もともと不眠症気味なのにノンアルコール+熱帯夜ということになると激しく寝られない。
昨日も就寝したのは2時ごろだが、3時ぐらいまでは全く寝付けず。うとうとしたもののすぐ起きる(その際に見る夢はいつも変なものだ)ということの繰り返しで、いったいいつ本格的に眠りに着いたのか…不明。
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家に以前のダヴィンチで文学賞の特集をやっていたものがあったのでそれを読み返してみた。
なるほどね、俺は全く覚悟が足りない。
書きまくって4~5箇所の文学賞に送りまくるようなことでもしないとってことらしい。長嶋有なんかはそんな流れを辿ったらしい。
だめだこりゃ的な。
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大江の初期作品(や他の作家の当時の作品)を読んでいると現代作家のへなちょこぶりがわかる。へなちょこというのは偏見か。なんていうか、今の作品は観念をこねくりまわしているというか、とても感覚的だ(ちょっと違うがこれ以外の語彙を思いつけない)。皮膚感覚が文章から伝わってこない。暴力描写などにしてもそうだ。これはなんだろう。安部公房やら深沢七郎やら中上健次やらに通底する皮膚感覚(主に不快感)がない(ただし、町田康の書く食事の描写は好きだ。非常にグロテスク)。村上春樹以前以後。こんな分け型は好きではないが、とてもわかり安い傾向だと思う。それと今の小説は言葉の力に頼りすぎている。
どちらが良くてどちらが悪いとは断罪できないが、ネタ枯れっていうのは物語の分野にも及んでいるらしいってことがわかるのは確か(ちょっと飛躍した)。
って言い切れるのも、俺があまり最近の小説を読んでいないからかもしれない。
なかには俺好みのものがあるかも。