旅行、飲食、草花、イベント、乗り物、出来事など。

日々の生活の中から様々な物を写真付きで。

★花シリーズ★芝桜

2012年05月10日 | ★花シリーズ★
シバザクラ(芝桜、学名:Phlox subulata)はハナシノブ科の多年草。別名、ハナツメクサ(花詰草、花爪草)。

特徴

北米原産。4・5月頃にサクラに似た形の淡桃、赤、薄紫、あるいは白色の花を咲かせる。葉形やその匍匐性などから芝桜と名付けられた。葉は1センチ程度と小さく披針形で硬い。よく枝分かれし地面を覆い尽くすように密生する。また寒暑や乾燥に強く常緑のため芝生代わりに植えられていることもある。

英名は「モスフロックス」(「苔状のフロックス」の意味)といい、同属をまとめてフロックスと呼ぶ。花期をずらして混植されることもある。

フロックス・ストロニフェラ(ツルハナシノブ)、フロックス・ドラモンディー(スターフロックス)、フロックス・パニクラータ(オイランソウ、クサキョウチクトウ)等あるがそれぞれ別種である。

北海道滝上町や北海道羅臼町、北海道大空町(旧東藻琴村)、千葉県柏市、埼玉県秩父市、兵庫県西脇市の市・町花である。

誕生花としては4月20日。

写真は何れも埼玉県秩父市にある羊山公園の芝桜。


















★花シリーズ★ナンジャモンジャの木

2012年05月09日 | ★花シリーズ★
ヒトツバタゴとはモクセイ科ヒトツバタゴ属の一種。 同じモクセイ科のトネリコ(別名「タゴ」)に似ており、トネリコが複葉を持つのに対し、本種は托葉を持たない単葉であることから「一つ葉タゴ」の和名がある。

なお、別名はナンジャモンジャノキであるが、「ナンジャモンジャ」と名付けられる植物の樹種には、ヒトツバタゴのほかにニレ(樟)、コレ(楡)、イヌザクラ(犬桜)、ボダイジュ(菩提樹)などがあり注意を要する。

中国、台湾、朝鮮半島および日本では対馬、岐阜県木曽川周辺、愛知県に隔離分布する珍しい分布形態をとる(但しこれらの地域以外でも植栽の樹木の実の種が野鳥に運ばれて着床して自生している自生の樹木を山林の中で観察することが出来る。)。成木で樹高は20mを超える大型の落葉高木。幹は灰褐色で縦に切れ目が入る。 葉は長楕円形で4cm-10cm程度となり、長い葉柄を持ち対生する。花期は5月頃で、新枝の枝先に10cm程度円錐形に集散花序をつける。花冠は深く4裂する。雌雄異株であるが、雌花のみをつける株は存在せず、雄花をつける株と、両性花をつける株がある雄株・両性花異株である。秋に、直径1cm程度の楕円形の果実をつけ、黒く熟す。

日本において本種は希少種のひとつであり、絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)に指定されている。天然での分布域も狭く、長野県、愛知県の木曽川流域、岐阜県および長崎県対馬市に自生しているが、それぞれ各県のレッドデータブック、長野県および愛知県では絶滅危惧I類、岐阜県および長崎県では絶滅危惧II類に指定されている。また、長崎県対馬市上対馬町鰐浦地区には、約3000本の本種が自生しており、天然記念物に指定されている。


















近縁種
ヒトツバタゴ属の植物は木本であり、世界で約80種が知られる。多くの種は熱帯、亜熱帯域に分布するが、東アジアの本種、北アメリカのアメリカヒトツバタゴ (Chionanthus virginicus) の2種は主に温帯域に分布する。熱帯域のほとんどの種は常緑性であるが、温帯域の2種は落葉性である。常緑の種はLinociera属に分けられることがある。

ヒトツバタゴ属(Chionanthos)は、Chionが「雪」、-anthosが「花」を意味する。ヒトツバタゴ同様、雪のように白い花をつけることが多い。
アメリカヒトツバタゴ Chionanthus virginicus アメリカヒトツバタゴ(英語名"White fringetree")は、ヒトツバタゴ属の一種。アメリカ東南部に産し、樹高は10m程度となる小高木。ヒトツバタゴと比較して葉はひとまわり大きく、花序は古い枝に腋生する。

★花シリーズ★雨の日の牡丹

2012年05月09日 | ★花シリーズ★













原産地は中国西北部。元は薬用として利用されていたが、盛唐期以降、牡丹の花が「花の王」として他のどの花よりも愛好されるようになった。たとえば、『松窓雑録』によれば、玄宗の頃に初めて牡丹が愛でられるようになったものの、当時は「木芍薬」と呼ばれていたと記載される 。

また、隋の煬帝や初唐の則天武后が牡丹を愛でたという故事がある。ただし郭紹林はこれらの故事を慎重に検討し、虚構であると結論づけている。

清代以降、1929年までは中国の国花であったとされることもあるが、清政府が公的に制定した記録はみられない。1929年、当時の中華民国政府は国花を梅と定めた。中華民国政府が台湾に去った後、公式の国花は定められていなかった。中華人民共和国政府は近年、新しく国花を制定する協議を行い、牡丹、蓮、菊、梅、蘭などの候補が挙げられたが、決定に至らなかった。








園芸

樹高は原種で3m、接木で作られる園芸品種で1~1.5m。

従来は種からの栽培しかできなくて正に「高嶺の花」であったが、戦後に芍薬を使用した接ぎ木が考案され、急速に普及した。

鉢植えや台木苗で市場に出回る。

園芸品種

春牡丹 春牡丹は4~5月に開花する一般的な品種。 寒牡丹 春と秋に花をつける二季咲きの変種。通常は、春にできる蕾は摘み取り、秋にできる蕾のみを残し10月下旬~1月に開花させる。

冬牡丹 春牡丹と同じ品種を1~2月に開花するよう、特に手間をかけて調整したもの。寒牡丹と混同されることが多いが、これは放置すると春咲きに戻ってしまう。 日本牡丹・中国牡丹・西洋牡丹(ピオニー)

