燃費マネージャーをシエンタに装着してみて、色々解ったことのご報告。
さて、過去ログで燃費マネージャーのイントロをご紹介しました。
今回は、それを使ってみて解ったことのご報告。
約500km走りまして、現在その誤差補正をして燃費計測中です。
以下、現段階で解った事。
(但し、あくまで「電子制御スロットルでCVTのシエンタ2WD」という条件です。
ATの場合や4WD、通常のワイヤースロットルの車、MT車等が同様に該当するかは不明です。)
①アクセルオフで、フェーエルカットされる時とされない時がある。
どんな条件でその違いが出るのか まだわかりませんが、アクセルオフで フェーエルカットされる時と、されない時が有ります。
下り坂の時もやはり同様です。
フェーエルカットされない時の方が多いです。
②平地で60km/L定速走行時の瞬間燃費は、余裕で24km/L以上をマーク。
しかし「アクセルはオフの状態から1~2mm踏み込める範囲まで」です。
それ以上踏み込むと、あっさり20km/Lを割ってしまいます。
気がつくと15km/Lを割ってしまう事も・・・。
③コールドスタートの初期アイドル、2000回転で一分間で約60cc燃料を消費しますが、この状態でDにシフトしてアクセルを踏まない状態で動き出すと、40cc/minくらいに燃料消費は減ります。
しかし、回転数が同じでもエンジンの負荷が増えると、それを補うべく燃料を多く消費します。
1000回転で30cc/minの消費量で走れる平坦地。
1000回転で60cc/minの消費になる3%程度の上り。
2000回転で8%の坂を登っている時は、150cc/minを越えています。
如何にエンジンに負荷を掛けない走り方を心掛けるか・・・、それがかなり燃料消費に効いてくるようです。
④エンジンブレーキで効かないフェーエルカット。
これは一番意外だったのですが、2000年の頃のAT車は、「エンジンが2000回転以上でエンジンブレーキを掛けると、積極的にフェーエルカットをするので 下り坂は極力エンジンブレーキを使う事をお勧めします。」と、何かの番組で見た事があるのです。
燃費計を接続した画面で、エンジンブレーキを掛けた方がフェーエルカットが効いて、燃料消費が少ない表示をしている画面を見ていました。
今までそれが正しいと信じてエンジンブレーキを頻繁に使っていましたが、思わず「うそ~~っ!?」とショックを受けましたね(^_^;)。
で、あっさり運転方法を変更し、エンジンブレーキを止めました。
この燃費マネージャーを付ける前の500kmが17.7km/Lで、この500km補正時は17.6km/L。
形としては燃費マネージャーを付けた段階でエンジンブレーキを辞めているのですが、10月上旬までの装着前の燃費の方が良いようです。
最近朝の冷え込みでコールドスタートの燃料消費が大きい様で、そちらでデータが悪くなっているような気もします。
なので、このエンジンブレーキを止めた事による燃費向上が有ったか無いかはちょっと明確では有りません。
今、次なる500km走行で前回の補正値が正しかったか検証中です。
それが終わったら、今度は下り坂でこの「エンジンブレーキ オン・オフ」の検証をしてみようと思います。
表示されている消費燃料はエンブレオンでは多く表示されますが、購入当初シエンタの燃費計でオン・オフ検証をして、その時はオンの方が燃費データは良かったのです。
⑤やはりコールドスタートでは大きい燃料消費。
シエンタは水温40゜Cでオートエアコンのスイッチが入り、55゜Cで水温ランプが消えます。
暖気状態では90゜C近辺で走る事になります。
その低温域の燃料消費量は明らかに多く、例えばアイドリングでホットなら5~7cc/minなのですが、コールドは10~12cc/min消費しています。
早くエンジンを温めようとしている様子が伺えます。
これだと、コールドスタートの評価が入るJC08モード燃費計測法では、かなり燃費データのダウンが見込まれそうです。
ここまでわかった状況で、シエンタのカタログ燃費19km/Lを一般道で記録するには、
1.平坦路か下り坂を走る。
2.60km/hで止まらないで済む道を走る。
という好条件が必要の様です・・・。
難しいですね。
やはり燃費計測方法が実情に対して「無茶苦茶」と言えそう(苦笑)
10.15モード燃費走行パターンで19km/Lを出せる様にセッティングした車と言えそうなので、ちょっと荒っぽく運転すると、すぐ燃費がドンと落ちてしまいそうです(苦笑)
最後に、これは燃費マネージャーを着けたから解った事でなく、副産物として・・・。
⑥満タン計測燃費とシエンタの燃費計の誤差。
シエンタ購入後しばらく燃費の満タン計測を併用していましたが、燃料タンクの口元ぎりぎりまでガソリンを入れての計測はやっていませんでした。
今回燃費マネージャーの補正の為に実施したところ、シエンタの燃費計は約1km/L甘く表示される事が解りました。
(ちなみに、現行型フィットも1km/L程度低く出ると、オーナーSさんから報告がありました。)
弱りましたね、燃費計が甘く表示されているとは・・・。
しかし、今までこの燃費計を基準で話をしてきているので、シエンタに関してはこれを「正」として今後も話をしていきたいと思います。
