はははのはなし

今日は昼前に歯医者さんに口内チェックに行って来ます。
1月の歯石とりがあまりに痛かったので、半年に一度は歯石チェックに行くよう決めました。やっぱりこまめに行っとくと歯石とりもすぐ終わるし、ほぼ痛みもなくて正解です（先週とってもらった）。この年齢になると悲しいかな「虫歯」より「歯槽膿漏」の方がコワイ☆家ではバイオリンを弾くよーに歯磨きしてます。細かい弦さばきのよーな歯と歯ぐきのこきざみ歯磨きという意味ですけど。バイオリニストの演奏姿はウツクシイですが、私の歯磨きスタイルはあまりにカッコ悪いので家の外ではできません。

梨木香歩さんの「f植物園の巣穴」を読んでいます。この主人公が不思議な歯医者通いをしていまして（私の歯医者通いはまったくの偶然）、歯の治療をしながら心の治療をすすめていくストーリーになっているのですが、そこにこんな印象的なセリフがあります。

「心と同じく、口中も視たり嗅いだりすることが尋常では難しい。それを思えば貴君は実に良い機会を与えられたものです。」

これが虫歯の穴ほど深い話でして、終盤のカエル小僧のくだりは涙なしには読めないほど。心も口もおんなじか・・・と思いながら歯医者へ出向く準備をする私です（っちゅか、早く準備せんと間に合わんじゃん！）。

おわり。