T‐STYLE

ここは性転換、入れ替わり・憑依・変身モノ等を扱った作品を好む人達秘密の花園です☆
興味がある人は是非お立ち寄り下さい☆

純愛ロマンス

2015-11-25 11:18:01 | キラのつぶやき
今月上旬、都内某所で橋本マナミ嬢の撮影シーンに、偶然出くわしました。


残念ながら色っぽいやつとかではなく、流行りの「街ブラ」みたいな様子でしたね。
若いイケメン俳優と、ごく自然にデートを愉しみながら、それをカメラが追っていく感じ。
えぇ、たしかにファッショナブルで綺麗なお方でしたよ。

でもこのマナミ嬢‥‥ちまたでは『国民の愛人』などとも呼ばれているそうで?
若干“キャラ”の被る?壇蜜(34)が、彼女の台頭をあまり快く思っていないと訊いたのですが、本当なんですかねぇ...


私自身はもう、完全に「蜜派」。あくまで愛人にするなら、の話ね。
‥といいますのも以前、中河与一(1897~1994)さんという方が書いた「天の夕顔」という書物を読み、深い感銘を受けたことがありました。




この物語の主人公が自分より7つ年上の“人妻”を熱烈に愛してしまうのですが、彼女の艶めかしい仕草や言動といったものがヒっジョ~に、蜜様っぽい!たとえば‥こんなの?


『わたくし何かだるくなったわ』 ※第二章より

『どうしてあなたは人妻であるわたくしに求めなければならないのでしょう、それがわたくしたちを破滅さすことをお考えにならないのでしょうか』 ※第四章より

『わたくしはあなたのことをいつも祈りつづけてまいりました。けれどわたくしは、何かの摂理に従うよりほかに今は道がなくなっているのでございます』 ※同上


ね、どちらかといえば、そうでしょう?
月9に出ていてもおかしくはないマナミ嬢よりも、容易にその映像が目に浮かんでくるのは、昼ドラの似合う、かつ文系な お蜜の方ですw

‥もっともこの小説自体、今から70年以上前に書かれたもので、当時の人の多くはこういった言葉づかいをされていた可能性もありますけれど。

ただ、人妻の容貌についても小説では詳しく記されており、

【眉と眼の間が近く、頬から顎にかけての線の美しさが、少し大きめな木彫のような唇と調和して、その横顔を何ともいえず気高くし、それが何かの動作で動くと、かえって今にもくずれそうな風情を感じさせるのでした】

【あの人の話し声は含んだような低いアルトで、身体つきに少しばかり思いあまったような猫背があって、ことに腰から下が長く、それらが何ともいえず女らしい姿に思われるのでした】 (※ともに第二章)

と、こうあります。そんな奥様を一言で表すなら「妖艶」というお言葉が、相応しいのでしょうか。


“わたくし”には、壇蜜以外考えられない‥。橋本マナミ嬢には、まだ“現代人”の匂いがする‥。
蜜様をテレビで拝見するたび、「天の夕顔」に登場する奥様を想い、都度、想像を張りめぐらせてみるのです。


壇蜜日記 0(ゼロ)【文春e-Books】


小説では、二人が愛し合っていたのは確かなようですが、ついに“一線”を越えることはありませんでした。
「心の繋がり」だけを信じ、いつかの日か、互いが結ばれるをの願い続けていた主人公。
奥様のガードが想像以上にお固く、ヤキモキした日もさぞあったでしょうが、出逢いから23年....

生涯純愛を貫き通した彼にもまた、自らを当てはめてみるのでした。(んなわけないw)

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「男の娘」の意外な盲点?

2015-11-17 22:22:22 | キラのつぶやき
「上原亜衣、来春までの活動をもって引退!」って、マジですか。
過去に「レズれるDVD」で“名演技”を我々に披露してくれた亜衣ちゃん。
せめてもう1回、TS系出演作品拝んで見たかったんですけど‥‥。今度は正真正銘の、男が女になるパターンでさw


このニュースにも驚きました。【「男の娘」キャラ増える背景】。何に一番驚いたって、これがヤフーのトップでっせ(笑)

てか今そうなの?男の娘ブーム、どんだけ~!ですよ。本当‥。
最近みんなオープンなんだねぇ。私らの頃は外出なんかもっての他。家でひっそりと‥という方がほとんどだったと思うんだけど。

まったくもって良い時代になったのか、そうでなくなったのかは‥客観的には判断できませぬが、個人の趣味で愉しむ分ならいくらでも良いと思います。
‥なので!お願いだからその姿でヘンなところ忍び込んだり、そういった犯罪まがいのことは絶対にやめてください。全国にいる男の娘たちに、どうか肩身の狭い思いだけはさせないで^^;


男の娘の先駆け的な?「女装男子」であった、かつての私も、もちろん外出をした経験はあります。
‥これ、まだ誰にも言ったことがなかったのですけど、ひとつ、ある悩みを抱えていたんですよね。

♀化した自分にエクスタシーを感じてしまい、時おり“立って”きてしまうんです。ムクムクと(笑)
ヤバいじゃないですか?まがりなりにも格好は女子なのに、あの部分が異様に膨らんでいたら!

