昨今の車はエアコンスイッチのオンオフだけでなく、空調スイッチのオンオフでもエンジン制御を変えるようになっているのを最近知りました。
そして、ハイブリッド車に至っては空調スイッチがオフであれば、エンジンが冷えていても乗り出してすぐアイドリングストップをしてくれることを、今回確認できました。
きっかけは、我ヴォクシーです。
買ってから7年になりますが、いつも「AUTO」で使っていたので、それに気が付きませんでした。
昨年の冬に入った頃、外気温が5゜C位で走り始めた時の事。
いつもは15分位走らないとトルコンはロックしないのですが、何故か2分後位にトルコンがロック。
「あれ?変だな、こんなに寒いのに・・・」とよく見ると、普段の「AUTO」でなく、珍しくOFFになっていました。
(写真はヴィッツですが、この様に何もランプが付いていない状態)
「あ、ヒーター入れてないや」と思い、空調を入れました。(下の写真と同じ状態)
(AUTOなら夏場の暑い時だけエアコン入れる以外は、オールマイティーなので・・・)
この写真でいうと、23゜Cになるまでヒーターが入りますが、この「AUTO」を押した瞬間にトルコンのロックが外れました(!)
「へっ?」っと思い、試しにオフにすると、トルコンが再びロック。
ちょっと驚きました。
マニュアルエアコンエアコンのオンオフがエンジン制御に関わっている、という事は知っていました。
数年前、エアコンのオンオフがトルコンのロックアップのタイミングを変えている事が分かり、「駆動系まで制御している!」と驚いたのですが、空調のオンオフだけでも駆動系まで変えているとは・・・。
時は少し流れて、ハイブリッド車の情報を得たのは今年の2月、友人2人と会った際に車の話題になり、一人がアクアを所有していました。
出るのは当然燃費の話。
「冬場はエンジン回りっぱなしだから、燃費落ちるよね。」(「エンジンが温まるまでアイドリングストップはしない」という話が仲間内では一般的だった)
「いや、普通に止まるから、そんなに落ちないよ」というオーナーの答えにもう一人の友人は「嘘だろ?」
ヴォクシーで上記の経験のある私が「ひょっとして、空調オフで乗り出しているの?」と聞いたら、「寒いけどエンジンが温まらないと意味無いから、水温ランプが消えるまで(空調を)切っている」との事でした。
その話を聞いていたので、今回の代車ヴィッツハイブリッドで10゜Cのコールドスタートの際に確認を実施。
空調オフで乗り出して1分、早くもアイドリングストップ。
止まっている時に「AUTO」をON、するとエンジンがかかる。
その状態でOFFにすると、エンジンは止まる。
「おお、これなら(寒いのを我慢出来て風邪をひかなければ)冬場の燃費が改善できるw」と感じた次第(苦笑)
それにしても、空調スイッチ一つまでエンジン・ミッションの制御に影響を与えるとは・・・。
ちなみに、エアコンONはこの状態。(A/Cのランプが付いている)
「AUTO」ON = 「エアコン ON」と勘違いしている人が私の周囲には割と多いので、念の為。
燃費を考えるのなら、AUTOはON でも A/Cはオフ で。
28゜Cまでなら、AUTOだけて十分。
(かなり暑いけどね(^^;))