最近、この単語集に夢中です。
『大学入試 無敵の難単語 PINNACLE 420』
数ページめくっただけで分かりました。私の英語学習史上、最も自分好みの単語集だということが・・・(*^^*)
近年では『ロゴフィリア』に出会った時以来の感動を覚えています。収録されている語彙レベルは英検1級以上。見出し語だけでなく、例文中の高規格な英単語にも説明が施されており、また、類義語や派生語も数多く紹介。しかも、それらが何度も繰り返し出てくるので、暗記の助けになっています。『大学入試』と銘打ってますが、これ一冊を完璧にマスターしたら、英検1級の語彙問題(21問)は満点を取れますし、国連英検特A級にも十分に対応できます。そして何より、英字新聞や雑誌を苦なく読めて、教養あるネイティブと対等の語彙力を手にすることができます。
収録語彙は一言では説明しづらいですが、非常に”通好み”です。2021年度に早稲田大学社会科学部で出題された panacea や elixir がはしがきで紹介されるなど、最新の大学入試が意識されています。そして、私が普段英字新聞で読んでいて、「このレベルの単語を覚えないと、大学入試で頭一つ抜け出せないし、英字新聞もスラスラ読めないよね。当然、英検1級も受からないよね」と思う単語が、惜しみなく収録されています。数日前に読んだ英字新聞に出てきた dwindle や epitome もちゃんと載っています(^^)
ここまで書くと大学受験生や英語学習者の多くが購入しそうですが、ちょっと待ったー!
いきなり本著をやっても挫折してしまう人が多いでしょう。大した文法力もないのに『英文解釈教室』に手を出して挫折してしまった1980年~90年代の大学受験生のように(笑)。
まずは、手元にある英単語集を完璧にしましょう。「完璧に」の熱量が、私と学習者では違い過ぎるので、こちらの記事(一冊の単語集と心中する覚悟はあるのか?)も読んでください。そして、その一冊が完璧になり、英検準1級に合格し、高校生なら全国模試で英語の偏差値が65を超え、「大学受験で英語で突き抜けたい!」「英検1級に合格したい!」と本気で考える学習者が取り組むと、本著がものすごい力となってくれることを実感できるでしょう。
最難関大学受験生や英語通の間で人気が出そうな『大学入試 無敵の難単語 PINNACLE 420』。『でる単』や『金フレ』のように、略称が欲しいですね。『ムテ単』かな?