2099 インドネシアの日系企業の最近の業績をご存じですか。とにかく、今もって、進出ラッシュ、見渡す限り、地平線の先まである広大な工業団地の造成地、本当かどうか知らないが、ほとんど、売薬済(実際は何十年間の賃借)だそうだ。建設中の工場もあちこちにあるし、貸し工場も完成する前に予約が入ってしまうとか。付近のアパートも月家賃20万円もするのに、予約が入るとか。
そんな中、日系企業の業績はどうか。私が知る限りでは、程度はどうか知らないが、赤字企業が30~40%だという。2012年は30%以下だったという。勿論、進出して3年以内などは、日本人の出張者が多いなど、仕方が無いと思うが、最近の傾向は、進出して来て10年以上の会社、黒字になっていた会社が、赤字になってきているケースが目立つ。原因は、勿論、日系同業会社が進出してきていて、価格競争が激しくなっている事、また、給料や各種手当が高騰している事である。
また、ローカル企業の技術や管理状況が進歩していて、ローカル企業に任せられる仕事が増えてきて、中小の日系企業に注文する必要がある業種が少なくなってきている。似たような結果を得られるなら安い方がいい気決まっている。ローカル企業は最低賃金を守っていない。人を多く使う仕事は、断然、ローカルが有利だ。また、原材料を特殊なルートで安く買える。原料価格で製品が売られることもある。今まで下請けで使っていたローカル会社が、いつの間にか、直接やってしまうこともある。
もう一つ、重要な赤字原因というか利益コントーロールの手法がある。アンダーテーブル、バックマージンの世界だ。原料価格や加工賃の値下げを要求しない、或いは、手加減をする。
日本の陸地に到着した瞬間。やっと戻ってこれたという気持ちだった。
赤字 ローカル 価格
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