英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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「退屈力」を培う精読

2008年06月19日 | 英語勉強法
先月のTOEICでは、自己最高の970点を取得できましたが、その原因を考えてみました。

対策としては、実践型の模試を2回分(=400問)解いた程度で、特別な勉強をしたわけでもありません。

しかし、従来と違っていたことが一つ挙げられます。それは、高校生の授業のために、各高校・各学年のリーダーの教科書を細部にこだわって予習していたことです。特に今年度は、進学校のみならず実業高校などからの高校生を指導する機会に恵まれました。予習(=精読)に費やす時間とエネルギーは相当なものになります。
もちろん高校生の内容ですから、予習しなくても当然のように分かりきっていることばかりです。しかし、生徒達からいかなる質問が出るとも分かりません。そのため、分かりきっていることでもすべて情報を書き込み、完璧にしているのです。これは究極の精読といえるでしょう。

最近知ったんですがこのように、分かりきっている基本的なことを際限なく繰り返すことを、「退屈力」と言うそうです。あの斉藤孝先生が『退屈力』という本で述べられているようです。(詳しくはこちらをどうぞ → ブログ「英語力工場作業場」

その一方で、高校生の教科書では、私にとっては物足りないのも事実。TOEICの勉強も一段落ですので、多読に没頭したいところですが、本来なら多読に使うべきペーパーバックで、精読をやってみようと発想した次第です。

これまでペーパーバックはいくつか読破してきましたが、多読のための教材と考えているため、分からない語彙があっても、コンテクストから推測して読み飛ばし、細部にはこだわらず英語の波に揉まれるというイメージで読んでいました。

ここに『Legally Blonde』という一冊のペーパーバックがあります。4年前の夏に購入したのですが、3分の1程度読んで挫折した本著で、退屈力に磨きをかけたいと思います。

『Legally Blonde』は284ページあります。半年ほどで精読を終えるペースで取り組みます。また、本ブログのカテゴリーに「Legally Blonde の英語」を設け、使える英語を紹介していきます。
コメント (2)
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