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合成語のアクセントについて②

2010年06月16日 | Weblog

法律名もアクセントの判断が難しいものです。例えば「道路交通法」ですが、一つは“道路”と“交通法”を分けて合成するアクセントです。それですと、“道路”が頭高型で“交通法”は平板型、これをそのまま繋げるものです。もう一つは“道路”も平板型にして、全体を平板型で構成する“道路交通法”です。法則を意味合いから探ってみると、前者は「道路の交通に関する法律」のアクセントであり、後者は「道路交通に関する法律」ということではないかと考えます。微妙な判断ですね。では「民事再生法」はどうでしょう。“民事”と“再生”をどう判断するかということですが、“民事”を頭高型にすれば「民事で再生するための法律」ということになり、“民事”を平板型にすれば「民事再生のための法律」という判断です。特に決まりはないのでどちらのアクセントでも良い、というのが私の判断ですが、私個人としては両方の言葉とも頭高で始まるアクセントで仕事にあたっています。さて「ホテルニューオータニ」「ホテルオークラ」のアクセントはどちらでしょうか?それは、また次回に・・・。

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