おれおれ日記

平成の快楽主義者な管理者による酒の話、現代美術の話、音楽の話、世間話をただただ垂れ流す日記。

読了

2010-03-16 12:05:22 | Weblog
「懐かしい年への手紙」を読み終わった。
大江健三郎氏が文庫化に際して書き加えた後書には胸打たれるものがあった。

ネタバレが一部あるが、まあ書き進めていこうと思う。あと俺の推測も存分に差し挟んでいる。
作中の最重要人物、ギー兄さんが最後のほうで独白する箇所がある。
「これで自殺しないですみそうだ。病気によって死ぬことができる」という意味合いの台詞。そしてそれまでダンテを読み進めることをライフワークとしてきたギー兄さんの生涯。

それらは大江氏の同作を書いている当時の心情と生活態度が反映されたものだということ。
つまりは、(俺が行間に読み取った事柄も含めて書くが)大江氏は当時自殺願望に苛まれていて、しかしなんとかダンテを読むことで日常生活を保っていたという事実。

後書でそれへの言及があった。

ギー兄さんは大江氏自身と複雑に絡み合った人物設定であると。
ニアリーイコールの関係ですらあるかもしれない。

そう考えると、この小説はまったく違う色彩を帯びてくる。




ネタバレすいませんでした。

とにかく、この小説は大江氏の仕事の中で氏自身にとって特に意義深い作品であると。
それはビシビシ伝わってくる。


今日からは
ジャン・ジュネ「泥棒日記」
を読もうと思う。

--------------

アリス・イン・ワンダーランドが3D映画だということを初めて知った。

観にいこうと思っているので、これが俺の3D映画初体験ということになろう。

実際どうなんだろうか。現在の2Dに取って代わるコンテンツになり得るのだろうか。

俺は必要としていないが。

とにかく体験だけはしておこうと思う。

-----------

大江氏の作品にはよく
「~~~~、実際に『あっ』と叫びもしたのだ。~~~」
のような表現がよく出てくるが、おそらく大江氏の大作を読み終えた読後感からということであろうが、今朝まどろみのなかで実際に「あっ」と耳元で叫ばれた気がして(それほどリアルな声だった)起きた。

アル中による幻聴じゃなければいいが。

------------

20日、TOKYO No.1 SOUL SETとスチャダラが新宿のタワレコでライブ。大混雑だろう。行きたいが、野暮用で無理。

get back

2010-03-15 12:10:09 | Weblog
今日チューン:
The Beatles/Get back

-

再来週の花見に作って持っていくもの候補:
煮卵、キムチ、キムチスープ、糠漬け

-----------

3/23
渡辺文樹行ってこようかと思う。
「三島由紀夫」観たいが時間的に無理か。

---------

ナイスなDVDレンタル店ないだろうか。
普通にツタヤかな。

最近

2010-03-12 12:05:23 | Weblog
時間がたつのが早い。
もう金曜か。

----

アル・ジャロウ再評価中。
「L is for lover」なんかを聴いている。

-------

友人が独立した。

一緒にDJをやってバカをしてきた奴だけど、考えてるところは考えてるんだなと。
スケボーのショップとのこと。

こういう知らせを聞いてもあまりジリジリしない俺。
もう終わったのか。

遅読

2010-03-11 12:05:12 | Weblog
もともと遅読体質なのだが、ここ数年は帰りの電車内しか本を読む時間がないため、読書があまり進まない。

今回もグズグズと大江「懐かしい年への手紙」を読んでいる。

何回か書いたが、この小説は大江ファンにはたまらない内容だと思う。

心から面白い。

逆に言うと、大江の作品をある程度読んでないと厳しいかも。
ネタバレ(しかもエンディング)の箇所がいくつもあるため。

----------

今日チューン:
ジャクソンズ/Give it up

巷のマイケルフィーバーがなかなか終わらない。
ポップアイコン(イコン)なんだろう、本当の意味で。

-----------

ICONIQというアーティストについて。
ビジュアル的に俺の趣味なんだが、それは置いといて。
メディア戦略の申し子っていうのはこのことか。
こうやってアイコンは作られていくんだっていう典型例。
商品だなあ。

まったく関係ないが、ミュージックステーションに出演する際の、アーティストたちの普段着っぷりが好きだ。

--

朝の電車でケータイ小説を読んでいる人を見かけた。
実際のケータイ小説を始めて見た。
すげえ、と思った。

本をケータイで読んで、感想をツイッターで書くなんていうのは当たり前になってきているんだろうな。

人間の思考がどんどんインフラ化しとる。

マトリックスの世界も近い。

あとこないだテレンス・リーが言ってたような人間の管理体制が出来上がってるんだろうな。
携帯なんて絶好の端末だから。

-------

計約20万円の買い物を済ましてきた。
カードで支払えばポイント結構つくな…と思いながら現金決済。
いまだにカードの使い方よくわからん。ネットでの買い物も振込みだもんな。
特にネットでカードを使うのが怖い。

すでにうちの両親なぞはカードでの支払いが主流の生活なのに。
遅れているとしか言いようがない。

噛む

2010-03-10 12:52:22 | Weblog
最近口の中をよく噛む。飯を食ってると。
昔からよく噛むほうだが、最近は特に。
今日も朝同じところを2回も噛んだ(しかも昨日1回噛んだ場所)。

