翻訳者魂

人間は関係を持ちたい。人間は知られたい。人間は参加したい。人間は貢献したい。人間は自分に価値があると思いたい。

武器輸出国トップ10 - 武器を世界に広めながら平和を訴える国連常任理事国

2008-02-22 16:36:27 | 国際
Top Arms Exporting Countries, 2006



輸出額

アメリカ合衆国

$14,008m

ロシア

$5,800m

イギリス

$3,300m

ドイツ

$1,000m

中国

$700m

カナダ

$600m

フランス

$400m

オランダ

$300m

イスラエル

$200m

スペイン

$200m

スウェーデン

$200m



国連常任理事国のアメリカ、ロシア、中国、フランス、イギリスがすべてトップ10入り。ダルフール紛争で世界中から激しく非難されている中国だが、意外に輸出額は少ない。というのは間違いで、実は陰で莫大な量の武器を輸出している。

Amnesty International Says Chinese Secret Arms Sales Stoke Conflict, Repressionによれば、中国は闇ルートを経由して武器をスーダン、ビルマ、ネパールの抑圧者側に流しているらしい。2005年にはスーダンに200台の軍用トラックを輸出し、オーストラリア、タイ、マレーシア、南アフリカには大量の銃をばら撒いている。

中国は、小さな町の喧嘩から世界注目の紛争地まで、幅広く火に油を注いでいるのだ。

中国にオリンピック開催の資格があるのか?

2008-02-15 01:23:06 | 国際
Darfur Diaries: Stories of Survival

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ダルフール紛争の解決に何の働きかけもしないどころか、いまだに政府側に武器を与え続ける中国にしびれをきらし、スピルバーグが北京オリンピックの演出監督を辞退した。日本では、毒餃子が人々を恐怖のどん底に叩き落している。大気汚染がマラソン選手の健康を損ねないかも心配だ。メイン競技場では、建設作業員が何人も死んだ。イギリス政府は、選手たちに中国の政治については語るなと命令した。

2008年オリンピックの開催地が中国に決まったのは、今から7年前の2001年。当時、中国政府はオリンピック開催を人権問題の解決につなげる、またメディアやジャーナリストの取材制限も取り払うと宣言した。

中国はその宣言を守っているのか?

現在の中国に取材の自由などどこにもない。少なくとも30人の中国人ジャーナリストと50人のブロガーが今も監獄の中だ。中国国内の報道機関は常に検閲の対象になっている。餃子事件でわかるように、中国に関する海外情報が中国国内に入るのはブロックされている。

活動家Ye Guozhu氏はもう4年も収監され拷問を受けている。拷問されているのはYe氏だけではない。国連の調査によれば、中国では今でも広く拷問が行われている。

国際オリンピック委員会は、なぜ中国をオリンピック開催地に選んだのだろう?


腎臓泥棒 - インド

2008-02-05 12:29:00 | 国際
インドでは、地方から都会に出てくる日雇い労働者が後を絶たない。そんな労働者の腎臓が盗まれている。

India's booming kidney racket

アーメドさんは仕事を探しにデリーに出てきた。そんなアーメドさんに男たちが近づいてきた。

「建設現場で仕事がある。」と男たちは言った。アーメドさんはその男たちについて行った。男たちは途中で「健康?」とアーメドさんに問いかけた。

その夜、アーメドさんは血液検査を受けた。検査のあと、何かを注射された。アーメドさんは気を失った。

翌朝。ものすごい痛みで目が覚めた。やられた! 腎臓を盗まれた。

インドの内臓ブラックマーケットは巨大だ。他人からの内臓移植が法律で禁止されているため、金持ちたちがブラックマーケットに群がるのだ。インド人のほかに、欧米人の顧客もいる。

デリーから約一時間。小さな村の広場。そこにはうつろな目をしてやせこけた男たちがたむろしている。彼らはみな、腎臓をなくした人々だ。

旧正月の帰省を襲った雪 - 中国

2008-02-05 11:52:40 | 国際
旧正月の帰省を急いでいた人々を雪が襲った。北部なら雪に慣れているので交通機関も麻痺しなかっただろう。しかし、今回降雪が続いているのは中国南部。戦車が出て氷を砕いている風景も見られる。奴隷のように長く過酷な労働に耐え、やっとふるさとに残した家族に会えると思っていた人々にはつらい雪だ。

