ことならば きみとまるべく にほはなむ かへすははなの うきにやはあらぬ
ことならば 君とまるべく にほはなむ 帰すは花の 憂きにやはあらぬ
幽仙法師
同じ咲くならば、あの方がとどまってくださるように咲き匂っておくれ。そうできずに帰らせてしまうのならば、花として憂いに思わなければならないのではないか。
幽仙法師の歌が 0393 に続いての登場。ここまでの三首、去ってほしくない人をとどめることを花にゆだねる詠歌が続きました。
ことならば きみとまるべく にほはなむ かへすははなの うきにやはあらぬ
ことならば 君とまるべく にほはなむ 帰すは花の 憂きにやはあらぬ
幽仙法師
同じ咲くならば、あの方がとどまってくださるように咲き匂っておくれ。そうできずに帰らせてしまうのならば、花として憂いに思わなければならないのではないか。
幽仙法師の歌が 0393 に続いての登場。ここまでの三首、去ってほしくない人をとどめることを花にゆだねる詠歌が続きました。