OT園通園日記

車椅子生活の母を老人ホームへ訪ねる日々。でもそればかりではいられない!日常のあれこれを書いています。

パンジー

2005年11月06日 | Weblog
ベランダの花がみすぼらしくなってしまった。
もうすっかり空気が冷たくなって、春に植えた花は終わり。
遅ればせながら、ポットの花の入れ替えをする。
わがやの冬の定番はパンジー。
夫と一緒に園芸店に行く。

去年の今頃は、毎日毎日、片道1時間以上のドライブをして母のいる病院に通っていた。
他に何をする余裕もなく、気力もなく、まあ最低の家事をこなすのが精一杯だった。
スーパーの店先でパンジーを見かけても、植え替える手間がめんどうで、「今年は仕方がない。」とあきらめていた。

ところが、ある朝何となく外を見ると、パンジーの花が植えられている。
夫に尋ねたところ、「いつも植えているし、好きなんでしょ。」という返事。
嬉しかった。
夫婦なんて長くやっていると「亭主元気で留守が…」なんていう気分の方が上回ってくる。
でも、あの時は夫のさりげない思いやりが感じられて、ああこの人と夫婦でよかったって心から感じることができた。
小さいことが心を繋ぐために大事なのだと実感。

さて、今年のパンジーも無事に植え替えが終わり、ついでに買ってきたスイトピーとリナリア(姫金魚草)の種も播いて、ベランダはすっかり秋の色。
外では、緑地の木々が少しずつ色づいて、景色が暖色になってきた。



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