品種改良が盛んに行われ、園芸品種が非常に多い。花色も豊富(原種は紫紅色)で、花形も多彩である。
赤・赤紫・紫・薄紅・黄・白
一重・八重・千重、大輪・中輪














栽培
日当たり・排水の良い地を好む。夏の西日は避けるほうがよい。
牡丹苗は接木(つぎき)で作る。
花後は株の衰弱を防ぐために、首の部分から切り落とし、お礼肥を施す。
植え付けや株をいじるのは、9月下旬から10月下旬が適している。

春に花付の鉢植えが、秋に、苗木が売られるので、それで育てる。

被子植物なので種からも育てられるが、開花まで時間がかかるので、一般的ではない。そのため、流通する苗のほとんどは、芍薬を台木に接ぎ木にしたものである。

秋の苗木は根を切っているので、植えた翌春に咲いても、その後は株が弱り、次に咲くまで時間がかかる。あるいは枯れてしまう。そのため、花を惜しんで幹を切り二年後に期待するという方法がある。花付のものも花が終わると秋には鉢増しをする。土は腐葉土をたくさん含んだ肥沃なものを使用する。なお夏には休眠するので、葉は取る。

春に台木から芍薬の芽が伸びてくるが、これはすぐに摘み取る。放置すると接木された牡丹の生育の妨げとなり、最悪の場合、牡丹が枯死して完全に芍薬の株に戻ってしまう。







薬用

漢方
根の樹皮部分は「牡丹皮(ぼたんぴ)」として、大黄牡丹皮湯、六味地黄丸、八味丸など漢方薬の原料になる。日本薬局方にも収録されている。
薬効成分はペオノール(消炎・止血・鎮痛などに効く)。

なお、日本の正月に飾られるハボタンはアブラナ科で、葉の形が牡丹の花に似ているが、別種で、放置すればそのうちにアブラナに似た花が咲く。また、夏に咲く草丈10センチメートルほどのマツバボタンはスベリヒユ科の園芸品種で、これも別種である。

★花シリーズ★亀戸天神の藤

2012年05月08日 | ★花シリーズ★
フジ属は、マメ科の属の一つで、フジ(藤)と総称する。ただし、「フジ」は Wisteria floribunda の和名でもある(別名ノダフジ)。

異名に「さのかたのはな」、「むらさきぐさ」、「まつみぐさ」、「ふたきぐさ」、「まつなぐさ」などがある。

日本のフジ

三重県津市の「福祉と環境を融合した花園かざはやの里」の「藤棚」はデザインされた10種の藤棚「9画3段円柱の藤棚」「扇の藤棚」「階段の藤棚」「通路の藤棚」に1800本以上の藤が咲き乱れる。

栃木県足利市のあしかがフラワーパーク内に存在する迫間のフジ(はさまのふじ)は樹齢約140年、枝の広がりは517平方メートル(500畳の広さ)に及ぶものもある。 園芸植物としては、日本では藤棚に仕立てられることが多い。白い品種もある。つる性であるため、樹木の上部を覆って光合成を妨げるほか、幹を変形させ木材の商品価値を損ねる。このため、植林地など手入れの行き届いた人工林では、フジのツルは刈り取られる。これは、逆にいえば、手入れのされていない山林で多く見られるということである。近年、日本の山林でフジの花が咲いている風景が増えてきた要因としては、木材の価格が下落したことによる管理放棄や、藤蔓を使った細工(籠など)を作れる人が減少したことが挙げられる。












国の特別天然記念物
牛島のフジ(埼玉県春日部市 藤花園)

国の天然記念物
藤島の藤(岩手県二戸郡一戸町 仁昌寺)
熊野(ゆや)の長藤(静岡県磐田市 行興寺境内)
黒木の大藤(福岡県八女市黒木町 素盞嗚神社境内)
宮崎神宮のオオシラフジ(宮崎県宮崎市 宮崎神宮境内)

県の天然記念物
山田日吉神社の「山田の藤」(熊本県玉名市)

その他名所
池ノ内の藤(福島県石川郡古殿町 大杉に絡んだ珍しい一本藤))
あしかがフラワーパークの大藤(栃木県足利市 あしかがフラワーパーク)
浅草初音小路飲食店街の藤棚(東京都台東区浅草)
亀戸天神社の藤(東京都江東区亀戸)
岡崎公園の五万石藤(愛知県岡崎市)
曼陀羅寺の藤(愛知県江南市 曼陀羅寺境内)
岩崎の清流亭の藤(愛知県小牧市)
「福祉と環境を融合した花園かざはやの里」の「藤棚」(三重県津市)
才ノ神の藤(京都府福知山市大江町 推定樹齢2000年)
春日大社の砂ずりの藤(奈良県奈良市 春日大社境内)
藤公園(岡山県和気町)

亀戸天神社は、東京都江東区亀戸にある神社(天満宮)である。菅原道真を祀り、学問の神様として親しまれている。特に1,2月の受験シーズン土曜・日曜には、道真の加護を求めて絵馬を奉納する受験生で境内が溢れる。
通称 亀戸天神、亀戸天満宮、東宰府天満宮。










★花シリーズ★球根ベゴニア4(スタンドタイプ)

2012年05月08日 | ★花シリーズ★
ベゴニア (Begonia) とは、シュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属、学名 Begonia)に属する植物の総称。

Begonia の名はフランス人ミシェル・ベゴン(Michel Begon, 1638-1710) の名に由来する。

フランスの植物学者シャルル・プリュミエール (Charles Plumier) が1700年に出版された書物の中で6種をベゴニア属として紹介した。Begon はフランス領アンティル諸島の総督(在職1682-1685)であり、Plumier を当地における植物採集者としてフランス王ルイ14世に推薦した人物だった。

熱帯〜亜熱帯地方の原種を交配し、多くの種や品種がつくられたため、それらの性質は多様である。

共通する特徴は、葉の形が左右非対称でややゆがんだ形であること、花は雌雄別であり4枚の花びらをもつことなどである。

鑑賞のために栽培されるベゴニアの多くは多年草の草花であるが、球根性のもの、木立性のものもある。また、花を鑑賞するためのものが多いが、観葉植物とするものもある。

ベゴニアは原種、園芸品種ともにさまざまな種類があり、花の美しいものや葉の美しいものなど種類が非常に豊富です。園芸的に分類すると、球根ベゴニア・木立性ベゴニア・根茎性ベゴニア・レックスベゴニア・花ベゴニアに分けられます。種子は非常に小さく、1ミリリットルで2万粒くらいあります。分布は、ブラジル・メキシコ・フィリピン・ボルネオなど、全世界の熱帯から亜熱帯の海抜1000~2000mの高地に2000種くらい自生しています。