だからそれを隠そうとして焦ったり、必死になって他のことを考えようとしましたよ^^;
現代の男の娘の皆さんは、そういった経験はないのでしょうか。‥昭和生まれのあたいだけ?w

自分の場合は外出時よりも、実は「変身過程」にあったときが、もっとも興奮状態にありました。
男から女へ‥だんだんと変わっていく様が快感で。
もう、この辺は極めてTS的な心理といえますよね。

ただ実際に、芸人さんがコントなどで女装をした際、そっちに“目覚めてしまう”方も、いるのだそうです。
幼年期からある「変身願望」を“リアル”に叶えるには、女性化‥すなわち女装が私たちの一番身近なところにありますものね。なんだかんだで。

ときの流れとともに、比較的女装がしやすい環境となり、そして何より、周囲に理解を持つ人も増え始めた‥。
人口増加はむしろ、必然なのかもしれません。

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祝・メジャー?「部分TS」の怪

2015-11-06 00:50:38 | キラのつぶやき
今年、芥川賞を受賞した又吉直樹さんの『火花』が、すでに200万部以上を売ったそうです...


本が売れないと言われるこの時代で、200万部とは。10万でも凄いのに!まさにケタ違いの部数です。
これだけ話題になっているので、とうとう私も手に取って読んでみましたよ~。
率直な感想を申し上げますと‥‥


なかなか、よかった!


いや、個人的には“だいぶ”良かったかもしれません。
‥ほら「著者の本業が芸人だから」とか、色眼鏡な目で見られ、賞を取ってからもあまり肯定的な意見は訊かなかったので、若干ハードルを下げていたことを差し引いても、十分、私の読書欲は満たされましたね。

『火花』を巷でいう“純文学”と呼べるのかは、少し微妙なところですが、裏返せばそれほど難解な語句や表現の仕方もなかったりで、本当にサクッ読めちゃうし。万人ウケするということにおいては、その点も功を奏したのではないでしょうか。



火花


同じ芥川賞を受賞なら、比較的最近のものでいうと西村賢太氏の『苦役列車』は読みました。風俗発言で一躍時の人となったw
『火花』も決して明るい作風ではないのですが、西村氏のに比べると、まだ「希望」が感じられるというか‥。あちらは何か、終始“鬱っぽい”感じでしたから(苦笑)

又吉さんが描いた主人公・徳永という青年には、前向きな姿勢・ポジティブな思考が見られます。それでも苦役列車の貫太よりかは‥くらいの程度なのですがw
ただ、どちらの作品も暗めだったのはたしかで(且つやや下品)、こういった作風がもし仮に、芥川賞にノミネートされやすいのだとしたら‥‥自分もトライしてみようかな。これまでほんっっとに、ダークな恋愛しかしてきていないからさ^^;


徳永は本当にもう、リアルの“又吉さんそのもの”って感じの印象で、彼が師匠と慕う神谷という登場人物が、なぜか不思議と、自分は小籔千豊さんを連想させました。
作中の神谷が関西弁で芸人だったということもあるのですが、テイストが非常に“小籔チック”なんです。この辺は読んでみないと伝わってこないと思いますが、まぁ小籔(笑)。‥たぶん、モデルとなった方が、他にいらしたんでしょうけどね。


ここでの通称「小籔」が章の最後‥‥誰もが仰天する、奇妙な行動を起こします。
オチにも当たるこの箇所を、読んでいない人のために本当は言うべきではないのですが‥‥すみません、書かせてください!なぜならそれこそが、当ブログの趣旨にも相応しいと思える?行動だったからです。


な、なんと!

小籔が笑いを獲るためだけに、「乳」つけます。しかも、美巨乳(爆)
リアルにですよ。考えられます?性転換したわけでなく、ただ“胸だけ”を女性のように、体内にシリコンを入れて、膨らませたのです。

想像してみてください。胸部以外は、おそらく小籔風な、フツーなおっさんなんですよ。
‥これは、いくらなんでも「リスクあり」 でしょう。ねぇ?同業者の皆さんw

芸のためとはいえ、壇上で“生乳”を披露するわけにもいかないだろうし、「何も手術をしてまで」正直そう思ってしまいます。‥惜しいなぁ。発想自体はホントに好きなんだけど、彼はシリコンパッドという、優れた代物の存在は知らなかったのでしょうか(笑)


‥そんなわけで、また別の角度から『火花』を愉しむこともできた“オッパイ星人”が、ここにいたのだとさww


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