「自棄」はいたしません？

今週号は「愛理編」が再開.....


あまりの彼女の“変わりっぷり”から1週、どこかで読み飛ばしてしまったのかと思いました（＾＾；
同居人の淳平から告白をされて、どうやら、幾らか時間が経ってからを描いたもののようです。

男と付き合うなんて冗談じゃない！
カレから嫌われるため、それと体調不良も手伝っていたらしく、いつになくお下劣な愛理ちゃん。
読者も躊躇うほどなのだから、カレの方も、さぞドン引きするかと思いきや、意外に意気投合をしてしまう二人はデートする運びに‥‥

淳平の人柄に触れていくたび、身だけでなくココロまで「女性化」していく様は、今まで以上に克明。
「♂＜♀」 本物のオンナ、愛理に近づいていくのは、すなわち“元の自分”を失くしてしまうことでもあります。

これに対して次第に恐怖感を覚え始めた宿（やどり）。
しかし、本人も予想だにしなかった展開がラストに待ち受けていて、おもわず----



（Ｃ）週刊ビッグコミックスピリッツ 2018年40号【デジタル版限定グラビア増量「沖田愛加」】（2018年9月3日発売） [雑誌]


といった感じ？ 大まかにですが。
意外にも、この宿くん。愛理のような人間になるのを憧れてはいたけれど、自分自身でなくなるのには、いささか抵抗があった模様。

まぁ、この辺りの心理はたしかに微妙で、ベースとなる男の人格があるからこそ、優越感や快感を抱くのでしょうしね。
“完全に”愛理ちゃんになってしまったら、それこそ自分自身が彼女に身体を乗っ取られたようなカタチにもなるわけで。
やはり、オトコの意識があってこそのＴＳＦ。これがあるから面白いのだし、当作品も、そこの部分は失われてほしくありません（笑）
‥何かコトが始まりそうな勢いだったけど、愛理の体ｉｎ宿くんの自我は、大丈夫か？ｗ


終盤の欄外に記されていた、とある偉人の名言。
筆者も初めて知ったのですが、深～いそのお言葉に、↑の件も踏まえて、なかなか考えさせられましたね‥。