英語を勉強していたり指導をしていると、究極の課題にぶつかります。英語は結局「単語か文法か」という問題です。
「卵が先か鶏が先か(a chicken and egg problem)」、あるいは、その分野の碩学であり『The Blank Slate』 でも有名な Steven Pinker 氏が言う「生まれか育ちか(nature vs. nurture)……人間の学習メカニズムは、親から引き継いだ遺伝子によって決められてしまっているものか、それとも育つ環境によって左右されるものか」などと同類で、結論は出ません。
しかし、私の経験論に基づいて強いて言うと、やはり文法です。そして、文法を礎とした確固たる英語力がつくと最終的には単語ということになるでしょう。
私自身、英語力が発展途上であったTOEIC700点以前の時代、「文法は一通りやった。あとは単語だ!」と勘違いし、『英会話・やっぱり・単語』などという本も購入したことがあります。
しかし、TOEIC700点前後では単語力はおろか、文法も穴だらけ。文法の基礎がしっかりしていないと英文構造を瞬時に見抜くことが出来ず、速読力・リスニング力にも悪影響です。
文法に対して揺るぎない自信が持てたとき、TOEICは900点以上で安定しました。しかし、900点以上の現在でも、文法についても次から次へと疑問点がわいてきます。時間さえあれば、アメリカの大学で言語学を学びたいと考えてしまうほどです。
“どんなレベルでも短絡的に決めずにバランスよく”というのが、私の考えです。
「卵が先か鶏が先か(a chicken and egg problem)」、あるいは、その分野の碩学であり『The Blank Slate』 でも有名な Steven Pinker 氏が言う「生まれか育ちか(nature vs. nurture)……人間の学習メカニズムは、親から引き継いだ遺伝子によって決められてしまっているものか、それとも育つ環境によって左右されるものか」などと同類で、結論は出ません。
しかし、私の経験論に基づいて強いて言うと、やはり文法です。そして、文法を礎とした確固たる英語力がつくと最終的には単語ということになるでしょう。
私自身、英語力が発展途上であったTOEIC700点以前の時代、「文法は一通りやった。あとは単語だ!」と勘違いし、『英会話・やっぱり・単語』などという本も購入したことがあります。
しかし、TOEIC700点前後では単語力はおろか、文法も穴だらけ。文法の基礎がしっかりしていないと英文構造を瞬時に見抜くことが出来ず、速読力・リスニング力にも悪影響です。
文法に対して揺るぎない自信が持てたとき、TOEICは900点以上で安定しました。しかし、900点以上の現在でも、文法についても次から次へと疑問点がわいてきます。時間さえあれば、アメリカの大学で言語学を学びたいと考えてしまうほどです。
“どんなレベルでも短絡的に決めずにバランスよく”というのが、私の考えです。