1594 円安で、私は被害を受けています。日本での円貯蓄が大幅にUS$とIDRに対して価値が落ちてしまった。日本から円を持って来ての投資をしにくくなった。援助もしにくくなった。
海外の日本資産はドル建てが多いので、円に換算すれば増えているが、海外にいる企業にとっても、人たちにとっても、何の意味も持たない。マイナスばかりである。日本からの輸入品の価格がUS$では値下がりをしていることになるが、実際には、直ぐに下がらない。メーカーや商社はこの時とばかりに、中間的に恩恵を受けようとして、円での価格を値上げし、ドル価格を保とうとする。円をドルに自動的に換算するような値下げはしない。そりゃそうだ、プラスチックの原料は100%輸入の原油だから、当然値上げをしたい。
海外へ進出している、あるいはこれから進出しようとしている企業にとっては、追い風とは逆の向かい風に直面している。日本にいても仕事がどんどんなくなって行く状態だから、日本にいてはどうにもならない、だから、何とかなるだろうと思って、インドネシアへ出てくるのだから、確実な仕事が確保できているわけではないし、利益計画など建てられる状態ではなく出てくるのです。そんな会社が、出資する円を計画より増額しなければならない。アベノミクスはそういう、生き抜くために何とかしようという中小企業の足を引っ張っていることになる。
円安だから、現地通貨価格では値下がり、そして、輸出品が売れる、こういう構図は、以前の話、今は、そうはいかない、品質では飛び抜けていたメイドインジャパンが、今やそれほどでも無くなっていから、少々、安くなったからと言っても、中国やタイや台湾から、あるいは現地企業の製品価格より安くなるわけではない、安くなったからと言っても、依然として高いのだから、日本製品に飛びつこうという心理は働かない。日本の輸出産業もアベノミクスの恩恵は受けにくい。逆に輸入品の価格はほとんど、即日、値上げみたいな状況なので、どうにもならない状況が増大する。
一時的な円安、株高で誰が恩恵を受けるのでしょう。一部の大企業と株を保有している機関投資家だけでしょう。一般庶民には、損を先にして、得は遅れてくるはずが、結局、得をするだろう時期には、また、円高、株安になって、得はやってこないでしょう。ま、計器は気からというから、しばらく、気分だけでも景気が上向いたと錯覚するのもいいかもしれない。カヤ日本のはずが、外国から見ていると、なんだか、バカバカしいことばかりやっているし、バカバカしいことばかりの発言が目立つし、ミスキン日本に見える。気の毒に思う。
駐車場、満車になると、通路にサイドブレーキをかけないで車輪を真っ直ぐにして駐車させる。どこでも、見られる風景で、車の押し屋が居るのです。
この道、どうなっているのか、分かりますか、陥没している場所の土が横に盛り上がっているのです。
金持ち 貧乏 気分だけ
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