ところで中国政府が最も恐れているのは、この雪でだめになった作物。もうすぐ食料不足が中国と日本を襲う。

中国の繁栄は餃子の皮のようなもの

2008-02-03 12:16:55 | 国際
ここ20年で中国は大いに発展し世界経済の中心的な役割を占めるまでになった。

しかし、中国経済の実態は主要経済大国の下請けにすぎない。したがって、アメリカや日本の経済状態が悪くなれば、輸出が滞り、経済発展は止まる。また、元を適切なレートに切り上げることによっても、中国の競争力は低下する。

こういった弱点を中国は抱えている。企業の経営者たちは薄氷を踏む感覚で商売を行っている。国家も企業の経営者たちを支援する。原材料の仕入れ値を安くするため、世界中で原材料を扱う企業の買収を試みている。

食品輸出は、餃子の皮のような薄い利益しかもたらさない。安い原材料を大量に仕入れ、薄利多売するしかない。いったいどんな原材料を使っていたのだろうか?

今回の毒餃子事件について、中国側は、すぐに中国で殺虫剤を入れた痕跡はないと発表したけれど、こんなに調査機関が短いのでは誰もその言葉を信用できない。小平が「きちんと説明することはない。すべてを曖昧にしなさい」と言った教えに基づくものだろうが、国際社会では通用するはずがない。

北京オリンピックを成功させ、これからも世界経済の中心であり続けようとするのなら、日本と協力して原因をはっきりと突き止めて再発を防ぐべきだ。

ところで、日本国民の僕としては、中国の食品が押し寄せてきたここ20年で変化した自分の健康状態や体力を詳しく検査してみなければならないと考えているところだ。

地球強制冷房

2008-01-29 02:47:50 | 国際
福田総理がダボス会議で言ってたね。地球温暖化を少しでも遅らせたい、二酸化炭素排出量を減らそうって。世界中の首脳たちが減らそう減らそうって口にするけど、ああ、そんなことはもう無理。減らせるわけないじゃん。別な戦術を考えよう。そう、無理やり地球を冷やそう、ってことを唱えている科学者もいるんだ。

植物の光合成には二酸化炭素が必要。それなら、海藻にたくさん光合成をしてもらおう。海藻の繁殖には鉄が有効だから、海に鉄粉を撒くっていうのはどう? 砂漠に大きな鏡を置いて、太陽光をはね返すっていうのはどう? こういう方法が実際に考えられてる。

それにしても強制冷却作戦はぜんぜん盛り上がってないね。こっちの方が面白そうなのに。

歴史などない。あるのは無数の解釈だけだ。 パキスタンレポート

2008-01-14 13:32:15 | 国際
パキスタンへに行ってくれ、と上司に言われた。元首相が暗殺され、政情不安に陥った国をレポートするためだ。お前は独身だ、事件に巻き込まれても悲しむ人はいないだろうと上司は続けた。日本国内のくだらない事件の取材にあきあきしていた俺はすぐに了解の返事をした。

1月のイスラマバード。午後9時。気温は2度。空港から出て洟をひとつすすりあげタクシーを拾った。

左胸のポケットから1枚の写真を抜き取る。政府は、元首相の死亡原因を頭部への打撲と発表した。しかし、この写真には銃を持った暗殺者の姿が鮮明にうつっている。

次の日、俺は現場に足をのばした。殺害を目撃した人々に話を聞くためだ。

「ムシャラフが殺したのさ。自分が権力を握り続けるためだよ。」

「いや、ブッシュの差し金だ。ブッシュは民主的なパキスタンを恐れたのだ。」

「アルカイダがパキスタンを混乱させるために、ブットを殺したんだ。」

それぞれが、自分の意見を主張する。他人の話に耳など傾けない。どんなに新事実が発見され、報道されても、彼らは眠っている間に不必要な情報を捨て、自分に都合のよい情報だけを脳に残す。そして次の朝になれば、昨日と同じ主張を繰り返す。

