翻訳者魂

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ふるさとの訛りは熱い涙

2008-01-28 02:39:30 | 社会
ふるさとを出て27年もたっちゃって北海道弁が話せなくなった。

昔交換社員という制度で数ヶ月アメリカで働いたことがある。昼は事務所のそばの日本食レストランに通った。今日で勤務が終わりっていう日に、そこの女将さんに挨拶に行った。女将さんは青森の人で、ぼくは函館に住んでいたことがあるので、女将さんに津軽の言葉を真似て、「おばさん、まんず世話になったな。ありがどな」、とお礼を言ったら、女将さん、久しぶりに青森の言葉を聞いだって、座り込んで顔を両手で覆って泣いちゃった。ふるさとの訛りを聞くと胸がざわざわして暖かくなって熱くなって涙があふれ出て来るもんなんだ。ぼくも自分の言葉を大事にしたいけど、さっきも言ったようにもう27年。時の流れは速い。もう話せない。ああ、これってサウスカロライナの女将さんだな。ぼくも今北海道の言葉で話しかけられたら泣いちゃうかもな。


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