青森は八戸、より正確には本八戸(ほんはちのへ)での第三回国際黒にんにくサミットに参加してきました!
出発の朝、4時過ぎに目が覚めて、う〜ん、どうせあと半時間しか寝てられないし、起きちゃえ!と思って
テレビを点けたら、わ、北海道で震度6強(その日はまだ7度でなかった)。
東北新幹線ははたして動くのか、八戸の震度は?
震源は海でなく北海道の内陸と聞いて、素人ながら、う〜ん、では青森は本州だし、別の島だから大丈夫だろう、と思ったのですが、
それでもなんとなく心細かった日本列島北上の途。
通訳としては、黒にんにくなんぞや?と、しっかり準備したので、当日キャンセルになるよりは、決行!で行きたい。
むこうで地震の余震が来たら?とは一秒たりとも心配しませんでした。
通訳の方がよほど心配ですもん! ぜえぜえ。
青森の人ばかりじゃなくて、日本中、世界各国から黒にんにくの権威が集結していたサミット。
すごい。熱意がすごい。みんなお元気。黒にんにく恐るべし。
個人的エピソードとしては、今回、黒にんにく料理コンテストの審査委員長を務めておられたフードコーディネーター結城摂子さん、なんと1995年のアンジェのお城での「料理の鉄人」以来の再会なのでした!(=再会とはおこがましい。わたしが当番組の裏方のはしくれとして時間を共有した、いや同じ空間で同じ空気を吸っていた、というだけの関係! そう、一方的に存じ上げていただけなのでした)
あの頃わたしはまだパリの学生で、バイト的通訳でございました。鹿賀丈史さん主宰の料理審査のテーブルでは、私はトロワグロさんの隣で訳したかな?ロブションさんだったかな?ほとんど記憶がぼけている・・
覚えているのは、ピエール・ガニエール氏が勝利をおさめたこと。当時から天才って感じでしたからねえ。
いずれにしてもあの頃、将来通訳になるつもりなんてまるでなかった(本当の話・・)。
それなのに、23年を経て、当時からスター★フードコーディネーターで雲の上の人だった結城さんと同じテーブルで、今度は一応、プロの通訳として日本で、しかも八戸で!再会が果たせるなんて、感慨深いものがあります。人生わからないものです。
思わず人生に合掌します。精進します。