実録「美幸」との心理戦3ｗｗ

私が既婚者（仮）と知り、気品漂う美幸が、今後どのように“変貌”していくのか‥‥
昼ドラのごとく、ドロドロな様相を呈していくのを、ひそかに目論んでいた私の期待は、見事に裏切られました。


美幸：そうなんですね♪これから、楽しい時間をたくさん作っていきましょうね♪
一応、私は、お盆は親戚巡りとかお墓参りもあるのですが、キラさんは、いつまでお盆ですか？


そうなんですね♪ とな？？

なんという余裕‥‥。
しかも、これから楽しい時間をたくさん作っていこうとは「不倫上等」な塩梅？！ メンヘラ？あるいは究極なＫＹ人物設定なのか...


はい‥。こちらからのメッセージは読んでいないこと、決定ですね（＾＾；
そもそも噛み合っておりませんｗ ‥当方の独身を想定していたうえで、おそらく、マニュアル通りに打ちこんだだけなのでしょう。
まったく、もうちょっと愉しませてほしかったのですが。

‥この自称・美幸という♀は、文学好きか何かなのでしょうか？
『一応、私は、』といったあたりの、タメに用いる読点の使い方が、なかなか絶妙でして、個人的に太宰治を連想させました（笑）
しかし、仮に文学好きであったとしても、私を失望させたことに、変わりはありません。


当然のごとく返信せずにいると、お決まりの“催促”メッセージが、ふたたび美幸から送られてきました。


美幸：美幸です。こんにちは♪連絡がないので連絡してみました（笑）
のんびり過ごせていますか？


こんな人（サクラ）を観察対象に選んだ私が悪かったのだと、適当に、ずっと仕事だった旨を伝えて、美幸との関係にもそろそろ終止符を打とうかと考えていた矢先、こんなメッセージが‥


美幸：なるほど♪理解しました。
私、お盆中はバタバタしているので、会うのはお盆後になりそうですけど、○○日以降だと、キラさんは、いつが空いてますか？


会うのを前提でいたのは、このとき初めて知ったし、百歩譲っていつか会うんだとしても（笑）、いささか展開が早すぎるだろうと（＾＾；
アンタもその道で生きている人（サクラ）なら、そこら辺、もう少しうまく繋いでいってほしい‥というのが、私の本音であります。

あまりに唐突な展開と下手すぎる芝居に、怒りすら覚えた私は、この際ＰＣの向こう側にいる美幸を、とことん困らせてやろうと「攻め」に転じることにしました。


逆襲にでたものの、予想外の展開‥。
まさか、互いの立場が逆転するような事態が起きてしまうとは、まだこの時点では知る由もありませんでした。 【続く】


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