ナレーター・アナウンサー養成塾

ナレーターとアナウンサーの養成と、現役プロのスキルアップの為の塾です。

チョイと間が空きました・・・

2009年07月08日 | Weblog

実に、二ヶ月ぶりのブログ書き込みです。ちょいとバタバタしていたものですから・・・何をって?例えば先月は、日本テレビ系列局の関東中部ブロック・アナウンス研修会に講師を務めて参りました。日本テレビをはじめ、中京テレビ、静岡第一テレビ、テレビ信州、テレビ金沢、北日本放送、福井放送、新潟テレビ放送網、山梨放送の各局からアナウンサーが1~2名参加し、ナレーションの勉強をするというもの。私が企画したのは「能の謡と語りを学ぶ」として、知人のシテ方・喜多流の能楽師に教えを請うという内容でした。さて、実際の出来はどうだったかというと・・・少し難しかったかもね。私の携わっているナレーションというのは“日本語”でのものです。日本語を駆使して表現に結びつけるのですが、その日本語の動きは“伝統芸能”に学ぶ点がとても大きいのです。もちろん歌舞伎や落語、講談といったものも同様に学ぶ点は多いのですが、何といっても古い歴史は“能”であります。特に“能”は、母音の出し方とその音域の幅を使うということで、ナレーションにつながっているのではと、前々から考えていることでした。で、その母音の“音(オン)”を狙った場所に当てる、つまり思った音階で声にするということに挑戦して欲しかったのですが、いかんせん時間が足りなかった。具体的な練習状況はお話できませんが、考え方については後日述べることにしましょう。

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                     塾長 ナレーター・伊藤英敏


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