主な種、品種

日本で栽培されている種類は多いが、大きく3つの範疇に属するものがある。

木立ち性ベゴニア

茎が長く直立し、地下に球根や塊茎を作らないベゴニアです。たくさんの品種があり、その多くは花も葉も両方1年中楽しめる四季咲きです。
茎の形状はさまざまで、矢竹型、叢生型、多肉茎型、つる性型に分けられます。


花壇に植えられる、小さな花を多数つけるもの、センパーフローレンスが代表。生育形態から、叢生型、矢竹型、多肉茎型、つる型に分けられる。ちなみにセンパフローレンスは叢生型。
ベゴニア・センパフローレンス(学名 Begonia Semperflorens(他表記もある)) おそらく日本で一番ありふれたベゴニアである。四季咲きベゴニアとも呼ばれている。公園や学校に植えられている小さいベゴニアは、ほとんどこの種である。多くの品種がある。南米原産の Begonia cucullata に他種を交配して作出された系統だが、球根性の Begonia gracilis も作出に使われたという[1] 。


根茎性ベゴニア

茎や葉が横に這ったもの、直立しても背の低いものが多いですが、なかには木立性ベゴニアと区別のつけにくいものもあります。
葉や花は、形・色がさまざまで、観葉植物としての価値の高いものが多いです。

レックスベゴニア

観葉ベゴニアの代表的な品種です。
園芸品種は、いろいろな野生種が関係しているので、葉の形や色、まだら模様、光沢、基部の渦巻きなどがさまざまに組み合わさって観賞価値の高いものが多いです。
レックスベゴニア インド~ベトナム原産のBegonia rexに、他種を交配して作出された品種群。形質は元々のレックスと同じ根茎性のほか、木立性になるものもある。


球根性ベゴニア

南米ボリビアやペルーなど、アンデス山の熱帯高地に自生する球根性ベゴニアをもとに交雑された園芸品種です。
花の美しいベゴニアで、花色は赤やピンク、黄色、オレンジ、白などさまざまで花の大きさも直径20cmを越えるものもあります。上に伸びるスタンドタイプと垂れ下がって伸びるハンギングタイプがあります。






★花シリーズ★球根ベゴニア(ハンギングタイプ)

2012年05月08日 | ★花シリーズ★
とても豪華な花を咲かせる球根ベゴニアはベゴニアガーデンの主役としても有名な品種です。球根ベゴニアはアンデス山脈原産の球根性ベゴニアを元に交配させて作り出された園芸品種の総称です。その名の通り球根を持つことから球根ベゴニアと呼ばれています。直立するスタンドタイプや下垂するハンギングタイプがあります。

冬は球根の状態で冬越しさせます。
水やりは用土の過湿に気をつけ、鉢土の表面が乾いてから。
気温を15℃~25℃に保つ事で長く花を楽しめます。
夏の暑さが苦手ですので、木陰など風通しの良い日陰で涼しく過ごさせましょう。暑さで株が弱り始めたら株元まで切り戻して夏越しさせます。
通常、一つの花茎に大きな雄花1つと、小さな雌花が2つ咲きますが、大輪系の花の場合は大輪の雄花を少しでも長く楽しむため、雌花は早めに取り除くようにします。














置き場
春:夜温が10℃以上になったら戸外の直射日光の当たる風通しの良い場所へ。
夏:気温が30℃を超える場合は通風の良い明るめの日陰に置きます。
秋:室内の日当たりの良い窓辺などに置きます。
冬:温室などの設備以外では球根の状態で冬越しさせます。

水やり
春:過湿を嫌うので、用土が乾いてからたっぷり与えます。戸外は雨に注意。
夏:鉢内の温度が上がる時期ですので、水の与えすぎによる過湿は十分注意し、鉢土の表面が乾いたのを確認してから与えます。
秋:鉢土が乾いたらたっぷり与えます。
冬:球根の状態の場合、水は与えません。


肥料
春:生育の旺盛な季節ですので、月に3回程度液体肥料を与えます。
夏:花を咲かせている時以外は与えません。
秋:薄めの液体肥料を月に2~3回程度与えます。
冬:球根の状態の場合、肥料は与えません。

用土
水はけが良いものを。スタンドタイプなどの大輪系のものは少し重めに作ります。
例:ピートモス、山(川)砂、鹿沼土

病害虫
夏場にハダニ・ホコリダニやうどんこ病・灰色かび病・斑点性細菌病などに注意
夏場の早めに薬剤を散布し防除します。











★花シリーズ★もみじの花と実(種)

2012年05月08日 | ★花シリーズ★
もみじに花が咲き、そして実(種)がなるのをごぞんじでしょうか?
丁度、宮崎だと今頃、もみじは竹とんぼのような形の赤い実(種)を付けています。
竹とんぼのような赤い羽根状の茎元二つのふくらみの中にはもみじの種があります。写真は2012.5.7日・都立堀切菖蒲園(葛飾区)で撮影。









ノムラモミジ
学名:Acer palmatum var. amoenum cv. Sanguineum
カエデ科カエデ属
落葉高木

モミジは秋に紅葉する代表的な品種です。モミジとはカエデの別名です。一般的に葉が手のひらのように裂けているものが『モミジ』といわれ、根本まで裂けていないものを『カエデ』と呼びます。樹皮は縦に割れ目が入ります。モミジの品種は様々で赤く紅葉するものや黄色く黄葉するものがあり、園芸品種は120種類以上存在します。代表的な品種はイロハモミジ、オオモミジ、ヤマモミジ、イタヤカエデ、メグスリノキなどがあります。

日陰でも成長しますが綺麗な紅葉には夏の日照時間、昼夜の温度差、土地の乾燥が大きく関わります。出来るだけ日向で水はけがいい場所に植えるようにしましょう。カミキリムシが発生しやすいので見つけ次第捕殺します。幹に穴が開いた場合は殺虫剤を注入し殺虫してください。
適地=全国
日照り=日向
樹形=不整形
最終樹高=7~10m
施肥時期=1~2月or6月
剪定時期=11~2月
開花時期=4月
果実=無し
用途=庭木orシンボルツリー

