「LRT(次世代型路面電車)を考える会」発足式に参加しました。
250人規模の会になりました。宇都宮中心部へのLRT導入計画について、慎重派、反対派の方々の意見集約・交換をする組織が作られたことになります。
参加者(Tさん)から、
「反対、白紙撤回の意思をもっと明確にすべき。
導入推進派は、仕事・お金が懐に入るから必死で運動している。
流暢に構えている間にどんどん計画が進んでしまう。
いつだって気がついたら我々市民はやられているんだ。」
といったの意見が出されたことから、緊急発起人会が開かれ、会の名称を 「LRTを反対する会」 に急きょ変更するといった展開となりました。
その後も熱い異論や不安など切実な意見が続出しました。
現在、県と市が設けた「新交通システム導入課題検討委員会」が様々なシミュレーションを行なっていて、年内にも成果をまとめるとのこと。
「LRTを反対する会」側でも、年明けをめどに採算性などの詳細な調査検討結果がまとめられる予定です。
○推進派の方々の多くは、LRTのメリットを次のように理解しているようです。
・中心市街地に人と活気が戻り、街を魅力あるものに大きく変える力になる
・LRTは高齢者が安心できる移動手段である
・排出ガスがないので環境にいい
・大勢が利用し、交通渋滞の解消につながる などなど
どれも夢のある投資効果です。
○これに対し慎重・反対派は、
・郊外から人を呼び戻そうとするなら、LRT導入による中心市街地の自家用車乗り入れ規制により、来訪者の一層の減少が懸念される
・人が街なかへ繰りだすにはバス(自家用車)とLRTの乗り換えが必要になり、特に高齢者などの移動にあたっての負担が増すなど非効率化は確実である
・すでにバスという公共交通機関が存在しているが、LRT導入によって不採算路線の廃止が加速され、不便地域がさらに拡大する恐れがある
・高齢化社会に求められるのは、公共交通が無い地域の県民の足確保対策であり、きめ細かに公共交通網を巡らし直すことに対策を講じるべき
・環境対策バス(燃料電池バス、天然ガスバスなど)の全国各地での導入が進んでいる。環境対策はLRT以外でもはるかに少ない経費で対応可能である
・先進地域の反省からも、車利用を減少させる効果策にはとうていなりえない
・LRT整備路線は道路幅員が縮小されることから、むしろ交通渋滞を引き起こしかねない
・東部地区(市街~清原工業団地)の渋滞対策は、新たな渡架橋(柳田大橋上流)が整備されつつあり、また野高谷交差点改良、時差出勤の拡充などにより着々と解消されつつある。同地に働く15000人の意識調査でも、LRT利用は17%と低い
など、「導入にむけた、明確で合理的で納得いく意義が見つからない」としました。
○「あんな素敵な乗り物、あったらいいなぁ・・・」では済まされません。
巨額の県民・市民の財政負担が必至な大規模公共事業です。
初期投資も巨額なら、後々の不採算でツケを払わされるのも県民・市民です。
導入に反対する市民が多くいます。
導入の是非を県民・市民が判断する材料があまりに少なすぎます。
まだまだ検証すべき項目が多い課題ですし、じっくり時間をかけて議論して、
「負の遺産づくり」だけは避けたいものです。
市民のくらしとおよそかけ離れ、一部の利権者が先導して無理やり実施する大規模公共事業であってはなりません。
財政難の時代、急いですすめる必要はまったくありませんし・・・。
税金の使い道を、市民のくらし、福祉、教育を最重点に考えれば、優先すべき事業はいくらでもあると思います。
世話人会の皆さんのご活躍に期待しております。
ホームページ http://www.f-chie.jp
250人規模の会になりました。宇都宮中心部へのLRT導入計画について、慎重派、反対派の方々の意見集約・交換をする組織が作られたことになります。
参加者(Tさん)から、
「反対、白紙撤回の意思をもっと明確にすべき。
導入推進派は、仕事・お金が懐に入るから必死で運動している。
流暢に構えている間にどんどん計画が進んでしまう。
いつだって気がついたら我々市民はやられているんだ。」
といったの意見が出されたことから、緊急発起人会が開かれ、会の名称を 「LRTを反対する会」 に急きょ変更するといった展開となりました。
その後も熱い異論や不安など切実な意見が続出しました。
現在、県と市が設けた「新交通システム導入課題検討委員会」が様々なシミュレーションを行なっていて、年内にも成果をまとめるとのこと。
「LRTを反対する会」側でも、年明けをめどに採算性などの詳細な調査検討結果がまとめられる予定です。
○推進派の方々の多くは、LRTのメリットを次のように理解しているようです。
・中心市街地に人と活気が戻り、街を魅力あるものに大きく変える力になる
・LRTは高齢者が安心できる移動手段である
・排出ガスがないので環境にいい
・大勢が利用し、交通渋滞の解消につながる などなど
どれも夢のある投資効果です。
○これに対し慎重・反対派は、
・郊外から人を呼び戻そうとするなら、LRT導入による中心市街地の自家用車乗り入れ規制により、来訪者の一層の減少が懸念される
・人が街なかへ繰りだすにはバス(自家用車)とLRTの乗り換えが必要になり、特に高齢者などの移動にあたっての負担が増すなど非効率化は確実である
・すでにバスという公共交通機関が存在しているが、LRT導入によって不採算路線の廃止が加速され、不便地域がさらに拡大する恐れがある
・高齢化社会に求められるのは、公共交通が無い地域の県民の足確保対策であり、きめ細かに公共交通網を巡らし直すことに対策を講じるべき
・環境対策バス(燃料電池バス、天然ガスバスなど)の全国各地での導入が進んでいる。環境対策はLRT以外でもはるかに少ない経費で対応可能である
・先進地域の反省からも、車利用を減少させる効果策にはとうていなりえない
・LRT整備路線は道路幅員が縮小されることから、むしろ交通渋滞を引き起こしかねない
・東部地区(市街~清原工業団地)の渋滞対策は、新たな渡架橋(柳田大橋上流)が整備されつつあり、また野高谷交差点改良、時差出勤の拡充などにより着々と解消されつつある。同地に働く15000人の意識調査でも、LRT利用は17%と低い
など、「導入にむけた、明確で合理的で納得いく意義が見つからない」としました。
○「あんな素敵な乗り物、あったらいいなぁ・・・」では済まされません。
巨額の県民・市民の財政負担が必至な大規模公共事業です。
初期投資も巨額なら、後々の不採算でツケを払わされるのも県民・市民です。
導入に反対する市民が多くいます。
導入の是非を県民・市民が判断する材料があまりに少なすぎます。
まだまだ検証すべき項目が多い課題ですし、じっくり時間をかけて議論して、
「負の遺産づくり」だけは避けたいものです。
市民のくらしとおよそかけ離れ、一部の利権者が先導して無理やり実施する大規模公共事業であってはなりません。
財政難の時代、急いですすめる必要はまったくありませんし・・・。
税金の使い道を、市民のくらし、福祉、教育を最重点に考えれば、優先すべき事業はいくらでもあると思います。
世話人会の皆さんのご活躍に期待しております。
ホームページ http://www.f-chie.jp