ヒト（♂）がタニン（♀）になりたいと思う瞬間（とき）？

【俺は、自分が一番なりたくない人間になってしまった‥‥】


そう、この感情、すごい解る。
良い歳になったら結婚して適度に子供がいて‥‥みたいな、大昔の感覚であれば、そんな“当たり前”のような幸せも手に出来ていない自分。
仕事だって成功してるとは言い難い。

こんなハズじゃなかったのに‥‥
と、自分以外の周りの人々が、みんな幸せに見えて仕方なく、常に『いいなぁ』が口癖の主人公‥‥

まるで、私の映し鏡ｗｗ

今熱い？シェアハウスを舞台とする「新章」が始まったらしい週刊スピリッツ【ジャガーン】の主人公・宿（やどり）に、いたく共感してしまった筆者であります。

まぁこの道を歩んでしまった‥こんな人生を選んでしてしまったのも自らに課せられた「宿命」であるのだと、今の私であれば割り切って生きていくこともできますが、まだ若い宿君はそうもいかず、終始絶望気味↓↓


【例えば　もし俺が---】
【この子みたくキラキラした人間だったら、世界はもっと、輝いて見えたりすんのかな‥‥】

【羨ましいな‥‥】



（Ｃ）週刊ビッグコミックスピリッツ 2018年28号【デジタル版限定グラビア増量「尾崎由香」】（2018年6月11日発売） [雑誌]


“愛されキャラ”の愛理みたいに、俺もなりたい。
そして、歯止めがきかなくなった宿はついに---


‥ありましたよねぇ。若かりし頃の自分にも、こうしたＴＳの“動機”。ある種の逃避型、または「自己否定型」ともいいますか（＾＾；
ドラゴンクエスト3だったかな。『ピチピチギャルになってチヤホヤされたひ』とか、ほざいていたジジイがおったけれど、感覚としてはアレに近いのかもｗｗ
オンナになってどうのこうのより、ただ色んな人から愛されてみたい！！といった感情は、たしかに以前の私にもありました。

だから彼の気持ちもよく理解できたし、その“対象”となった相手の選び方も実に的を射ています。
人気者と不人気者‥‥将来がある者とない者‥‥周りを明るくする者とそうでない者‥‥極めつけとなるのは男と、オンナ‥‥。
すべてが“真逆”の愛理へ愛情を抱くよりも前に、いや、いだいたところで手に入らないのは自分がいちばんよく解っているから、いっそのこと俺はもう『彼女自身になりたい』
‥そう思う心も、筆者の中ではごく自然のようにも感じます。


物語はまだ始まったばかりで、エロスも含め、今後どのような展開を見せていくのは分かりませんが、早々に感情を揺さぶられました。
あ～“自分やめて”他人（愛され美女）になりてーと思ったこと、私も数知れず。実現可能な漫画の世界が、羨ましいな‥‥ｗ


※【ジャガーン】情報提供いただきました。ありがとうございます。引き続き新情報お待ち申し上げております（笑）