ノムラモミジは赤葉品種です。葉が新しく出たときから赤く色づいています。夏場は緑になりますが、紅葉シーズンになると再度赤になります。数あるモミジの品種の中でも人気がある品種です。










★花シリーズ★サクラソウ

2012年05月07日 | ★花シリーズ★
サクラソウ満開 浮間ケ原桜草圃場
北区と板橋区にまたがる都立浮間公園内にある浮間ケ原桜草圃(ほ)場(北区浮間)が一般公開され、愛らしい花々が訪れた人たちの目を楽しませている。




























サクラソウ(桜草)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草。日本のサクラソウ類の代表で、日本では北海道南部、本州、九州の高原や原野に分布し、朝鮮半島から中国東北部へかけても分布するが、野生の群落をみることはまれになっている。また埼玉県と大阪府の県(府)花に指定されている。江戸時代に育種が進み、数百に及ぶ品種が作られた古典園芸植物でもある。ニホンサクラソウ(日本桜草)ともいう。

また、サクラソウ属植物は世界中に約400種あり、花の形などに極端な違いがないことから、「サクラソウ」という語を広義的、総称的に使うことがある。したがって他のサクラソウ属植物も「サクラソウ」と俗称されることがあり注意を要する。園芸店でよく「サクラソウ」として売られている植物の中には西洋サクラソウ(P. polyanthus)、プリムラ・マラコイデス(P. malacoides)、プリムラ・オブコニカ(P. obconica)、などがあり、本種が売られることは少ない。

特徴
自生地では林間の湿性地や原野の草間に生え、ときに群生する。地中に根茎があり、春に発芽して5~6葉を根生し、高さ15~40cmの花茎を直立させ、5~10個の花をつける。葉柄は長く、葉は楕円形でしわが多く、縁に浅い切れ込みがあり、葉や茎に白い軟毛が生える。花は直径2~3cmほどで、花弁が5個に深く裂け、さらに各弁が半分近く裂ける。淡紅色でまれに白花もある。花後、球形の果を結ぶ。新しい根茎は地際にでき、梅雨明けの頃、葉が枯れて休眠する。夏の暑さと乾燥には弱いが、日本の気候風土に合っており、花は美しく清楚である。

栽培の歴史
江戸時代の中ごろから、荒川の原野に野生するサクラソウから本格的な栽培が始まり、種子まきを繰り返すうちに、白、桃、紅、紫、絞りなどの色変わりや、大小さまざまな花形の変わり品が生まれ、名称が付けられた。やがて江戸時代後半になると品種数も非常に増え、文化元年(1804年)から新花を持ち寄り品評することが始まった。栽培者は旗本や御家人など武士階級が多く、「連(れん)」と呼ばれる2~3のグループが成立し、新品種の作出を競い合った。文化から天保(1804年~1844年)にかけてがもっとも盛んな時代であった。熱心な女性の愛好家もいて、寒天を流し固めた重箱に一品種ずつ挿し並べて鑑賞したという文献もある。幕末には各地に広まり、文久2年(1866年)にはサクラソウとしては現存最古の番付が発行されている。現在栽培される約300品種のうち、その半数が江戸時代から株分けで伝えられたもので、その花は多様な花型と繊細な花色が特徴で、他の多くの日本の伝統的な園芸植物と共通している。品種ごとに鉢植えで育て、花時には「花壇」と呼ばれる屋根付きの五段構造の展示台に配色よく飾る。鉢は「孫半土(まごはんど)」という、本来食品容器として作られた瀬戸焼の陶器が使われた。これはサクラソウのデリケートな花色をよく引き立てる。

愛好者層が武士中心であったので、明治維新前後には衰退の危機にも見舞われたが、やがて愛好者も増え、新花の作出も再び盛んになった。この頃に生まれた名花にも今に伝えられているものがある。やがて太平洋戦争により、サクラソウの栽培も下火になったが、戦後次第に復興し、昭和31年(1956年)に愛好者のグループである「さくらそう会」が発足、関西にも「浪華さくらそう会」が生まれた。この他全国各地に愛好会ができ、今に続いている。古典園芸植物を代表する存在の一つであるが、それに多い投機的植物のイメージを持たれるのを嫌い「古典草花」と呼ぶこともある。

欧米では植物としてのサクラソウの存在そのものは19世紀から知られ、日本から渡った園芸品種もわずかに栽培されていたが、平成2年(1990年)頃からようやく園芸文化としてのサクラソウが紹介され始めた。平成4年(1992年)にはアメリカで国際プリムラシンポジウムが開催され、世界中からサクラソウ属植物の愛好家、研究者が集まったが、この際に初めて海外に日本のサクラソウ文化が本格的に知られることになった。現在ではアメリカにも愛好会が誕生している。

なお、サクラソウとほとんど同じ時代に、イギリスでもサクラソウ属の植物であるオーリキュラ(Auricula, P. x pubescens)が、カーネーションやチューリップなどと共に育種されて多くの品種が作り出された(これらイギリスの古典的園芸植物をフローリスツ・フラワーと呼ぶ)。オーリキュラは愛好会や展示方法などにサクラソウとの類似点が多い一方、花の美はサクラソウと正反対の方向に改良されている。このサクラソウとオーリキュラの同時的歴史は、欧米のプリムラ愛好家たちにも興味深い史実として知られている。

自生地の保護
埼玉県さいたま市桜区の「田島ヶ原サクラソウ自生地」は国の特別天然記念物に指定されている貴重な群落である(「桜区」も桜ではなく桜草に因んで命名されたと言われる)。荒川流域のこの一帯は、下流の浮間ヶ原とともに、江戸時代からサクラソウの名勝地として人々に親しまれてきた。しかし、度重なる治水工事や工場の開発などによって、原野の植生が変わり、サクラソウの群落も範囲を狭められていった。この群落を守るため、大正9年(1920年)に天然記念物に、昭和25年(1950年)に特別天然記念物に指定された。この間にも第二次世界大戦による食糧不足の時代には周辺が開墾されたり、その後の高度経済成長期には、荒川河川敷の大規模な開発事業により、指定地の近くまで工場やゴルフ場、公園、道路などがつくられた。その結果、指定地の乾燥化を招き、著しく生育環境が悪化した。