俺には、暗殺の首謀者がだれなのかまったく見当がつかない。材料をできるだけたくさん集めて、日本に報告するだけだ。

今日は、事件直前にブット元首相と握手し、テロに巻き込まれながらも奇跡的に無傷だった少年に会う予定だ。この大きな交差点の向こうが待ち合わせ場所だ。

道路を途中まで渡ったとき右から猛スピードで小型トラックが突っ込んできた。一瞬運転手と目が合った。えっ。子供。次の瞬間、俺は跳ね飛ばされ、道路に転がった。

トラックは急カーブして人ごみに突っ込んだ。爆音とともに、建物と人間が吹き飛んだ。真っ赤な肉片がピシャッと俺のすぐそばに落ちた。瓦礫が広がり埃がもうもうと渦巻く。その方向に人々が泣き叫びながら走りよる。

俺はヘロドトスの言葉を反芻していた。

「歴史など存在しない。あるのは人々の勝手な解釈だけだ。人々の足跡を残すのだ。書かなければ、記憶はいつかすべて忘れ去られる。」

ペンを持つ右手を左手で支え、見たままを地面に置いた手帳に書こうとする。もうとうに手の痛みはない。快感が全身をおおい、意識が遠のく。

(注 この記事は創作です)

パンダを殺したのは誰だ!連続射殺事件発生で中国政府が徹底捜査指示―四川省

2007-12-16 14:02:11 | 国際
パンダを殺したのは誰だ!連続射殺事件発生で中国政府が徹底捜査指示―四川省

中国でパンダ連続射殺事件が発生している。犯人は捕まっていないらしい。

ニューズウィークは、コンゴでのゴリラ連続射殺事件を特集していた。(今、部屋の中を探したのだが、どこかに埋もれているらしく見つからない。)

コンゴでは民族対立が原因でいやがらせのためにゴリラを殺していたといった内容だったと思う (該当号を見つけたら詳しく書きます)。

犯人たちにはパンダやゴリラが絶滅危惧種という認識がなく、ただ殺して愉快に思っているのか、それとも、それらの動物を保護する人々や国際社会を挑発しているのか、どちらにしても怖い事件だ。

海に飛び込んだカンガルーがサメに食べられる

2007-12-14 22:44:27 | 国際
オーストラリアのビクトリアの海岸。犬と散歩をしていた男性が、浜辺でカンガルーを発見した。ひとしきり物思いにふけっていたカンガルーは、おもむろに海に飛び込んだ。頭を波の上に出したり、沈めたりしながら泳いでいたカンガルーが突然サメに襲われた。

人々は、目撃者を酒に酔っていたんだろう、とか、麻薬をやっていたんだろうと責めた。しかし、警察がカンガルーの死体を発見し、新たな目撃者も現れた。どうも、この不思議な出来事は事実だったらしい。

Shark 'kills swimming kangaroo'

携帯電話の料金が937万円!

2007-12-14 03:39:18 | 国際
携帯電話の料金体系はわかりづらい。カナダでも状況は同じ。ある若者が10ドルの無制限モバイルブラウザプランという契約をした。彼は、インターネットに時間制限なしに接続できるのだから、PCにつなげてモデム代わりにしてもいいんだと自分で解釈した。そして、その端末をPCに接続し、大きなファイルをダウンロードしまくった。請求書を見て驚いた。なんと8万5千カナダドル。そんな金は支払えない。この男性、なぜ警告してくれなかったんだと電話会社と争うとのことだ。

Shock at $85k mobile phone bill

民間人を殺し、テロリストに武器を渡すアメリカ人

2007-09-23 02:32:22 | 国際
NHK大河ドラマの山本勘介は、武田晴信のライバル長尾影虎に百丁の火縄銃を売った。川中島で、自分が売った武器が自分を狙うかもしれないのにだ。

アメリカの民間軍隊ブラックウォーターのスタッフが、イラクのブラックマーケットに防護機材や赤外線スコープや銃を持ち込んでいたのではないかという疑惑が持ち上がった。

Blackwater 'arms smuggling probe'