少し割高な感があるかもしれないこの「燃費計」ですが、エコに関心のある人は投資してみる価値はあると思います。
自分の運転方法の「無駄な部分」が良く解ると思いますw
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コメント
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
- LUXEL [2008年11月2日 23:48]
- こんばんは(〃▽〃)ノ
テスト車であるFFシエンタの場合、フューエルカット領域が狭くなって、スロットルの踏み加減量によってフューエルカット信号が出てくるのかなと思いました。
ただ、シエンタは、取説によるとECOモニターが非表示されているみたいで、このモニターが表示されていたとしたら、フューエルカットされているかどうかを判別できるでしょうね。
JC08モードは、テスト条件の平均速度が10・15モードより高く設定されていて、JC08モードですと日本車より輸入車の方が圧倒的に有利らしいです。
このグッズ、3万円以上のプライスタグが付き、割高だと思いますが、見方を変えるとお買い得と言えると思いますね。 - ファシスト [2008年11月3日 22:37]
- こんばんは。
なるほど、燃費計からいろいろな事が分かってきてますね。
燃費は給油の時の計算しかしたことがないです(笑)
でも、今は給油回数が極端に減ってますよ。
だって自転車で通勤してるから(笑)
下りのエンジンブレーキは、ブレーキパットが熱をもって作動しなくなるのを防ぐためだと聞いたことがあります。
かなり昔の話ですけど。 - EP82-SW20 [2008年11月4日 22:00]
>LUXELさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
エコモニターがどのような動作原理でランプが点くのか? にもよるかと思われます。
消費燃料のみなのか、瞬間燃費換算にした値で判断しているのか?
一例であげますと、アクセルオフでフェーエルカットしていてもしていなくても、40km/h以上で走行していると20km/Lを超えてしまうわけで「20km/Lを越えれば無条件でランプが点く」という設定になっているとすると、判別がつかない(^_^;)
外国車は日本車の10.15モードをターゲットにしたセッティングで作られていないらしいです。
実際欧州車等は一般道でも70km/Lで走るのが普通らしいので、その走行条件に合う燃費測定モードだと思われます。
名前クリックしてみてください。
「価格com」でこんなに安く買えますよw
私もその口ですけど(笑)- EP82-SW20 [2008年11月4日 22:08]
>ファシストさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
私も燃費計のある車に乗るまでは、毎回満タン計測していた口ですよ(笑)
これがあるとかなり便利です。
タコメーター代わりにも使えますし水温計としても使えますからw
今は「エンジンブレーキはフェーエルカットのため」に近いかもしれません(笑)
最近の乗用車の殆どが、ブレーキは全部放熱効果の高いディスクブレーキなので(フロント)、5%程度の下り坂が5kmくらい続く道であっても、ブレーキのみ制動で問題無いです(←実験済み 但し、ブレーキ自体は減りますよ 苦笑)
ドラムブレーキの車はすぐ効きが悪くなるから、かなり気を使いましたよ。- Thori-Tung [2008年11月5日 5:56]
- 法定速度について少し補足して置きたいと思いますが、市街地なら兎も角として郊外なら一般道でも100km/hを越える国は珍しく有りません。
そんな国で生まれたクルマ達が、微々たる販売台数の60km/h規制に併せたセッティング等を、態々する必要は全く有りません。
http://www2.ceri.go.jp/jpn/pdf2/k-gp-200602-speed.pdf - kazuki1641 [2008年11月7日 20:24]
- こんばんは。お久しぶりです。
相変わらず燃費追及ご苦労様です。燃費マネージャーは高価なので中々、手が出ないですね。E-NENPIの方が安いですが、配線が面倒です。
ところで今日、2回目の車検を受けてきました。タイミングよく早期割引で7000円引にしてくれたので、トタール105000円で収まりました。
ブレーキパッドとVベルトの交換が心配でしたが、ディーラーの判断ではディスクパッド残4mm、Vベルトはひび割れ等見当たらないので、まだ大丈夫という判断でしたので、交換部品が安いのが幸いしました。結局、交換した部品はエアエレメント、リアワイパーゴム、発煙筒の3点で計3700円でした。
今回の車検は購入店ではなく、オーバーホールしてくれた系列店に持ち込みましたが、規模が小さいせいか、点検記録簿には違った系列店舗名が記載されていて、笑ってしまいました。 - EP82-SW20 [2008年11月7日 23:19]
>Thori-Tung さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
