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【再投稿】 代車のプリウス(三代目)、燃費レポート まとめ

2018-05-04 08:16:00 | 燃費

 

 

サブタイトルは「プリウスの実燃費がカタログに対して大幅に悪いわけは。」になるかな。
なんとなくその理由が判ったような気がします。

過去ログで、「ハイブリッド車が一般車と比べてカタログ燃費に対する実燃費の落ち込みが激しいのは何故だろう?」と取り上げた事があります。
→ 過去ログ

この時は
「カタログ燃費前にに現れない『コールドスタート
の部分』で燃費が大幅に悪いから、実燃費が落ち込むのだろう。」と推測していました。
逆に言うと、「コールドスタートがカタログ燃費に対する実燃費の悪さの根本要因では?」と思っていました。
それなので、今回の代車で、コールドスタート燃費を我シエンタと比較してみたわけです。
→ 代車のプリウス コールドスタート燃費

その結果、エンジンが暖まるまででも排気量の小さいシエンタより燃費が良かった。

つまり、「コールドスタートの燃費の悪さ」は、「一般車のそれと大差が無い」と言えそう。
では、他にカタログ燃費との開きが多いのは何が考えられるのかな?


コールドスタートの時気になったのは、「エンジンが暖まった後もシエンタに対する燃費の差が余りつけられなかった」と言う事。

その疑問を大きくしたのが、次のホットスタートでのテストコース燃費比較。
→ 代車のプリウス テストコース燃費

エンジンが完全に暖まっている状態で同じコースを走ったものの、片やカタログ燃費に届くシエンタ、対してカタログ燃費より10km/L程度燃費が悪いプリウス。

最終日のディーラーへの回送区間でようやく30km/L以上を記録したものの、今回の代車で借りていた期間の最終燃費が23.2km/L。

エンジンが暖まっていても、燃費が悪い。


「プリウスとて一般の車がカタログ燃費に届く道で走れば、同様にカタログに近い燃費は出せるはず。」と思っていたので、今まで特に「プリウスの燃費を伸ばす」というサイトを検索した事がありませんでした。
ところが結果はある意味「惨敗」なので、ちょっと調べてみたら、身近にこんなサイトがあったのですねぇ(^^;)
→ 教えて! GAZOO(Q&A掲示板) (すみません、こちらもリンクが変わっていまして、検索不可(汗))

この「ベストアンサー」のmeerさんの回答が一番興味深いです。
参考URLもそこに紹介されていますので、そちらもご覧頂くとよろしいかとw
→ OKWAVE

簡単に説明すると「バッテリーの充放電のロスが有る」と言う事。
最近は殆どの皆さんが携帯電話をお持ちだから経験が有る人も少なくないと思います。
夏場の一回充電より、冬場の一回充電、バッテリーの持ちが冬場の方が悪いと感じた事があると思います。
車のオーナーなら良く判ると思いますが、使っていてバッテリーが寿命でダウンしてエンジンがかからなくなる殆どのパターンが「冬場」。
「朝車に乗ろうとしたら、エンジンがかからない!」
そんな経験が有る方、少なくないと思います。

つまり、今回はこの「充放電効率の悪い冬場」に走った状態での結果。
これでは、いくらエンジンが十分暖まっていたとはいえ、「電気自動車モード」に頼る部分で燃費を稼いでいるプリウスの場合、テストコースでの燃費が悪くても当然かもしれません。
テストコースでの測定は夜。
外気温は覚えていませんが、翌日区間最高燃費を記録した時は日差しがとても良く当たっていて室内は殆ど暖房が要らないくらい。

まとめるとすると、
「温暖な期間(エアコンを使わずに済む陽気の良い季節)」のみ、「プリウスのホットスタートでの燃費はカタログに近い燃費で走れる。」
という事になるかもしれないですね。