7月、トルコ政府が非合法組織クルディスタン労働者党(PKK)から米国製の武器を押収した。この件に関して、トルコは米国を非難した。PKKは、ワシントンがテロ集団と指定している組織だ。トルコ政府の調査員は、ブラックウォーターが持ち込んだ武器が闇市場で売られ、テロリスト達の手に渡ったかどうかを調べている。

イラク政府はまた、10人の死者が出ている6件の暴力事件にブラックウォーターが関与している可能性があるとして調査中だ。

つい先週も、イラクの民間人11人が殺害された現場にブラックウォーターのメンバーがいたそうである。

生きているのに検死された

2007-09-22 12:39:17 | 国際
検死されているときに目が覚めるというのは、そんなに経験できることじゃない。しかし、運転手のカルロスは実際に検死された。

カルロスはトラックと車との衝突事故で気絶した。現場に到着した救急隊員は、救命処置要請書ではなく検死要請書に情報を書き込んだ。

彼は、文書の取り違いで死体置場に送り込まれた。

検死を開始した医者は、カルロスの顔から異常を感じ取った。生きているように、血が出てきたのだ。

夫は死んだと聞かされていたカルロスの妻は、病院の廊下の移動寝台の上に横たわっている彼を発見した。

ズボンのポケットには検死書類が突っ込まれていた。

Injured man sent for post mortem

外国語の習得でアルツハイマーを防ぐ

2007-09-18 11:15:29 | 国際
日常生活で出会う情報やモノを、英語ではなんていうんだろう、日本語ではなんていうんだろう? とよく考えている。そして、そんなことを楽しいと思っている。

2つの言葉を話すことは脳にずいぶんと良いらしい。

Being bilingual 'protects brain'

バイリンガルは『脳の老化を防ぐ』

カナダのヨーク大学の研究チームが、30才から88才の人々104人に脳の認識機能に関する試験を行った。その結果、バイリンガルの人々の脳が若々しいということが確認された。

これより前の研究でも、楽器の演奏、ダンス、読書、クロスワードパズル、ボードゲームなどで脳を活発にしておくことが老年痴呆を防ぐことに役立つと考えられてきた。

今回の研究では、言語技術の習得も脳の老化防止に効果があるということがわかった。

Ellen Bialystok博士を中心としたヨーク大学チームは、多様な試験で被験者の認知スキルを評価した。被験者の半分は英語のみを話すカナダ人で、残り半分は英語とタミル語を話すインド人。被験者の教育程度は同等で、全員が中流階級に属するという類似した背景を持っていた。

研究の責任者は試験の結果について次のように説明している。

「バイリンガルは、すべての年齢で、脳の老化が遅いという結果が得られました。第二言語を若いうちに習得すれば、年をとっても脳の認識機能が低下しないようです。幼児期における第二言語の習得が、神経単位の発達プロセスに影響するのかもしれません。ただし、被験者は別々の国の人々で、また教育システムも違うので、結果については慎重に解釈しなければなりません。」


イスラエルでネオナチが摘発される

2007-09-10 11:39:10 | 国際
イスラエル警察が、外国人、同性愛者、ユダヤ教信者を襲撃していたネオナチを捕らえた。このネオナチたちは、自分たちがユダヤ人であることを認めている。

Israeli 'neo-Nazi gang' arrested

イスラエルの日刊新聞Haaretzが確認したビデオには、ロシア人の麻薬中毒者を囲み、「ユダヤ教信者であることと麻薬中毒者であることを膝をついて謝れ」と罵った後、この青年を激しく殴りつけている画像が映っていた。

なぜ、イスラエル人がイスラエル国内でネオナチになったのだろう?

その背景をアルジャジーラがレポートした。

'Neo-Nazi' gang arrested in Israel

逮捕されたネオナチ8人の母親はユダヤ人ではなかった。彼らは旧ソ連からの移民であり、祖父の少なくとも一人がユダヤ人だったため、法的にイスラエル人と認められていた。

はなぜネオナチに?

この若者たちは、移民による環境変化が原因で精神的なショックを受けていた。その精神的苦痛をユダヤ民族に向け、旧ソ連で目撃したネオナチの行動を模倣したいたのだった。