翻訳者魂

人間は関係を持ちたい。人間は知られたい。人間は参加したい。人間は貢献したい。人間は自分に価値があると思いたい。

HOW TO DAD

2005-02-25 11:42:27 | 文学
子供が授けられたとき友人から"HOW TO DAD"という本をもらった。娘を背中におんぶして息子に自転車の乗り方を教えているお父さんが表紙に描かれている。父親が子供に教えること、たとえば、平べったい石で水面を切る方法、みみずに釣り針を刺す方法、ボートのこぎ方、ネクタイの結び方、敵チームを恐怖に陥れる野球選手のメーキャップ方法(目の下を炭で黒くしてマジックで無精ひげを描く) などをイラスト入りで説明している。この本の前書きがちょっと素敵。ご紹介しよう。

~ こどもが産まれるってこころにボーリングレーンができたようなもの ~

こどもが産まれるってことは、世界がひっくりかえるようなできごと。だって、自分よりも愛せるものがこの世にあらわれたんだ。

この本は、「おとうさんの三原理」をもとにしています。

第一原理は「ノスタルジー」。自分がおとうさんに教えてもらったことを、自分のこどもに伝える。すると、あのときの、たのしい記憶がどーっとあふれてくる。

第二原理は「ピーターパン」。40才でメリーゴーランドに乗ったり、砂の城を作ったりなんって、ふつうじゃできない。でも、こどもと一緒なら大丈夫。もういちどこどもになれるさ。

第三原理は「ミスターロジャース」。おとうさんっていうのは、こどもに対して権威を持ちたいもの。それと同時に、こどもの友だちでもありたいもの。友情はいろいろな笑い、経験、機会、時間を共有するなかで育まれる。

この本では、石投げや魚釣りや野球っていう昔遊びみたいなものから、写真の撮り方、オムレツのひっくり返し方、体操選手になる方法っていうモダンなことまで説明してます。クールな握手や風船ガムのふくらませ方やキャンプファイヤの組み方やトランプの切り方や最新式のネクタイの結び方も載せてます。

でも、この本で一番言いたいことは、こどもと一緒に楽しもう、笑おうっていうことです。

「こどもが産まれるってこころにボーリングレーンができたようなもの」って書いたけど、息子が自転車に乗れるようになった!娘が二塁打を打った!こういうのは、ボーリングで300点をだすよりもっともっと感動的なことだよ。


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5 コメント

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イラストにかなり惹かれています (左脳 少)
2005-02-26 12:03:39
凄く楽しみになってきました。もちろん本を買う

のがですよ(笑)



でも本を買う前に、彼女をどうにかしなきゃ・・・。
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イラスト見たいな (eirakusan)
2005-02-26 08:54:10
イラスト見てみたいです。いやそれよりも自分で買ってみようかな。

左脳 少さんもいつ父親になるかわからないから今から読んでおいていいかもしれませんよ。
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プレゼントにいいですよ (einichi)
2005-02-26 00:41:43
イラストがとってもいいですよ。いつか見せてあげたい。
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泣けてきますね。 (左脳 少)
2005-02-25 22:49:12
私がいつの日か、父親になる日がきたら

この本を読みたいです。

eirakusanさんがおっしゃる通り、

本をプレゼントされた友人の方は素晴らしい

方ですよっ!!友人に子供が生まれたら、

この本をプレゼントします、絶対に。
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あらためて子供に感謝したい (eirakusan)
2005-02-25 15:17:18
How To Dadをくれた友人もすばらしいね。

私も今一番の感動のもとは子供です。こうやって子供に遊んでもらえない時期が来ることを思うと、まじめに涙が出てしまう。

いい話だなあこの記事も。
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