B-171
 発掘時の石室↑↑          ↑↑近くに有る古墳の石室跡

 玄室には箱形木棺が三個置かれていたようです
 西棺の被葬者は琥珀製の棗玉の首飾りと金銅製の耳飾りをしていたようです
 中央棺の被葬者は青銅製の釵子さいしで髪を留め、ガラス小玉の首飾りや銀製の空丸玉の足玉をつけていました
 東棺にはほとんど副葬品は有りませんでした

 遺物に、ミニチュア炊飯具が見つかっています
 竃とこしきは二点しか見つかっていませんが、鍋と甕が三点有り、小型炊飯具の三セットが玄室の入口付近に置かれていたようです
 石室の東北隅の金銅製鞍金具・花弁形杏葉・木心鉄地金銅板張輪鐙・金銅製辻金具なども見つかっています
 玄室内の袖石部分には大型と小型の須恵器の甕がそれぞれ二個置かれていました 

★所在地;高市郡明日香村上字千本ズミ
★交通;石舞台古墳より 西へ約2km
★駐車場;なし
★見学;何も有りません
★問合せ;

 気都倭既神社の北200mほどの所に有りました


 参考;明日香村 上5号墳[PDF]

法花谷古墳

2015年01月18日 | 古墳
法花谷古墳開口部
 山の奥にポツンと築かれている後期の古墳です 撮影日;2014.12.27

 径12mの円墳「17D-2」です
 封土はかなり流失しているようで、墳頂は平になっています

 横穴式石室が見学できます

法花谷古墳奥壁 法花谷古墳羨道口

 羨道部はほぼ埋まっています
 玄室の西側石が1個抜かれていて、なんとか入室可能です
 足場が無いので出るのは大変(うかつに入ると出られなくなりますよ)

 玄室は花崗岩を積み上げている
 高取町史では長さ2.8m・幅1.7m、羨道長4.2m・幅1.7mとなっています
 玄室は目測で、長さ2m・幅1.5m・高さ1.5mほどの小さな石室です
 羨道は幅1mほど、両袖式のようです

法花谷古墳羨道石 法花谷古墳墳丘

 玄室内の石材は煤けていました
 石室内で誰か焚き火でもしたのでしょうか???

 ≪行き方≫
 高取城跡へ向う途中、「宗泉寺」の700mほど手前、公園あたりの分かれ道を南へ
 林道を小滝を眺めながら登っていきます
 緩やかにカーブする辺り、小川の対岸左手に墳丘が見えます 

法花谷古墳手前 法花谷古墳

★所在地;高市郡高取町上子島字法ヶ谷
★交通;近鉄壺阪山駅下車 徒歩40分
★駐車場;なし
★見学;自由
★問合せ;

 おそらく、よっぽどの古墳マニアじゃないと行かない古墳でしょうね