翻訳者魂

人間は関係を持ちたい。人間は知られたい。人間は参加したい。人間は貢献したい。人間は自分に価値があると思いたい。

はじめて見ても、息子はわかる。

2007-02-05 15:35:28 | 社会
産院での赤ん坊の取り違えという事件はときおり発生する。日本だけじゃなく世界中で起こっているに違いない。

自分の子供っていうのは、長い間見なくても、また、初めて見る場合でも、すぐわかるものなんだなという出来事がマレーシアであった。

マレーシアのある町。

中国系マレーシア人のレオンさんは、息子がほんとうに自分の子かどうかを疑っていた。息子は自分にぜんぜん顔が似ていないのだ。

別の場所では、ある男の子が、父さんは自分の本当の親じゃない、と感じていた。父さんは自分にぜんぜん顔が似ていないのだ。

男の子は、どうにも耐え切れず13歳のときに家を出た。

8年前、レオンさんの娘が父親に似ている若い男性がショッピングセンターで働いているのを見つけた。娘は、家族をショッピングセンターに連れてきた。

若い男性と父親はしばらく見詰め合っていた。

勇気を出して、どちらからともなく声をかけた。これが、真実が表に出るきっかけになった。

DNA検査で、レオンさんと若い男性は本当の親子だと鑑定された。30年前、産院で赤ん坊が取り違えられていたのだ。

めでたい話だけれど、もうひとり、今までレオンさんに育てられていた子はどうなるの? どういう気持ちなの? ちょっと気にかかる。

Chance meeting solves baby mix-up


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