カーシェアリングをエコポイントで促進

カーシェアリングは、少数の自動車を多数の利用者で共同利用する概念で、これまで主に大都市地域（人口100万人以上）で社会実験や事業が行われてきました。
　マイカーに過度に依存した交通システムの改善、特に全国の地方都市では公共交通の活性化が大きな課題とされているなか、大都市のみならず地方都市においてカーシェアリングを行うことは、地球温暖化対策の上からも重要です。
　最近カーシェアリングが拡大する兆しが見えてきていますが（こちらを参照下さい）、この動きを加速するため、カーシェアリングにエコポイントを活用することを提言したいと思います。
　このモデルになるのが、金沢市での試みです。金沢市では２００４年１２月に交通系ICカードICa(アイカ)が導入され、普及が進んでいます。ICaは主にバスの乗車券として利用できますが、０６年１１月よりICaをIDカードとした「カーシェア金沢（こちらを参照下さい）」がスタートしました。
　そして、０７年２月よりバスに乗車したりカーシェア金沢を利用するとポイント(＝「金沢エコポイント」)が貯まり、金沢市中心部の商業施設や商店街で買い物すると金沢エコポイントが貯まるバスと商店街の連携システムが始まっています。
　私は、この動きを全国に普及させたいと思っています。