群落衰退の危機に対し、さいたま市を中心に研究者や愛好者などが、灌水設備などの人為的管理に取り組み、生き残った自生地の保護に努めている。4月中旬の花期には約10万人の人々が訪れ、サクラソウの美しい姿を楽しんでいる。

また、上尾市、桶川市の境界を流れる江川が荒川に注ぎ込む付近の低湿地を「荒沢」といい、こちらもサクラソウの自生地である。近年、乱開発が進み、環境が損なわれる可能性があるため、トラスト地として保全をし自生地を守る運動がボランティアの手によって行われている。





★東京ホタル★<隅田川>幻想的にライトアップ 

2012年05月06日 | ★イベント★
東京・隅田川沿岸を舞台にしたイベント「東京ホタル TOKYO HOTARU FESTIVAL 2012」が6日行われ、音楽ユニット「Every Little Thing」のボーカルの持田香織さんが特別ゲストで登場した。10万個のLEDや川の向かいにそびえる「東京スカイツリー」のライトアップで川辺が幻想的にともされる中、持田さんは隅田川上に設置されたステージ上でイベントのために書き下ろしたというテーマソング「tokyo hotaru」など3曲を熱唱し、集まった観客を魅了した。










 「東京ホタル TOKYO HOTARU FESTIVAL 2012」は、「東京を世界に誇れる美しい都市へ」をスローガンに、「水と緑の回廊で包まれた美しい東京」を再生することを目的として隅田川を舞台に、5、6日にさまざまな催しを実施。その中のイベントの一つとして、6日夕方過ぎから、「もし隅田川にホタルがいたなら」というテーマで、約10万個の太陽光蓄電LED「いのり星」を隅田川に放流。同川の近くにそびえる「東京スカイツリー」もライトアップして、壮大で幻想的な光のアートインスタレーション「ひかりのシンフォニー」を開催した。そのセレモニーの特別ゲストとして、持田さんが参加。






 地元近くでの開催ということもあり、イベントへの参加を「うれしく思います」と語る持田さんは、川の上でのライブに「たくさんの人と風が気持ちいい」と笑顔だった。幻想的な光景が広がる川辺を前に、「この日のことは忘れないと思います」と感動した様子で3曲を熱唱した。
















★東京ホタル★ひかりの神輿パレード

2012年05月06日 | ★東京スカイツリー★
2012年5月5日(土・こどもの日)

「東京ホタル」に命を吹き込むようなストーリーを東京藝術大学の学生と近隣の子どもたちが一緒に作ります。みんなで担ぐ「神輿」によって再現するイベントです。川とツリーが紡ぎだす 「ひかりのシンフォニー」に向け、そのモチーフである『川と光の感動体験』をひかりの神輿で演出しました。

監 修 :日比野克彦

制 作 :東京藝術大学有志 ・神輿《田中勘太郎 添田昂志 中津川翔太 谷津有紀 高橋育也 櫻場学 佐藤賢志 山田勇魚》・法被《滝澤章太郎》・にぎやかし《アトリエ空鼠》

担ぎ手 :近隣の小中学生

水上パレード

日時 :5月5日(土)18:00-19:00

会場 :隅田川(言問橋⇔吾妻橋間)

神輿を台船に乗せ、子供達が担ぎながら 隅田川を水上パレードします。





















ワークショップ台東区橋場にある『アトリエ空鼠』では神輿を 盛り上げるアイテムを地域の子供たちと一緒に制作します。 ブログで進行状況をチェックできます。


陸上パレード

日時 :5月5日(土)17:00-18:00

会場 :台東/中央エリア

神輿の製作に携わった子供達が神輿を担いで練り歩きます。

★イベント★香取神社 勝矢祭

2012年05月05日 | ★イベント★
勝矢祭 平成24年5月5日

午後一時/亀出神社(江東区大島)を出発明治通りを北上午後3時ころ香取神社到着。

平将門の乱を平定した藤原秀郷が戦勝の返礼として弓矢を奉納したとの故事に由来した行事です。
平安時代の鎧兜の装束や陣羽織、裃などを身にまとった氏子たちの武者行列が香取神社の兼務社である亀出神社から亀戸駅前を通り香取神社までの約2Kmを練り歩きます。
香取神社到着すると、本殿で「勝矢」奉納の儀式が厳かに行われます。

香取神社の御祭神、経津主神(ふつぬしのかみ)は千早振る神代の昔畏くも皇祖の神勅を奉じ、鹿島大神と共に豊葦原瑞穂国(日本国)の平定に手柄を立てられた威霊優れた国家鎮護の神として仰がれる我国武将の祖神であります。然も御本宮が神武天皇の御代に東国下総に鎮座されましたことは非常に意義のあることで、日本国の守護を固めた事になり、更に農業に深い関係があり、国土開発に多大の功績のあった産業の祖神でもあります。 故に大和朝廷におかれても殊に崇敬が篤く、中臣氏(後の藤原氏)は香取・鹿島両宮を氏神として忠誠を捧げ崇敬を尽くされたのであります。
経津主神(ふつぬしのかみ)
相殿に武甕槌神(たけみかづち)
大己貴神(おおなむじ)
























香取神社創設は天智天皇4年(665)、藤原鎌足公が東国下向の際、この亀の島に船を寄せられ、香取大神を勧請され太刀一振を納め、旅の安泰を祈り神徳を仰ぎ奉りましたのが創立の起因であります。 天慶の昔平将門が乱を起した時、追討使俵藤太秀郷が当社に参籠し戦勝を祈願して戦いに臨んだところ、目出度く乱を平らげたので神恩感謝の奉賽として弓矢を奉納、勝矢と命名されました。現在でもこの古事により勝矢祭が5月5日に執り行われております。 以来、益々土民の崇敬が篤く郷土の守護神というばかりでなく、ご神徳が四方に及びましたので、葛飾神社香取太神宮と称え奉るに至りました。(当時の葛飾は下総国の大半を意味します。) 元禄10年検地の節は改めて社寺の下附があり、徳川家の社寺帳にも載せられ古都古跡12社の中にも数えられています。

