新 ゆ~ゆ~日記

一生独身を決めた男の自堕落で貧乏くさい日記

すりーはんどれっと

2007年06月16日 | 映画
今日は「300(スリーハンドレット)」を観た。

あらすじ
「紀元前480年。スパルタ王レオニダスのもとに、圧倒的な軍力を誇るペルシア帝国・クセルクセス王の遣いがやって来た。曰く、土地と水を差し出さなければ、国を滅ぼすという。しかしレオニダスは遣いを葬り去り、ペルシアと戦う道を選んだ。託宣師のお告げも無視し、テルモピュライでの決戦に挑むスパルタの精鋭たち。その数はたった300人。対するペルシアの軍勢は、なんと100万の大軍だった…。」


率直な感想は、「まあまあ」。
マトリックス以来の映像革命と言われており、確かに映像はオリジナリティーがあって、良い。
だけど、いまいちリアリティーが感じられない。
血が飛び散るのは良いが、下に落ちる前に空中で消えて、CG丸出し。でもって、地面には一切血が落ちてない。
あれだけ激しい戦いだったら、辺り一面血の海にならないとおかしい。
首を刎ねられるシーンも、人形の首が刎ねられたようなお粗末な描写。頸動脈切れてるんだから、もっと噴水のようにドバーッと血が吹き出ないとおかしい。グロい映像を求めているわけではないが、物足りない。
なんか全体的に、映像に頼りすぎで、スローモーションに誤魔化されているような気がする。

「こういう映像の撮り方思いつきましたよ。どうですか?斬新でしょ?」

ってな具合で撮られた“プロモーション作品”としか思えない。
内容も、実際にあったことだろうけど、「ふ~ん、それで?」という感じで、ワクワクドキドキなど全くなし。
感じたのは、「平和な時代に生まれてきて良かった」「昔の人は大変だったんだなぁ」。
それと、「ペルシア軍って、色んなのがいるのね」ってところ。
観なきゃ良かった。中途半端な歴史映画か、中途半端なホラー映画を観たような気分。

あと、今度から、映画を観たら、10点満点で評価をしたいと思う。
で、さっそくだけど、この映画の評価は「3点」。
いくらなら払って良いかは「300」にちなんで、「300円」くらいかなぁ。