はながたみ めならぶひとの あまたあれば わすられぬらむ かずならぬみは
花がたみ めならぶ人の あまたあれば 忘られぬらむ 数ならぬ身は
よみ人知らず
見比べる相手がたくさんいるので、忘れられてしまったのでしょう。ものの数にも入らないわたしのような者は。
「花がたみ」は摘み取った花を入れるかごのことで、細かい網目が並んでいることから、「めならぶ(=「見比べる」の意)」に掛かる枕詞として使われます。
はながたみ めならぶひとの あまたあれば わすられぬらむ かずならぬみは
花がたみ めならぶ人の あまたあれば 忘られぬらむ 数ならぬ身は
よみ人知らず
見比べる相手がたくさんいるので、忘れられてしまったのでしょう。ものの数にも入らないわたしのような者は。
「花がたみ」は摘み取った花を入れるかごのことで、細かい網目が並んでいることから、「めならぶ(=「見比べる」の意)」に掛かる枕詞として使われます。