最後の練習を終えて、ジムのみんなに一人一人挨拶しました。涙が止まりませんでした。「ＮＡＯＫＩ、よく頑張った。日本で必ず勝てよ。」とトレーナーの先生たち、仲間たちに温かい言葉をもらいました。もう号泣して前が見えないくらい、自分の部屋までの道のりを一歩一歩万感の思いで帰りました。空港までのタクシーでも、飛行機の中でもずっと・・・。
慣れ親しんだサンドバック、ミット、グローブ、リング。汗とワセリンの匂い。ゴングの音色。みんなで食べたカレー。インターバルに飛びついた氷水。すべてが私の６年でした。
次いつまた来れるかわかりません。格闘技をいつまで続けることができるのかもわかりません。本当にこれが最後になってしまうのかもわかりません。
だけど、私はみんなの思いと青春の遺産を胸に、最後まで闘い抜きます。全力で。サシパパファミリー、万歳！！（Naoki Sasiprapa)
辛い修行の合間、この子達にどれだけ癒されたろうと思います。大型デパート『The Ｍｏｌｌ』のタイレストラン『カディップ』のウエイトレスをしている女子大生達。この子はガーン（２２歳）。とても優しい子で、私が日本へのお土産何がいいだろうと言うと、バイトを抜け出して一緒に買い物に付き合ってくれました。毎週末は一緒にクラブで踊り、カラオケに行き、食事をしました。いつか日本に来たいと言っていました。もし来たら全力でサポートしてあげたいと心から思います。
この子はマー（２２歳）。とにかくセクシーでした。特にダンスが。そしていつも私の携帯やデジカメを見たがって、人懐こく話しかけてくれました。
この子はオーイ（２２歳）。昔の大和撫子みたいな恥じらいのある女性で、魅力的でした。日本のことをいろいろ聞いてきたので、たくさん話しました。今度会ったらもっといい女になっているだろうなと思います。
最後にこの子はダウ（２２歳）。この子の笑顔にどれだけ癒されたかわかりません。明るくて優しくて本当に素敵な子でした。みんなのことはずっと忘れないよ。