香取神社奉納刀七振  江東区有形民族文化財

香取神社に代々伝えられてきた奉納刀。本社である千葉県の香取神宮、茨城県の鹿島神宮と並び、武士の神として信仰を集めていたことにより奉納されたものである。 銘文のある刀のうち、「陸奥會津住道長」は、寛文・延宝期(1661~80)に活躍した刀工、三善道長の可能性がある。こしらえはさほどではないが、貴重な作例である。また、「備州住兼光」銘の短刀は、有名な備前長船派の名刀工、兼光を模したものと推定されている。

香取大神は天より国土平定に当たられ、日本建国の礎を築かれた大功神であり、歴代の天皇をはじめ源頼朝・徳川家康・秀忠・頼房等の武将の篤い崇敬を受け、又塚原ト伝や千葉周作をはじめ多くの剣豪の崇敬も篤く、現代でも武道修行の人々は大神を祖神と崇めております。 最近ではスポーツ振興の神として広く氏子内外を問わず参拝されております。その他交通 安全・家内安全・厄除・開運祈願等御神徳の随に毎日このような趣旨による御祈願を受け付けて御奉仕いたしております。

宝船 (道祖神祭祭具)

江東区有形民俗文化財
「千艘万艘御ふねが参った。銭でも米でもどんと一ぱい、おっつめろ。さいの神を祝う。」と氏子の子どもたちがはやす文句がある。江戸時代には毎年正月14日に道祖神の祭りが行われていた。この宝船はその時に使われていた祭具で、竿から垂らした縄で船を吊るしてかつぎ亀戸から両国の辺りまでを練り歩いた。 紙本淡彩道祖神祭図
安藤広重筆 江東区有形文化財(絵画)
道祖神祭の人物や宝船を墨で描き、朱、青等で淡彩を施している。画面右側から宝船が進み、それを担ぐ人物とその周りではやす子どもたちが描かれている。画面 右上に「年中行事亀戸道祖神祭」と題があり、右下には「廣重」の署名と落款がある。宝船の旗には「寶船 亀戸村 氏子」と描かれている。安藤広重肉筆の貴重な作例で、晩年の作と推定されている。 安藤広重(1797~1858) 浮世絵師。江戸の生まれで、本名は徳兵衛という。代表作「東海道五十三次」

建武年間(1334~37)香取伊賀守矢作連正基が始めて当社に奉仕し、香取神社初代神職となり、応安4年(1372)社殿再建、降って大永3年(1524)修造を営み、後寛永3年(1627)4月8日本殿改築に着手、同年9月24日竣工、文政年間(1818~29)拝殿造営、明治5年11月16日村社に定められる。昭和20年3月9日第二次世界大戦にて本殿炎上、同23年8月社殿再建。更に昭和63年10月19日現在の社殿が建立されました。

明治11年に完成したもので、約5年の歳月をかけて製作されました。一度担がれれば、屋根の部分・胴体の部分・台座の部分とそれぞれが別の動きをすることから、俗称で「こんにゃく神輿」と言われ、現在国内に2基(1基は九州)しか存在しない、珍しく、貴重な神輿です。

★沖縄料理★刺身

2012年05月05日 | ★食べ歩き★
イラブチャー・クチナジ・アーガイ三点盛

アーガイ(沖縄方言/ヒブダイ)
ヒブダイは雄・雌により生息場所や体色が異なる。雄は各うろこに大きめの青い色の斑点があるために全体的に青っぽいが、青い帯は入っていない。雌の体色は黄色っぽく青い帯が横に入っている。生息場所については雄は岩礁の外側の斜面で単独行動をしているが、雌はサンゴ礁のいたるところ、マングローブの林の根元や海藻が生えているところで小さな群れをなして生息している。雌雄とも主に小さめの藻類を食べるが小動物を食べることもある。ブタイ類の中で食用として最もおいしいので市場では高値で取り引きされる。






分布:小笠原諸島、紀伊半島以南、紅海〜パナマ(ハワイ諸島とイースター島除く)

ブダイ類の中では最も美味いとされる。柔らかく、身に甘味がある。
鱗 ブダイ(武鯛)の名に相応しく全身に硬い鱗がある。
代表的な料理 刺身や煮付けなど。沖縄ではアーガイと呼ばれ、高級魚として扱われている。大きな鱗があるので、これを揚げて食べるところもあるようだ。





イラプチャー
アオブダイ(青武鯛)は、スズキ目ベラ亜目ブダイ科の魚。岩礁やサンゴ礁に生息する大型魚で、名のとおり青みの強い体色が特徴である。

体長は最大90cmほど。名のとおり体色は青みが強いが、体の各所に赤褐色、白、黒などの斑点が出るものもいる。成魚は頬に白っぽい斑点が出て、前頭部がこぶのように突き出るが、若魚は頬に斑点がなく、額にこぶもない。

上下の顎の歯が融合して、鳥のくちばしのような形状をしている。これは他のアオブダイ亜科の魚にも共通する特徴で、人間の指を噛み切るくらいの顎の力もあるので注意が必要である。

東京湾、朝鮮半島以南からフィリピンまでの西太平洋に分布し、浅い海の岩礁やサンゴ礁に生息する。ナンヨウブダイやカンムリブダイ (Bolbometopon muricatum) など、他のアオブダイ亜科の魚が熱帯のサンゴ礁に生息するのに対し、アオブダイは温帯域にも生息する。

食性は雑食性で、藻類、甲殻類、貝類などいろいろなものを食べる。強靭な歯と顎でサンゴの骨格をかじるとされてきたが、これはサンゴではなく、サンゴの枝についた藻類を食べるための行動とみられる。現在のところ、生きたサンゴを餌にするのが確認されたのはアオブダイに近縁のカンムリブダイだけである。

昼間に活動し、夜は岩陰などで眠る。眠る際は口から粘液を出して、自分を覆う薄い透明の「寝袋」を作り、その中で眠る行動が知られている。

釣りや網などで漁獲され、食用になる。ただしアオブダイを狙って釣る人は少なく、イシダイやメジナの釣りで混じって釣り上がり、「外道」として扱われることが多い。

また、特徴的な魚だけに、古来から各地方独特の方言呼称もある。

クチナジ(イソフエフキ)
フエフキダイ科の中型種で、大きいものは45cmに達する。胸鰭基部の内側には鱗が密生する。背鰭棘中央部下の側線上方横列鱗数(TRac)は普通5。体側上半の鱗に黒色斑がある。体側には幅広い黄色縦帯がでることがある。アマミフエフキに似ているが、腹鰭が淡色で、背鰭第3棘は長くない。

