福田ちえのときどき日記

日々の活動や雑感を掲載いたします。

「連合栃木 2010 春季生活闘争 総決起集会」 が行われました

2010年03月06日 | 活動報告
                         (写真は別の集会のものです)


◆「連合栃木 2010 春季生活闘争 総決起集会」 が行われました。

場所は、宇都宮市オリオンスクウェア。
朝から雨がパラつくあいにくの天気でしたが、集会には、連合栃木や各産別の労組メンバーらが1500人あまり、そして 「連合」 の推薦をいただいたている各級議員約20人が集結しました。

◆今年の 「春闘」 の柱となるテーマは、

・すべての労働者を対象とした、賃金、労働時間等の労働条件の改善
・非正規労働者の労働条件の改善
・下落・低迷に歯止めがかからない賃金水準の維持向上
・すべての組合での賃金カーブの維持
・大手と中小の格差是正   

などです。

これらを 「宣言・集会アピール」 として掲げたほか、

◆併せて 「3.8 国際女性デー アピール」 を実施。

働く場所にまだまだ残る 「事実上の男女間格差」 という不合理な待遇の解消に向けて、労使交渉の場に これまで以上に多くの女性が参画していける環境づくりへの取り組みを確認しました。

◆そしてもうひとつが、今夏の 「参議院選挙の必勝決議」。
選挙まであと4ヵ月となった来る参院選では、格差を是正して生活の安心を取り戻すため、昨年の衆院選に続く働く者の闘いであることを皆で確認しました。

昨年の衆院選勝利で 初めて現実のものとなった 「政権交代」。

長期間政権交代がない中で積ったあらゆる不条理を洗い出し、国民不在の政策にブレーキをかけることができるところにまで ようやくたどり着けたわけですが、

弱い者いじめの政治を止めるため、
汗して働く者の生活と労働環境を守るため、
そして、将来の不安を解消して暮らしやすい世の中をつくるため、

格差社会の拡大をもたらした前政権勢力の巻き返しに負けないで、
もう一度 「市民が改革の声をあげる 希望の1票」 を投じなければならない と、
参加者全員が一体となって 力強く気勢を上げました。


◆今の日本の最大の心配ごとは…、
不景気などにみる元気のなさ、 それと 将来が見えづらいこと。

景気低迷やデフレの大きな要因のひとつは、個人消費が上向かないから、
つまり個人が物を買わないからです。
よく言う 「負のスパイラル (連鎖)」 です。

なぜ 「財布のひもが堅い」 かといえば、やはり 「将来に対する不安」 が大きいから…でしょう。

◆ここのところ 人が集まれば始まる 「話のタネ」 といえば…、

給料がもう何年も増えないままだが、この先もこのままなんだろうか?
勤めている会社の業績が芳しくないが、人員整理の対象にならないだろうか?
会社が近い将来 倒産することはないだろうか?
病気をしたら、生活していけるだろうか?
老後の蓄えが乏しいが、ふつうの暮らしはできるだろうか? 要介護になったらどうしよう。
たのみの年金が破綻することはないだろうか?
国や地方の借金が膨らみ続けているが、大規模な増税はいつあるのだろうか?  etc.

◆こういった 「不安のタネ」 が 財布のひもを堅くし、将来に向けた蓄財や節約や倹約を意識させますから、消費は低迷 (物が売れない) するわけです。

労働条件の改善も、景気の回復が大きな前提になるわけですが、

「将来の不安のタネを ひとつづつ 摘み取ること」 こそ政治・行政に期待されるところでしょう。

◆今年の春闘も、働く仲間たちの多くが、例年になく大きな関心を持っています。

史上最高益を更新し続けている企業でも、利益の分配は依然として株主や役員に厚くて、
連続して労働者への利益分配率が下がり続けているといった流れに歯止めをかけることが望まれるところです。



 「福田ちえ」ホームページ http://www.f-chie.jp 

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