ナレーター・アナウンサー養成塾

ナレーターとアナウンサーの養成と、現役プロのスキルアップの為の塾です。

これも困った・・

2010年12月05日 | Weblog

先週末、東京と青森を結ぶ新幹線の全線が開通したニュースが、どの局でも賑やかに取り上げられていました。青森県民の皆さんにとっては、悲願の全線開通だとか。で、そのニュースを伝えるアナウンサー&ナレーターのアクセントの間違いがなんと多いことか。『全線』のアクセントは平板型なのですが、頭高型で伝えている人の多さといったら・・・。全部の線だよ、というので頭高になってしまうのでしょうね。JRや私鉄、地下鉄などの案内放送で「全線で遅れが出ています・・」とか「全線にわたって影響が・・」というアナウンスを耳にしますが、こちらも同じ傾向にあります。アクセントというのは、その言葉の意味と深い関わりがあって、この言葉の場合は“線”という文言に続いている事が重要なのです。例えば『回線』『沿線』という言葉と同じで、“~線”は平板型の傾向が強いといって良いでしょう。したがって「ゼンセン、カイツウ(太字が高い音)」が正解なのです・・・みんな確信を持って言ってるもんなぁ(独り言)。

「ナレーター・アナウンサー養成塾」主宰・ナレーター伊藤英敏

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