The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

感想2

2008年05月03日 | 「オペラ座の怪人」
「AIAOY」

本当の事を言うと映画版のラウルが大好きだったりします。それ以外のラウルには興味も関心も・・・・ナイ。


でも「MOTN」のせいか無性に腹が立つ「AIAOY」と言うのを初体験。
ラウルなんかいなくなればいいのに、と心底思いました。


今まで、秘かに「パトリック・ラウルって素敵!!!!!」と感じていたので屋上の場面は「可愛いなあー」「クリスの表情(エミーたん)がよい」(眉を八の字にして涙をこらえているあたり。思わず涙ぐんでしまいます。クリスもいろいろ苦労しているんだよね、優しさがほしいんだよね。というかラウルの歌う言葉すべてがこころに沁み通っていくのが、うっとりだったり。この歌の歌詞はとても感動的です。
歌詞だけなら、そのままエリックに歌ってあげたいです)



聴き直したらウィーン版でもやはり「クリスティーヌ、クリスティーヌ」と二回くらい泣きながら呼び、悲しみが怒りに変わっていきます。


ドイツ版のウーヴェ・クレガーの「リプライズ」もお薦めです。



感想 1

2008年05月03日 | 「オペラ座の怪人」
お薦めいただいたので早速

「YOU TUBE   GARY   BETH   THE PANTOM OF THE OPERA」

で検索。


まず「MOTN」・・・おお、仰るとおりクリスがキスしようとしていますね!

クリスはもう恍惚状態です。ファントムのカリスマ的な声と一種の催眠術、妖術の作用かもしれません。

ファントムが「妖術」と言うのは原作にも出ていて「えーーーー?純粋に声だけで操らないの?」的な感想を持ちましたが、こういうキスしたがるクリスと言うのをみると、深層心理の中の「性的にも惹かれまくっている状態」を引き出しているのかもしれませんね。

しかし途中でクリスが我にかえってしまう。そして逃げる・・・。
でもつかまってちょっと恍惚。

しかし人形を見て気絶!!!!!!!!!!

きっとどうしてそんなに衝撃だったかも分っていないんでしょうね。ファントムは精神的に奇矯なので。


(そういう時の表情はバトラーファントムもよいですね。全然自分のおかしさに気づいていないどころか自慢そうに、「ほら、人形を作ってお前をしのぶほども愛しているのだよ」的な無邪気さが)


ちょっと思い出したのが原作のこの言葉。
「二人で歌った・・・・そして情熱の最中に死にたくなった」
「死にたい」と言うのは一種のエクスタシーですからね。


そこの部分がクリスには無自覚でもファントムにはよっく分っていた、と言うのはよいですね(^^)


一番深い部分では手に入れている、入れられそうだ。なのに・・・・。


結末が・・・結末が・・・喀血(この結末は痛々しくてきついです)。





個人的にクリスの顔を背けさせ、すぐ自分の方を向かせる動きが萌えです。