OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

パリの空の下セーヌは流れる@~母娘でパリへ12~

2012年04月23日 | 母娘でパリへ 2012

最初にパリに行った時、セーヌ川のクルージングは日本円に換算すると5000円位していた。

フランがずいぶん高くて、コーラだって400円以上するような時代。

せいぜい1時間のクルージングにそんな値段は出せない。

若くて貧乏だった新米夫婦は、「あんな船に乗るのも良いね」と、横目でうらやましく眺めていた。

 

○十年が経ち、心強いことに円の力も強くなった。

今なら、気軽にセーヌ川クルージングの船にも乗れそう…。

でも、時間があるかしら?

 

ガルニエを見学後、ランチを済ませ、次に目指したのはベルティヨン、サン・ルイ島にある有名なアイスクリーム屋さん。

ここのパフェの写真を見て、「絶対ここに行こう!」と、母娘で気を合わせていたんです。

ところが…。

 

閉まってたんです

 

近所のアイスクリーム屋さんは営業中。

「仕方がないから、ここで食べる?」と娘を誘うも、「私はアイスが食べたいんじゃないの!ベルティヨンのアイスが食べたいの」と、にべもない。

じゃあ、まあセーヌ川でも眺めましょうよ。

ぽかぽかとお天気の良い、青空の下のセーヌ川を眺めていたら、ホラ、ノートルダム寺院の前当たりに何か人が集まってる!

 

きっと船の乗り場があるに違いないと、そちらに向かってぶらぶらと歩いて行くことに。

そう、ありました。

ビュトバスという、遊覧船の乗り場。

この遊覧船は、パリの中心部のセーヌ川をぐるっと回っていて、好きな停留所で降りることができるらしい。

乗船券は、一日券で、乗り降り自由というもの。(たしか15ユーロ。1600円位ですよね)

早速乗ってみることに。

30数年来の夢が叶うというわけです。

 

では、船の中からの撮影した、セーヌ川に架かる橋の様子をご覧ください。

 

この橋だけは名前がわかる。

ポンヌフです!

エッフェル塔の所まで来ると、船はグルッと回って、ノートルダム方面に引き返します。

 

これはオルセー美術館。

 

そして、その次のサンジェルマンの停留所(?)で、船を下りました。

 

写真からもわかるとおり、この日は旅行中いちばんの好天で、気持ちのよいクルージング。

私は(足が疲れていたので)座席に座っての見学。

娘は船尾のデッキから、撮影に夢中。

それぞれ、お隣にいたアメリカ人観光客と和やかにおしゃべりしての船の旅。

「こんなに大きな建物ばかりじゃ、一枚の写真に収まらないわよね」「どうやって撮ってる?」と、娘はアメリカ人女性客とカメラを覗き合っていた。

私の方は、老夫妻の記念撮影をお手伝いし、「あなた写真撮るのが上手ね。今回の旅のベストショットよ!」とおだてていただいて、「どこから来たの?」「パリには何泊?」と、しばしのおしゃべり。

街中ではついせかせかしてしまうけれど、ゆったりと景色を眺めながら、周りの人と打ち解けるのはクルージングならではだと思う。

小一時間だけれど、強く印象に残ったセーヌ川クルージングでした。

 

追記

時間があるときに、橋の名前を調べて書き足しますね。

今日の所はこれで…。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