今月上旬、都内某所で橋本マナミ嬢の撮影シーンに、偶然出くわしました。
残念ながら色っぽいやつとかではなく、流行りの「街ブラ」みたいな様子でしたね。
若いイケメン俳優と、ごく自然にデートを愉しみながら、それをカメラが追っていく感じ。
えぇ、たしかにファッショナブルで綺麗なお方でしたよ。
でもこのマナミ嬢‥‥ちまたでは『国民の愛人』などとも呼ばれているそうで?
若干“キャラ”の被る?壇蜜(34)が、彼女の台頭をあまり快く思っていないと訊いたのですが、本当なんですかねぇ...
私自身はもう、完全に「蜜派」。あくまで愛人にするなら、の話ね。
‥といいますのも以前、中河与一(1897~1994)さんという方が書いた「天の夕顔」という書物を読み、深い感銘を受けたことがありました。
この物語の主人公が自分より7つ年上の“人妻”を熱烈に愛してしまうのですが、彼女の艶めかしい仕草や言動といったものがヒっジョ~に、蜜様っぽい!たとえば‥こんなの?
『わたくし何かだるくなったわ』 ※第二章より
『どうしてあなたは人妻であるわたくしに求めなければならないのでしょう、それがわたくしたちを破滅さすことをお考えにならないのでしょうか』 ※第四章より
『わたくしはあなたのことをいつも祈りつづけてまいりました。けれどわたくしは、何かの摂理に従うよりほかに今は道がなくなっているのでございます』 ※同上
ね、どちらかといえば、そうでしょう?
月9に出ていてもおかしくはないマナミ嬢よりも、容易にその映像が目に浮かんでくるのは、昼ドラの似合う、かつ文系な お蜜の方ですw
‥もっともこの小説自体、今から70年以上前に書かれたもので、当時の人の多くはこういった言葉づかいをされていた可能性もありますけれど。
ただ、人妻の容貌についても小説では詳しく記されており、
【眉と眼の間が近く、頬から顎にかけての線の美しさが、少し大きめな木彫のような唇と調和して、その横顔を何ともいえず気高くし、それが何かの動作で動くと、かえって今にもくずれそうな風情を感じさせるのでした】
【あの人の話し声は含んだような低いアルトで、身体つきに少しばかり思いあまったような猫背があって、ことに腰から下が長く、それらが何ともいえず女らしい姿に思われるのでした】 (※ともに第二章)
と、こうあります。そんな奥様を一言で表すなら「妖艶」というお言葉が、相応しいのでしょうか。
“わたくし”には、壇蜜以外考えられない‥。橋本マナミ嬢には、まだ“現代人”の匂いがする‥。
蜜様をテレビで拝見するたび、「天の夕顔」に登場する奥様を想い、都度、想像を張りめぐらせてみるのです。
小説では、二人が愛し合っていたのは確かなようですが、ついに“一線”を越えることはありませんでした。
「心の繋がり」だけを信じ、いつかの日か、互いが結ばれるをの願い続けていた主人公。
奥様のガードが想像以上にお固く、ヤキモキした日もさぞあったでしょうが、出逢いから23年....
生涯純愛を貫き通した彼にもまた、自らを当てはめてみるのでした。(んなわけないw)
残念ながら色っぽいやつとかではなく、流行りの「街ブラ」みたいな様子でしたね。
若いイケメン俳優と、ごく自然にデートを愉しみながら、それをカメラが追っていく感じ。
えぇ、たしかにファッショナブルで綺麗なお方でしたよ。
でもこのマナミ嬢‥‥ちまたでは『国民の愛人』などとも呼ばれているそうで?
若干“キャラ”の被る?壇蜜(34)が、彼女の台頭をあまり快く思っていないと訊いたのですが、本当なんですかねぇ...
私自身はもう、完全に「蜜派」。あくまで愛人にするなら、の話ね。
‥といいますのも以前、中河与一(1897~1994)さんという方が書いた「天の夕顔」という書物を読み、深い感銘を受けたことがありました。
この物語の主人公が自分より7つ年上の“人妻”を熱烈に愛してしまうのですが、彼女の艶めかしい仕草や言動といったものがヒっジョ~に、蜜様っぽい!たとえば‥こんなの?
『わたくし何かだるくなったわ』 ※第二章より
『どうしてあなたは人妻であるわたくしに求めなければならないのでしょう、それがわたくしたちを破滅さすことをお考えにならないのでしょうか』 ※第四章より
『わたくしはあなたのことをいつも祈りつづけてまいりました。けれどわたくしは、何かの摂理に従うよりほかに今は道がなくなっているのでございます』 ※同上
ね、どちらかといえば、そうでしょう?
月9に出ていてもおかしくはないマナミ嬢よりも、容易にその映像が目に浮かんでくるのは、昼ドラの似合う、かつ文系な お蜜の方ですw
‥もっともこの小説自体、今から70年以上前に書かれたもので、当時の人の多くはこういった言葉づかいをされていた可能性もありますけれど。
ただ、人妻の容貌についても小説では詳しく記されており、
【眉と眼の間が近く、頬から顎にかけての線の美しさが、少し大きめな木彫のような唇と調和して、その横顔を何ともいえず気高くし、それが何かの動作で動くと、かえって今にもくずれそうな風情を感じさせるのでした】
【あの人の話し声は含んだような低いアルトで、身体つきに少しばかり思いあまったような猫背があって、ことに腰から下が長く、それらが何ともいえず女らしい姿に思われるのでした】 (※ともに第二章)
と、こうあります。そんな奥様を一言で表すなら「妖艶」というお言葉が、相応しいのでしょうか。
“わたくし”には、壇蜜以外考えられない‥。橋本マナミ嬢には、まだ“現代人”の匂いがする‥。
蜜様をテレビで拝見するたび、「天の夕顔」に登場する奥様を想い、都度、想像を張りめぐらせてみるのです。
小説では、二人が愛し合っていたのは確かなようですが、ついに“一線”を越えることはありませんでした。
「心の繋がり」だけを信じ、いつかの日か、互いが結ばれるをの願い続けていた主人公。
奥様のガードが想像以上にお固く、ヤキモキした日もさぞあったでしょうが、出逢いから23年....
生涯純愛を貫き通した彼にもまた、自らを当てはめてみるのでした。(んなわけないw)