生息環境
サンゴ礁域の浅所にすむ。水深20m以浅の場所に多い。

食性
肉食性。甲殻類や小魚などを捕食する。

その他
沖縄ではクチナジと呼ばれ、食用魚として重要種。白身で美味である。

★沖縄料理★グルクン

2012年05月04日 | ★食べ歩き★
沖縄の代表的な総菜料理「グルクン」

南西諸島では重要な食用魚として、釣り、追い込み網、巻き網などの沿岸漁業で漁獲される。刺身、塩焼き、唐揚げなどの料理に利用される他、かまぼこの材料にも用いられる。傷みが早いので、刺身で食べるのは水揚げされる漁港近辺が多い。

台湾でも沿岸で一般的に見られ、「烏尾冬仔」(台湾語 オービータンアー)の名で磯釣りの対象魚となっている。




近縁種

タカサゴが分類される Pterocaesio 属はタカサゴ属、あるいはクマザサハナムロ属とも呼ばれる。これらもタカサゴと同様に食用に利用される。

ニセタカサゴ P. marri Schultz,1953 タカサゴに似るが、体側の縦帯が側線の上にあることから区別できる。沖縄ではグルグンセンジュー、センスル、センヂマーなどとも呼ばれるが、タカサゴと混同されることが多い。

イッセンタカサゴ P. trilineata Carpenter,1987 タカサゴに似るが、体側の縦帯が太く、背中側に不明瞭な縦帯が2本ある。やはりタカサゴと混同されることが多い。西太平洋の熱帯域に分布する。

クマザサハナムロ P. tile (Cuvier,1830) クマササハナムロとも呼ばれる。尾鰭は中央部が黒く、二叉に沿って「ハ」の字に見えるので同属他種と区別できる。同じタカサゴ科のササムロ Caesio caerulaurea Lacepède,1801 にも似るが、こちらは体高が高い。奄美大島や小笠原諸島でアカムロ、沖縄でウクー、ウクーグルクンと呼ばれる。









タカサゴ(高砂) は、スズキ目・タカサゴ科に属する魚の一種。インド洋・西太平洋の熱帯域に分布する海水魚で、重要な食用魚でもある。

標準和名「タカサゴ」は東京・神奈川周辺での呼称に因むが、沖縄方言での呼称グルクンも別名としてよく知られ、「沖縄県の魚」にも指定されている。他の地方名としてアカムロ(高知)、メンタイ、アカメンタイ(和歌山)、チャムロ(三重)などもある。

成魚の全長は30cmほどで、体は前後に細長い紡錘形をしている。頭部が小さく、サバやムロアジに似たスマートな体型をしている。背と体側には黄色の細い縦線が2本あるが、体側の縦線が側線より下にあることで同属のニセタカサゴと区別できる。尾鰭は大きく二叉し、上下の先端がそれぞれ黒い。

生体の体色は青緑がかっているが、夜の休息時、興奮している時、死んで水揚げされた時などは体の側面などが赤みがかり、極端に体色が変化する。そのため生体を見たことがない人には赤っぽい魚として認識されている。

生態

北は奄美大島、南はオーストラリア・ニューカレドニアまでの西太平洋と、インド洋の熱帯域沿岸に広く分布する。ただし日本では、稚魚や若魚が暖流に乗って本州南部太平洋岸まで出現することがある。

浅い海のサンゴ礁域や岩礁域で群れをなし、海中を俊敏に泳ぐ。食性は雑食性で、小動物やプランクトンなどを食べる。プランクトン食性に適応し、鰓は鰓耙がよく発達する。

産卵期は、飼育下で5-7月の夕方に行われた記録がある。群れで海中を上下しながら産卵・放精を行う。受精卵は0.85mm前後の分離浮性卵で、1日ほどで全長2.2mmほどの仔魚が孵化する。仔魚・稚魚期は潮流に乗って外洋にも出るが、成長するにつれ沿岸の浅海に定着すると考えられている。

★沖縄料理★島らっきょう

2012年05月04日 | ★食べ歩き★
島らっきょう
沖縄の人にとって「島らっきょう」はなくてはならない野菜の一つ。島らっきょうとは、沖縄で栽培されているラッキョウのことを『島らっきょう』と呼んでいます。

一般的な食べ方は、塩でもんで「浅漬け」、丸ごと衣をつけて「らっきょう天ぷら」、他の野菜や肉と一緒に炒めて「島らっきょうちゃんぷるー」など、様々な副菜としておいしく頂けます。
強い香りとぴりっとくる辛み、シャキシャキとした食感が特徴です!
この香り成分アリシンには風邪や心疾患の予防、 殺菌作用、血液をサラサラにする効果があるといわれています。

しかし、らっきょうと言っても『らっきょうの甘酢漬け』のように食べるのではありません。
沖縄では、島らっきょうを生のまま、塩でもみ浅漬けにし、かつお節を振り掛けて食べられており、
本土のラッキョウよりやや小振りで独特の辛みがあります。
香りは島らっきょう独特の香りですが、一度食べるとクセになり、たまりません。
その他、土にも特徴があります。石灰岩が風化して赤くなった島尻マージという土壌で栽培されており、島尻マージは排水も良く、島らっきょうの栽培に最適です。

島らっきょうの特徴は、本土のラッキョウより小振りで、匂いもとても強烈です。
沖縄では、島らっきょうのチャンプルーや島らっきょうの浅漬け、島らっきょうのキムチ漬け、島らっきょうの天ぷら等、色々な食べ方がありますが、素材の風味を活かすため若いうちに収穫し、生のまま軽く塩を振って浅漬けにして食べるのが定番です。

沖縄の居酒屋では、ピリッとくる食感がビールや泡盛に格別に合う定番のおつまみ♪で大人気です。













沖縄産島らっきょうの種類は大きく分けて3品種あります。

1.伊江島産島らっきょう

島らっきょうの中でも一番初めに収穫期を向かえます。
他の2品種に比べて太くて長く、香りが強いのが特徴です。
ちょっぴり値段が高いブランド島らっきょう
2.八重瀬町産(下門さん)島らっきょう

