英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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言葉の枠

2007年06月13日 | 英語勉強法
先日の早朝、息子が突然目を覚まし、
「ポイフルとママのお薬がケンカしている」
と泣き出しました。(因みに、‘ポイフル’とは明治製菓のキャンディーです。)

彼は夢を見ていたのだと思います。最近のママは風邪が長引き、バッグにはいつも薬が入っていました。そして息子の好きなポイフルもママのバッグに入っているので、そのことが夢につながっていると思うのです。

彼のこの表現を聞いて、ある文章を思い出しました。中学3年生の国語の授業でとりあげた広島県の県立高校入試問題です。出典がわからないのが残念ですが・・・。

その文章の論点をまとめると、
・子供の言う言葉が詩的に聞こえることが多い。
・これは、子供の純真な気持ちがたくまずして出てくるものではなく、言葉の力が十分に発達していないからである。
・しかしその一方で、子供にとっては毎日が新しい経験の連続。
・自分が既に習得している言葉だけではその経験を表現することができない。
・そのため‘言葉の枠を破る必要性’が生じる。
・このプロセスが詩人と似ている。詩人は日常的な経験を超える経験をもつため、日常の言葉の枠を超える必要性がある。
以上のことは、英語を話す時に共通するものがあると思うのです。

決して難しい言い回しで発話しようとするのではなく、知っている範囲のボキャブラリーで発話する。

ただそれに甘んじていても進歩はありません。やはり、知っているボキャブラリーや文法力を高めて、常により英語らしい発話を心がけることが、大切ではないでしょうか。
コメント
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