翻訳者魂

人間は関係を持ちたい。人間は知られたい。人間は参加したい。人間は貢献したい。人間は自分に価値があると思いたい。

腎臓泥棒 - インド

2008-02-05 12:29:00 | 国際
インドでは、地方から都会に出てくる日雇い労働者が後を絶たない。そんな労働者の腎臓が盗まれている。

India's booming kidney racket

アーメドさんは仕事を探しにデリーに出てきた。そんなアーメドさんに男たちが近づいてきた。

「建設現場で仕事がある。」と男たちは言った。アーメドさんはその男たちについて行った。男たちは途中で「健康?」とアーメドさんに問いかけた。

その夜、アーメドさんは血液検査を受けた。検査のあと、何かを注射された。アーメドさんは気を失った。

翌朝。ものすごい痛みで目が覚めた。やられた! 腎臓を盗まれた。

インドの内臓ブラックマーケットは巨大だ。他人からの内臓移植が法律で禁止されているため、金持ちたちがブラックマーケットに群がるのだ。インド人のほかに、欧米人の顧客もいる。

デリーから約一時間。小さな村の広場。そこにはうつろな目をしてやせこけた男たちがたむろしている。彼らはみな、腎臓をなくした人々だ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。