The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

武田先生勉強会

2011年12月02日 | 原発問題


行ってまいりました。おおお、震災以来日参し、頼りにしている武田先生に初めて至近距離でお会いしました。(もちろん、向こうは気付いてないです)
先生はテレビというか、私の場合はyou tubeなどで見るそのまんまな方でした。声も顔もそのまんまw
あ、でも思ったより小柄な方でした。私がデカイとも言えますが。

先日ブログで読んだ「ぎっくり腰」はどうかと言いますと、まだ痛いようです。でも朝新幹線に乗って名古屋から来てくださったようです。座って色々なお話をしてくださいました。

お話はブログに日参している方にはよく分かっている事中心で、震災以来原発問題にはアンテナ貼り続けているので、それを追認するような感じでした。文字でじっくり読むのもよいですが、実際に話を聞くのも勉強になりますね。

質疑応答があり、各地の教育者の方が質問されたのですが、地域性が出てるかな、と思いました。ホットスポットと名前の出てくるような地域のご父兄、教育者は危機感が強くて、出来る限りの事は頑張ってます、と言っていました。
逆に中途半端な汚染地域のご父兄は能天気状態らしく、危険厨の管理者の方が率先して頑張っている感じです。

原発には4500億円の予算があり、福島県などの農作物の大体700億円なので、汚染がひどい時期の農作物、肉や牛乳も含めてだと思いますが、買い取ってしまえばよかった、と言ってました。そうすれば汚染の強い食材が流通することはなかったと。
予算があり、知恵を絞れば避けられた被ばくなのに、様々なお金がらみのしがらみ(利権)によって避けられなかった部分もある、とも言っていました。

やっぱり先生は、よく分からないままに大人の犠牲者になる子供の事を心配してらっしゃるのだな、と胸が熱くなりました。

それと先生が講演のなかでおっしゃっていたのですが、人類は広島・長崎、チェルノブイリという違うタイプの被爆を経験したのですが、それぞれの被害はやはり「放射能の被害」と一口にいっても出方が違うのですね。まだまだ未知の部分がある。つまり今回の事故でどのような被害の傾向があるかやはり未知数なんだな、と思いました。だから慎重であるべきなのだろうな、と思います。

で「この程度なら被害は出ないだろう」という世界の合意が「年間1mSv/y」なのだと。(ドイツはもっと厳しいそうです)。そしてこの数値「年間1mSv/y」は、今まで合意を得てから今まで何の問題もなかった。
しかし「5mSv/y」を超えてくると、病気が出てくるのを経験している。ただそれが放射能の影響かどうかは解明できてはいない。でもお医者さんも原発作業員もそういう経験に基づいた許容できる数値によって活動しているわけで、それをいきなり「20mSv/y」と言う途轍もない数値を子供に許したのは空恐ろしい事だったなあ、と思いました。


素人が聞いた感想ですので、聞き間違い、受け取り間違いもあるかもしれません。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。