沖縄本島南部の八重瀬町で島らっきょうを育てている農家さん(下門さん)の島らっきょうです。減農薬・有機栽培に取り組み、畑の雑草は全て手作業で取り除いて島らっきょうを大切に育てているこだわりの島らっきょうです。
下門さん島らっきょうは伊江島産と比べると若干細く短いのが特徴です。

3.原種の島らっきょう

とっても球根が小さい島らっきょうです。今では生産農家さんがほとんどいらっしゃらず、市場には出回りません(涙)残念ながら琉球本舗でも取り扱いが出来ない種類になります。

【島らっきょうの浅漬け】

らっきょうを軽く水洗いし、らっきょうの青い茎と根を切って、 塩(適宜)を振り、軽く塩もみをする。 冷蔵庫で1晩~2晩寝かせます。
寝かした島らっきょうをボールにうつし薄皮を取りながら 綺麗に水洗いをします。
おかかを振り掛け、お好みで醤油やポン酢をかけても美味しくいただけます。

【島らっきょうの天ぷら】

材料(4人分)/島らっきょう300g・衣(卵2個・水1カップ・小麦粉100g)油適量
らっきょうは青い茎と根を切り、表面の薄皮をむいて洗う。
水と卵2個をよく混ぜ合わる。
に小麦粉を加え、衣をつくる。
らっきょうに?の衣をつける。
170℃の油で揚げる。
塩をつけて食べると美味しくいただけます。



1.まずはじめに、島らっきょうの葉の部分を切り落とします。
2.島らっきょうの土を軽く洗い流し、根っこの部分を切り落とします。
3.根っこを切り落としながら、細い島らっきょうはそのままで、太い島らっきょうには、真ん中に切れ込みを入れます。(浅漬けにするので、塩が漬かりやすくなります)
4.島らっきょうに粗塩(適量お好みの塩加減で)を振り、軽く揉みます。島らっきょうをビニールや、タッパーに入れ冷蔵庫で浅漬けの場合、1日~2日ほど寝かせます。炒め物等に使う場合は、2~3時間が目安。
5.寝かした島らっきょうを水で洗い流しながら、薄皮を剥きます。擦るように水洗いをすると簡単に薄皮が剥けます。 ここまでが、下ごしらえです。 あとはお好みでおかか掛けて、醤油、ポン酢などをかけて食べます。

★沖縄料理★クビレズタ

2012年05月04日 | ★食べ歩き★
沖縄料理・クビレズタ

沖縄料理の海ぶどう
クビレズタ(括れ蔦、学名:Caulerpa lentillifera)とは、イワズタ科イワズタ属に属する海藻。沖縄県では、海ぶどうやグリーンキャビアと呼ばれており、食用にする。

和名はもともとはくびれがあるツタの意味で「クビレヅタ」であったが、2000年に改定された日本産海産目録より現代仮名遣いに従って「クビレズタ」に改められた。最新である2005年改訂版でもクビレズタになっている。




日本では南西諸島に、日本国外では東南アジアやオセアニア等の浅海域に分布する。主に、潮間帯の下部から漸深帯の砂地に生育する。

海ぶどうは、ある程度の光がないと育ちません。生きていけません。
輸送中は、その日光が遮断されてしまうので、まれに白くなってしまう事があります。そんな時は、透明な容器(フタ付き)にいれて弱い光を当てると色は戻ります。蛍光灯の光では2時間くらいで戻ります。






軽く水洗いをします。この時氷水で洗うとより食感が出て美味しく召し上がれます。
水を切って盛り付け、刺身を食べる要領でお好みのドレッシングに付けてお召上がり下さい。(ドレッシングを上からかけると、海ぶどうがしぼむので、ご注意下さい)

保存は常温。
冷蔵庫には入れないで下さい。海ぶどうは生きており、冷蔵庫に入れると温度の変化によりしぼんでしまいます。

適温は20度~30度です。
射日光や30度以上の高温と10度以下の低温に注意しましょう。もし、寒さのためしぼんでしまった場合は食べる直前に水に浸して戻して下さい。季節やお届け場所によっては、しぼんでしまいます。

長さ2~5m程度まで成長する。匍匐茎(ランナー)を伸ばし、匍匐茎の途中から直立する茎が生える。この直立する茎が食用になる部位で、球状の小枝(葉のような形状)が密生しており、「海ぶどう」の由来にもなっている。また、和名のクビレズタは、直立する茎と小枝の間がくびれていることにちなむ。

利用

沖縄県では、昔から食べられており、その形状から海ぶどうやグリーンキャビアと呼ばれている。生で、醤油や三杯酢等をタレのように浸けながら食べる。刺身の付け合わせにもされる。ご飯の上にのせて三杯酢をかけた海ぶどう丼や、味付けせずに沖縄そばの上に乗せて海ぶどうそばとして食べることもある。調味液に長く浸すと、プチプチとした食感をもたらす粒状の部分がしぼんでしまう。また低温に弱く、冷蔵庫で保存すると萎んでしまうので常温で保存する。3~4日間は常温で問題なく保存できる。

沖縄県では養殖が行われており、日本全国への発送も行われている。最近フィリピン産の養殖物も出回っており、水産庁西海区水産研究所や沖縄県水産海洋研究センター等が沖縄県産とフィリピン産の遺伝的な違いがあるかどうかを研究している。近年沖縄県以外でも養殖が試みられており、試験的な養殖に成功している例もある。 海水水槽で観賞用に栽培されることもある。

2008年8月には、沖縄県産品小売業社がフィリピン産を沖縄産と偽装して、JAS法(日本農林規格)違反を認識して、販売していたと認めた。

近縁種

イワズタ属の種は、日本に約20種生育している。その中でフサイワズタ(C. okamurai)は、長楕円状の小枝を密生しているが、クビレズタのような「くびれ」は無い。分布域は日本の太平洋沿岸や日本海沿岸の中南部以南で、南西諸島にも生育しており、しばしば「海ぶどう」と混同されている。 沖縄県の金武町では、これに似た種の海藻を「海ゴーヤー」と名付け、特産品として商品化している。

保護上の位置づけ

近年の沖縄食ブームもあり乱獲が続いている。しかし資源量について組織的な調査が行なわれたことがなく、枯渇の危険があるのかも含めて不明である。