ひと言だけ・・・福岡ソフトバンクホークス応援ブログ

野球、音楽、映画のことなど一言よかですか?ホークスファンの、ホークスファンによる、ホークスファンのためのブログ

「内定取り消し」災い転じて福となせ

2008-12-16 00:23:43 | Weblog
派遣社員を中心とした契約打ち切りや解雇が正社員にまでも及びそうなリストラの嵐。そんな中で特に話題となっているのが新卒学生の「内定取り消し」問題だ。

「内定」の定義というものがハッキリしないんだけど、法律的にはまだ正社員とまではいかないんだろうな。ただ、それでも社会通念からして許される行為とは言い難いよな。学生の失望は計り知れない。自らの努力次第で希望校を切り開ける「受験」とは違って、「就職」はその時代における社会情勢や経済状況で大きく左右される運や宿命みたいなものがあるよな。

ちなみに自分の就職時の景気は、もうバブル後期だったけど、今とは全く逆の学生達の超売り手市場だったよな。会社紹介などのリクルート情報誌やパンフレットなんかが段ボールいっぱいに何箱も送られてきていたよなぁ。就職説明会なんて、企業の方から「お話だけでも聞いて下さい」みたいな感じだったよなぁ。事実、三流大卒の自分なんかにも某有名自動車メーカーから「新車1台贈りますから、ぜひ入社を」なんて誘いもあった。友人に至っては「支度金として百万円用意します」なんてプロ野球の契約金みたいなこともありの信じられない就職戦線で、高望みさえしなければほぼ入りたい会社に入れたような時勢だったな。

そんな時代を経験した自分から見て、ホントに気の毒だと思う。アメリカのサブプライムローン問題に金融危機、国内政治の迷走などなど、社会に恨み辛みをぶつけてもいいと思う。ただ、自分なんか大きなこと言える身分じゃないけど、「内定取り消し」を逆にラッキーだったと視点を変えるのもありかと・・・

もし今、無理して業績不調の希望企業に入社できたとして、入社直後に倒産なんてことにでもなると、もうそれこそ本末転倒だ。そんな「内定取り消し」をするような企業に将来はないよ。ここはじっくり腰を据えていろいろ会社を見て回るのも悪くない。就職も結婚同様に「縁」だ。こんな厳しい社会情勢の中で結ばれた労使関係こそホンモノの「縁」かも。


最新の画像もっと見る