B面でかせごう!

京都なまりのフランス語通訳
*人見有羽子のポップでキュート*

人生、いろいろ巡ります。

2018-09-10 22:09:38 | ひとりごと

青森は八戸、より正確には本八戸(ほんはちのへ)での第三回国際黒にんにくサミットに参加してきました!

出発の朝、4時過ぎに目が覚めて、う〜ん、どうせあと半時間しか寝てられないし、起きちゃえ!と思って

テレビを点けたら、わ、北海道で震度6強(その日はまだ7度でなかった)。

東北新幹線ははたして動くのか、八戸の震度は? 

 

震源は海でなく北海道の内陸と聞いて、素人ながら、う〜ん、では青森は本州だし、別の島だから大丈夫だろう、と思ったのですが、

それでもなんとなく心細かった日本列島北上の途。

通訳としては、黒にんにくなんぞや?と、しっかり準備したので、当日キャンセルになるよりは、決行!で行きたい。

むこうで地震の余震が来たら?とは一秒たりとも心配しませんでした。

通訳の方がよほど心配ですもん! ぜえぜえ。

 

青森の人ばかりじゃなくて、日本中、世界各国から黒にんにくの権威が集結していたサミット。

すごい。熱意がすごい。みんなお元気。黒にんにく恐るべし。

 

個人的エピソードとしては、今回、黒にんにく料理コンテストの審査委員長を務めておられたフードコーディネーター結城摂子さん、なんと1995年のアンジェのお城での「料理の鉄人」以来の再会なのでした!(=再会とはおこがましい。わたしが当番組の裏方のはしくれとして時間を共有した、いや同じ空間で同じ空気を吸っていた、というだけの関係! そう、一方的に存じ上げていただけなのでした)

あの頃わたしはまだパリの学生で、バイト的通訳でございました。鹿賀丈史さん主宰の料理審査のテーブルでは、私はトロワグロさんの隣で訳したかな?ロブションさんだったかな?ほとんど記憶がぼけている・・

覚えているのは、ピエール・ガニエール氏が勝利をおさめたこと。当時から天才って感じでしたからねえ。

 

いずれにしてもあの頃、将来通訳になるつもりなんてまるでなかった(本当の話・・)。

それなのに、23年を経て、当時からスター★フードコーディネーターで雲の上の人だった結城さんと同じテーブルで、今度は一応、プロの通訳として日本で、しかも八戸で!再会が果たせるなんて、感慨深いものがあります。人生わからないものです。

思わず人生に合掌します。精進します。

 

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関西、大変でした。

2018-09-05 12:32:10 | ひとりごと

今回の風台風で関西は大変でした。

母も体験したことのない強風で家がゆさゆさする気がしたって。玄関のドアが開けられないくらい。

母屋の木の雨戸はみごと飛ばされ・・・。瓦だって落ちてるかも・・

停電は10時間後にようやく復旧。先週わたしが送っておいた冷凍スープは溶けずにすんだとのこと。

実はこの心配をわたしは一番していたのだ! せっかくの美味しいスープが全滅?なんてこと? と落胆していたので・・。

 

弟も西宮の自宅に帰れず大阪市内のホテルで一夜。女友達も宝塚で足止め。

う〜ん、関西よ、大変だったね。京都も渡月橋や西本願寺あたりで物理的被害が出ているみたいだし、出町の柳も糺の森の木々も倒れてるみたい。

地元贔屓で申し訳ないが、やっぱり関西が痛むと私も痛いですよ・・・

1日も早い復旧をお祈りします。

 

 

 

 

 

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新学期を迎えて読書の秋スタート

2018-09-03 21:17:15 | 本と雑誌

寝られないと思ったら、その後ちゃんとたっぷり取り戻すので健康でいられるのかもしれません。

昨夜は、今朝の涼しさ、曇がちの天候も手伝って、なんと10時間寝てしまった。

翻訳の締め切り伸ばしてもらってるのに、10時間寝ちゃいかんでしょ、という自戒の念もあり、さっさと支度して

パソコン前に座りました。


でも宵っ張りで出会いがあるのも事実。観たかったテレビドラマシリーズがBSで放送されているのに遭遇。

エリザベス・モス主演の「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」。

数年前からフランスのサイト、確かルモンド紙? で、いい、いい、って聞いてたんですが、地上波じゃ無理だろうな、と思っていたら、ようやくです。すでにゴールデングローブ賞を始め様々な賞をゲットしている作品ですから、日本のテレビだってほっておくはずがないですよね。

どうやらHuluで独占配信しているらしく、もう2シーズンめ?。

ただ、わたしはHuluにどうやって加入していいか知りません・・・Netflix も知りません。アマゾンプライムでさえ二の足踏んでます。ひきこもりになってはいけないし、やはり映画は映画館でという主義です・・

でもテレビドラマならね、テレビ画面で見ても罪悪感はありません。しかもけっこう質が高いのが昨今で。

この「ハンドメイズ・テイル」も、夜中にさわりを観ただけですが、怖い〜〜〜。怖いけど良く出来てそうで、なおさら怖い。


そうそうディズニーで「メアリーポピンズ・リターンズ」も製作されたようで、間違いなく観に行きそう。

女の子向け児童文学といえば・・・

先日の毎日新聞書評で、生命科学者の中村桂子氏の『「ふつうのおんなの子」のちから』を、私の好きな日本近代文学研究者・持田叙子さん(=「荷風へようこそ」が好きでした)が批評していて、ダブルで狂喜乱舞してしまった。

わたしのマイブームと同期してる! あしながおじさんのジューディ、小公女のセーラ、赤毛のアン、ふたりのロッテ、長くつ下のピッピなどなど、「ふつうのおんなの子」にわたしたちは人生を習ったんだ。

そう思うと涙が出て来ましたよ・・・

男の子とちがって争わない、自分の身の丈の人生にささやかな幸せをみつけられる資質、う〜ん、いまこそ見習うべきヒロインたちね。

メアリー・ポピンズは3冊目の途中でちょっと休止中。彼女は自分の姿をショーウィンドにうつしてニッコリするのはご愛嬌だけど、周囲の人にあまり素直じゃないんですもん。

素直なヒロインに惹かれます。

仕事が一段落したら、中村さんの本は本屋さんで手にとって買います。

ペソアの代表作も図書館に予約しました。まだ読めてないのが恥ずかしいくらい。フランスにいるときに買っておけば良かったle livre de l'intranquillité... 。

フランスは新学期でラジオもようやく面白い番組を流すようになりました。それで、早速、こないだのペソアの番組は良かった! パリの友人がコメントで出演していて(=録音みたいでした)、あれ、この声は!で興奮しちゃって眠れなかったのでした・・・。さっそくメイルしたら、「僕はその番組聴いてない。今、トスカーナ」だって、ああ、フランス人はまだバカンスか!うらやましい・・

フェルナンド・ペソア、手強そうですが、児童文学と交互に読めば、ぐぐぐぐとメランコリーに沈みこむこともないでしょう。読みますよ。




 

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