ウイングマン全13巻セット(1983-1985)を鑑定団の古本コーナーで購
入した。ちなみにウィではなくウイで、筆者が仕事でパックしたものだ。
ウイングマンは筆者にとっては忘れられない…ではなく忘れ物のような
ヒーローだ。初めて読んだ時はヒーロー物っぽくない画風に戸惑ったも
ののヒーローに拘り抜いた内容に同志の絆を感じていつのまにか応援し
ていた。アニメ版の方は特撮に拘りがない雰囲気だったので肩透かしだ
ったゆえ、ほどほどに応援してたかな?ただ、その頃の筆者はFC系同
人の人間関係で心が病んでおり、ファン活動そのものにゲンナリしてし
まいファンを卒業しようと思っていた。ヒーロー関連の付き合いを断っ
て持っているヒーロー関連の書物も全て捨てた。しかし、その後…その
連中はアチコチで顰蹙(ひんしゅく)をかっている連中だと分かった。
なんとゼクロスの特番の撮影中のあまりのマナーの悪い見物態度にライ
ダーマンの山口氏が怒りだし「君達はミーハーとまでは言わないが社会
人として通用するのかね?」と厳しく注意したらしい(悲)。筆者はそ
れを聞いてコンナ連中とのトラブルで好きな物を捨てる必要はないな…
と悟りファン卒業を撤回し現在に至っている。ただ、気を取り直して立
ち直った頃はウイングマンの連載もアニメ版の放映も終わっていた。編
集担当が交代してからウイングガールズというヒロインが多数活躍する
エッチな方向に行った事くらいは知っていたが…同志のファンに対する
不信感の方が強くウイングマンは興味の対象外だった。 しかし、90年代
後半からゼロ年代前半の食玩フィギュアブームの余波からウイングマン
はプライズ景品やガシャポンのラインナップに実験的な意味で加わり、
意外な好評を博し幾つもの商品フィギュアも展開されたようだ(筆者は
高価格フィギュアはカテゴリー外だけど)。何のいきさつか忘れたがウ
イングマン関連の同人誌にも参加してイラスト&トーク記事を書い(描
い)て喜んでもらった。しかし、本の内容で一番面白かったのは筆者の
ページではなくドリムノートがドリムパソコンノートにパワーアップし
た漫画だった。ただ、筆者は当時はパソコンを使ってなかったので気が
付かなかったが、今考えると当時は高度な絵を描くソフトはなかったの
で、マウスでウイングマンを描いてもふなっしーみたいな顔みたいな絵
になってしまうのでは?と今更ながら思いだし笑いである。ウイングマ
ンはその頃に文庫にもなったが、最初の単行本にあったエピソード間の
お遊びのページは「その時代でないと分からないから」という理由から
か全て割愛!今回の最初のジャンプコミック全13巻との再会は(後半は
初対面)は長年の悲願であった!この作品は学園ラブコメの要素が強い
が、ヒーローとしての演出は時代を先取りする部分が多く、原作のウイ
ングマンの色は時間経過で変わり、アニメ版の方はスピードタイプやパ
ワータイプにフォームチェンジしていた事に驚かされる。クライマック
スの最初で最後の巨大化演出は後の仮面ライダーJ(1994年)そっくり
である。原作者桂正和氏はその後はヒロイン主役物やアメコミ風のヒー
ローに傾倒していったが、今もウイングマンは現役ヒーローの中で生き
続けている。原作に比べて評判はイマイチだがアニメ版もAmazonプラ
イムで2019年から配信中。無料から有料になってしまったが、アニメ版
にも思い入れのある人は是非!下のリンクはアニメ版の配信開始時のレ
ポート全編・後編の2本。多少中身に今回と被りはあるけど(汗)読ん
でね!
~PS~
名優 田村正和氏(この方も正和さん!)に続きベルセルクの三浦氏
も死去。Wショックである。お二方の御冥福をお祈りしまします。

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