ああ、やはり一般道でも外国は最高速度が高いですね。
JC08モード燃費計測方法になれば、一般的な走り方に近い加減速を盛り込んだ走行での測定ですから、誤差はかなり少なくなると思われます。
>kazuki1641さん、こんばんは。 お久しぶりです。
コメントありがとうございますw
燃費追求は性分でしょう(苦笑)
と言うか、「カタログでうたっている性能を確認したい」と言うのが本音なのですが、「10.15モード燃費カタログ燃費」に何処まで近づけられるか? が、今の目標です。
でも、この燃費計のお陰で、踏む時は踏んでも他で稼げる、様な事が解りつつあります。
私も来年初頭に2回目の車検になります。
まずは10万キロ目標に乗って、次は10年目標に乗る予定です。
(他に乗りたいトヨタ車が無いので・・・まあ、この不況でお金を貯めるのも厳しいですけど・・・汗)- kazuki1641 [2008年11月9日 21:04]
- 今回は代車が走行1000kmおろし立てのパッソ1300ccATでした。
瞬間燃費計が標準装備されており、アクセルを離した時や上り坂での負担大での燃費の変化が参考になり楽しかったですが、刻々と変わる数値の変化を追いかけるのは少し大変でした。くれぐれも、EP82-SW20さんも脇見運転には注意してください。
私のシエンタも66000km。現在は年2万km近く走行するので、3回目の車検では10万kmを超えているでしょうね。今までの車(7台)では最高で7万km走行でしたので、もうすぐ未知の世界に突入しますが、どうなるか楽しみです。
ところで、1300パッソATの燃費はシエンタと殆ど変わらないですね。やはり1000ccがメインの車のようです。 - EP82-SW20 [2008年11月13日 22:42]
>kazuki1641さん、こんばんは。 再度コメントありがとうございますw
私の燃費マネージャーは瞬間燃費が比較的見やすく変わります。
また、アナログ表示ができるので、注視しなくても何とかなりますよw
普通ならトヨタ車は10万キロでタイミングベルト交換が必須になります。
また、13万キロくらいでウォーターポンプが駄目になる可能性は有りますが、これも軽微な出費だと思います。
私のスターレットターボは9万キロくらいで一度ターボが駄目になりましたが、モータースポーツでをやっていた影響なので、これは例外。
20万キロは大きなトラブル無く乗れると思いますよ。
1.3Lパッソの燃費でも、私のシエンタとは走行条件が異なるでしょうから比較は難しいでしょう。
逆に1Lだとパワー不足で、反って燃費が悪くなるかもしれないですね。- kazuki1641 [2008年11月15日 22:49]
- シエンタはタイミングベルトではなく、タイミングチェーンを使用しているので、耐久性はもちろん10万kmでは交換しなくて大丈夫のようです。
但し、ベルトに比べて騒音が大きくなるのが欠点で、シエンタでも始動時のガリガリ音やエンジンルームからジー音がするのはチェーンの影響ですね。
私のシエンタも始動時において一瞬、ガリガリ音がしていたのですが、オーバーホール後はしなくなりました。 - EP82-SW20 [2008年11月15日 23:40]
>kazuki1641さん、こんばんは。 再度コメントありがとうございますw
チェーン使用でしたか。
それなら耐久性は十分でしょうけど、何故重い法にしたのかな?
やはりメンテナンスせいでしょうか?
ただ、チェーンだと延びるので調整が必要になる時があると聞いた事がありますけど。
私のシエンタは、それ程エンジン音は気にならないです。
今度注意して聞いてみます。- kazuki1641 [2008年11月16日 20:52]
- タイミングチェーン使用については、10万km以上継続して乗り続けるユーザーにとっては、出費を抑えられるので良い傾向だと思います。
確かにチェーン仕様と思わせないように改善されてきたので、今後ベルトではなくチェーンが増えてくるでしょうね。
エンジンルームからのジー音ですが、私もずっと気がつかなかったのですが、他のオーナーから指摘で知りました。
サイドを引いた状態でDにシフトし車から降りて、左前輪タイヤ辺りに行くとジー音がするはずです。なるほどタイミングチェーン車と判りますよ。車内では殆ど感じられない音です。
始動時のガリガリ音は、チェーンとギアが一瞬摩擦する音です。オイルが瞬間に回るのですぐに消えますが、初期型のオーナーの多くがクレームでギアアッシーやチェーンをを無償交換されています。但し、音がしても、あまり心配しなくても大丈夫なようです。OHでガリガリ音がしなくなったのは不思議です。 - EP82-SW20 [2008年11月16日 21:45]
>kazuki1641さん、こんばんは。 再度コメントありがとうございますw
なるほど、確かに最近の車は壊れにくいですから、10万キロ以上乗る一般ユーザーは少なくなさそうですねw
確かに音は全然気になりません。
ガリガリ音も特に気が付いていません。
むしろオーバーホールの際にファンベルトの緩みを直してもらったので、それ以前のベルト音の方が賑やかでした(笑)
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