すでに口内の左上方にひとつでかい口内炎があるので(これもなんと噛んでできた傷が発端)、これも炎症になったら最悪。

体のバランスが取れてないとよく口の中を噛むと聞いたことがある。
どうもよくないらしい。

------

昨日友人のライブを見てきた。
刺激を受けた。

戦っている。告発している。

それに引き換え俺は何だ、と端的に思った。

-------

ケロロ軍曹がやばいんじゃないかと思っている今日この頃。

---------

あと前から思っていたが、NHK教育すごい。
特に「ピタゴラスイッチ」。

---------

今日のタワレコ
Darwin's Theoryというアーティストのアルバム。ミドルがいい。買い。買わないけど。

GW沖縄

2010-03-09 12:03:43 | Weblog
が決まった。
なんとなく沖縄食傷ぎみだったのだが、行くとなると俄然やる気になる。

男4人で行くムサい旅なのだが。

---------

そんなことでプランを立てている。

渡名喜島あたり行ってみたい。

あとはブラブラして帰ろうと思う。

-------

和歌山のイルカ漁をテーマにしたドキュメンタリーがアカデミー賞をとって話題になっている。
イルカを獲ってクジラとして販売していることを問題視した作品らしいが。
そもそも「イシクジラ」(だったっけな)とか名づけられたイルカは日本近海で捕獲されており、食用として出回ってきた。生物学上ではイルカだろうが、日本の食文化上はクジラとして昔から食べられてきたもの。
かつては商品表示に問題があったものだろうが、いまは表示に問題があるものは少なくなったんだろうな。
そんなことはまあ置いといて今回も政治的な意図を裏に感じてしまう。
アカデミー賞っていうのは背後にそんな圧力がある賞なのかと。

でもとりあえず観に行こうとは思う。

それにしても「イルカは水銀をたくさん含んでいて危ない食品だ」
って、ポストハーベストと称して農作物に直接農薬振りまいたりするよりはましなんじゃねえか?

それに「食べること=死に近づくこと」っていう大重要前提がわからないかな。
安全な食品などありゃしない。

----------

自分の文章がまったく面白くない。
何回も推敲して読み直してるんだから、飽きてるっていうのはもちろんあるけど。

とりあえずあと2~3回直したら出してみようとは思っている。

浅田次郎が「酒なんか飲まずに本を読め。それぐらいの覚悟が必要だ」と、直近発行の雑誌でも言ってたけど、もともとこの人には極端な純文学・多読偏重的な性向がみられるので好きではないんだが、この言葉は今の俺にとって重い。

そんなこと思いながら昨日ものんべんだらりと過ごしてるし、今日もその予定なんだけど。

さて、もうひとつ新しいものを書き始めている。
10月末の群像新人用。

--------

今日チューン:
はIncognitoの超名作「beneath the surface」から。
「Living Against The River」

「Misunderstood」

暑い

2010-03-05 12:53:46 | Weblog
気温。いいことだ。

---------

ホワイトビーチ。聞いたことはなかったがうるま市のビーチだそうだ。
そこと津堅島を結ぶラインを埋め立て、そこに基地を移動するという案が練り上げられているらしい。
俺たちが昨夏、のんびりと漂っていた、あのあたりの海も地理上ではそのライン上(下)にあるのではないか。
そう思った。

津堅島に行ったのは意義深いことだったと改めて思う。

---------

ああ、
Kool G Rap/Fast Life
が素晴らしすぎる。

あと何度か書いたが
Slick Rick

-----------

昨日は赤羽「まるます家」「いこい」で飲んだ。
やはり楽しい、赤羽は。

しまった

2010-03-04 12:48:45 | Weblog
会田誠「青春と変態」を買ってしまった。
この場合、買って”しまった”というのは実に正しい言い方だと思う。
さきほど本屋の美術コーナーを見てて、会田誠の新しいエッセイ本が出ているのを知って「へー」などと思いつつそれをパラ見していると、その脇にこいつがあったのだ。
で、偶然1500円の金額を出せるだけの手持ちがあったのだ。

今まで「いつか買うんだろうな」と思いつつもスルーしてきたのを買う瞬間だった。

昨日から書き始めた文章がなんらかの作用をしたのかもしれない。

今の大江を読み終わったら読んでみようか。
きっと電車の中などではコソコソ読むことになるんだろう。

-------------

今日チューン:
Peter Allen/Pass this time
昨日はなんだかAOR(ちょっとアコースティック寄り)づいていた。
J.D.サウザーなんかを聴いちゃったりして。
あとこんなのも↓
矢沢栄吉/ミスティー

昨日の問題は

2010-03-02 12:04:02 | Weblog
わだかまりを残しつつもなんとか解決しそう。

----

Tami Lynn/Light my fire
なんていい曲だ。最近頻出。

-------------

フィギュアスケートの採点基準が物議を醸しているが、やはり現行の基準にマッチしていないのは研究不足ってことになるんだろう。
そういう意味では完敗なんじゃないかと思う。
コーチの良し悪しも命運を分けるね、やはり。

-----------

大江「懐かしい年への手紙」
何度も書くが、とても面白い。
初期大江の作品秘話とか、おそらく事実に沿って書かれているんだろうし。
うーん、飯食うよりこっち選んじゃうレベルだな。

-----------

渡辺文樹の映画が八王子まで来ている。
明日は時間的に無理だ。

もっとこっちよりでやってもらえれば平日でも行けるのに。
「三島由紀夫」観たい。

練馬くんだりまで「天皇伝説」観にいったあとは「もう二度と観にいかないだろう」と思っていたが…。