以下はちょっと余談になります。


このmeerさんの話とは逆かもしれませんが、私は「減速する時にいかにバッテリーに効率良く充電してやるか?」を考えた運転をすべきと思います。
勿論、速度変化は極力少ない方が効率の良い運転なので、これは「止まる時」についての考え方ですよ。

プリウスの回生ブレーキは、ブレーキペダルを同じ様に踏んでも、速度が速いほど充電されるのです。
理想は、この状態でしょう。CHGの部分が全域白くなっていますね。(黄色い「→」の先)



前方の信号が赤。
「青になるまで確実に止まる」とタイミングがわかっているのなら、後続車が居なければ早い段階でブレーキを踏んであげた方が、充電されやすいと思います。

これは、私のKeiワークスとは逆になりますね。
Keiワークスはアクセルオフ状態での速度が速いほど、燃費が伸ばせる車ですからw



更に、エンジンの制御をもう少し調整する余地があると思われます。

その一つですが、「発進加速時のモード」を「パワーモード」で使う
べきかと。

プリウスの電子制御スロットルは、エンジンが暖まった状態で発進しようとすると、「簡単に走ろうとしない」のです。(エンジンが回っているコールドスタートの場合、これは起きません)

感覚として5mm程アクセルを踏めば、シエンタの場合エンジンが2000回転近くまで上がり、動き出しはスっと動いてくれます。
ところがプリウスは「クリープ」に近い動きをして、「発進する気が有るの!?」と思わせる反応。
そこでアクセルを更に踏み込むとようやく走り出してくれるのですが、アクセルを踏み込み過ぎているためか、20km/h近辺でエンジンがかかってしまいます。
ノーマルモードで「電気自動車発進」を長く続けて燃費を伸ばそうとすると、後続車には「大迷惑」の発進になってしまう(^^;)。

いいの?  ノーマルモードでこんなスロットル制御で?
とても走りにくいですよ(^^;)


これがパワーモードにしてやると、アクセルを1~2mm踏んだだけで、スッと動いてくれます。
その後も踏み加減を一定にしたままですと、30km/hまでは電気自動車のまま走り、しかも後続車に迫られないで済むのです。
軽くアクセルを踏むだけで反応良く動き、しかも30km/hまではエンジンがかからない。
個人的にはパワーモードがお勧めと思いますw


また、もう一気になった制御。
やや下り坂でアクセルを踏んだ状態で60km/hで走っていた時、プリウスは何故か「電気自動車モード」にしてしまいました。
この時バッテリーは半分程度の状態だったのに、「エンジンの負荷が少ない」と判断したのでしょうか?
私はアクセルを踏む力を緩めたわけではないのですが、下り坂でもアクセルを踏まないと速度が維持できない状況で、プリウスはエンジンを止めたのです。

その後前方の交差点は赤だったのでアクセルオフ。
ここでエンジンが止まるのは当然ですが、停車した後でバッテリーが少ないと判断したプリウスは、今度は止まったままエンジンを回しているのです(!)。

これでは「実燃費」が悪くてもしょうがないでしょうね(^^;)



「燃費を上げる非常手段」かもしれませんが、「電気自動車モード」で毎回発進するのも手かもしれません
(笑)
発進前に
「電気自動車モード」にしておけば、かなりラフにアクセルを踏んで加速しても、40km/hまではエンジンが回らずにストレス無く発進できます。
40km/hを越えると自動的にアラームが鳴ってノーマルモードに戻るので、バッテリーの充電状態が十分であればこの方法は使えるかもしれません。

勿論、この時消費した電力は後に充電される事になるので、その際走行以外に燃料が使われる事になります。
その辺を上手く使えるか否かは、オーナーのテクニックになると思いますw


次は「代車のプリウスの燃費以外の部分のインプレッション」 → 次回


 

ちょっと怪しいレポ → プリウスの実燃費が悪い本当の理由は?
(「番外編」でも、燃費が良すぎる「からくり」(?)がわかるかもしれません)

 


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