これは、かき氷ではなく、ラーメンです。(笑)誰もが知っている有名ラーメンチェーンの流れを汲む、私の行きつけのラーメン屋の裏メニューであります。先日、ザクマシンガン山田君の後輩芸人、Sony Music Artists所属(天下のSonyがお笑い事務所までやっているとは驚きです。)『TWOトップ』(http://heet-project.com/profile/twotop/index.html)のヒロ君と盛り上がりついでに、「今度ライブあったら観にいくよ。」っと軽いノリで言った(社交辞令。笑)私は、ちゃんと言葉通りに彼のライブをこっそり観に行きました。タレントさんがとにかく多くて、すごく長いライブでした。『TWOトップ』はテンポが良くて面白かったので私も投票しましたが、大勢の芸人の中で3位でした。ライブが終わって声をかけるとヒロ君が「本当に来てくれたんですか!?嬉しいっす。お電話くれたら迎えに行きましたのに。」とびっくりしてました。帰りの方面が同じだったため、ライブ後彼らが長時間マネージャーさんに説教されているのをずっと待ち続け(一時間半。笑)、我々は一緒に帰りました。「お疲れさん。腹減ったろ?」「減りましたー!」「ラーメンでも喰う?」「いいっすねー!」そしてラーメン屋に到着。「ヒロは相当喰えるだろ?」「ガンガン喰えますよ。」「じゃあ、野菜増し増し注文しな。」「うっす!」店員さんが、「うちは相当量多いですけど、大丈夫ですか?」っと念を押してきました。「大丈夫です!」とヒロ君が答えた直後、尋常じゃない量のキャベツともやしがかき氷のように盛られたラーメンが。ヒロ君の目が一瞬ひるんだのを私は見逃しませんでした。(笑)
空腹だっただけあって、勢いよくひたすら野菜を食べるヒロ君。20分後、かなり野菜が減り、彼は初めてラーメンに到達しました。(笑)この時すでに満腹で、どう見ても美味しいラーメンを食べている顔には見えません。(笑)そしてなんとか野菜を食べ終わり、念願のラーメンに到達した時、そこにはスープを吸いまくって巨大化したうどんのような麺が大量に伸びきっていました。「ヒロ、頑張れよ。」「うっす。」「手を休めんな。終電無くすぞ。」「うっす。」「喰えるっつったじゃねえか。根性だせよ。(なんでラーメン食べんのに根性がいるのかわかりませんが。笑)」「うっす。」そのうち、本当に彼の終電がなくなりそうになり、彼のあまりの苦悶の表情が可哀そうになったため、店員さんに私から謝罪して、退散しました。
「ヒロ、俺はいいから走って早く電車に乗れ。」「うっすぅ。」とヒロ君はヨタヨタしながら駅へ向かいましたが、結局歩いて行った私に追いつかれるほどのスピードでした。そして、タッチの差で終電を逃しました。(笑)私は一度見てみたかったこの店の野菜増し増しを彼を利用して試せたこと(以前店員に同じように聞かれて私は勇気ある撤退をしました。笑)、そして若い彼に「タダより怖いものはない。」という人生訓を教えられたことに満足し、タクシー代を渡して先に電車を降りました。
よくよく話してみると彼は私と家も近く、身長182cmでキックボクシングをやっていたとのこと。最近、一番仲の良い某お経芸人に「誰でも簡単にファミリー(芸人会)に入れるのは止めてくださいよ。きりがないっすよ。」と怒られ、反省しているところであります。(笑)っというわけでヒロ君は久々のKFCの練習生として、道場に来てもらうことになりました。(笑)きっといいスパーリングパートナーに成長してくれることと思います。ヒロ君、期待してるよ。(笑)もちろん芸人としてもね。