旅行、飲食、草花、イベント、乗り物、出来事など。

日々の生活の中から様々な物を写真付きで。

★果物・メロン★<夕張メロン>2個100万円

2012年05月17日 | ★食べ物・果物★
札幌で初競り 毎日新聞 5月17日から。゜

北海道の夏の味覚「夕張メロン」の初競りが17日、札幌市中央区の中央卸売市場であり、2個入り1箱(4キロ)が最高100万円で落札された。過去最高は08年の250万円。

今回最高額で競り落としたのは東川町の青果卸売会社「ToKoファーム」。蒔田(まきた)敏明常務(47)は「思ったより高額になった。旭川市と東京都内の直営レストランで、デザートのサービスとして無料で振る舞う」と話した。

この日は農家3戸が16日に収穫した計110個が競りにかけられた。卸業者「北一(きたいち)蔵重商店」の渡会(わたらい)和雄・販売企画部長(50)は「今年は形もよく糖度も高い」と、今後の市場に期待を込めた。【遠藤修平】
















写真は全て庄内メロンです。

メロン(和名:メロン、英名:Muskmelon、学名:Cucumis melo)は、果実を食用にするウリ科の一年生草本植物である。また、その果実のこと。

北アフリカや中近東地方の原産であり、紀元前2000年頃に栽培が始まった。通常Cucumis melo L.の西方に伝わった品種群をメロンと呼び、東方に伝わった品種群を瓜(ウリ)と呼ぶ。日本のマクワウリなどもそのひとつである。また、古い時代に渡来して雑草化したものは「雑草メロン」と呼ばれ、西日本の島嶼部などに自生している。

同属の有用植物としてキュウリ(胡瓜、C. sativus L.)がある。

メロンは園芸分野では果菜(実を食用とする野菜)とされるが、青果市場での取り扱いや、栄養学上の分類では果物あるいは果実と分類される。

特徴



果実は多くの場合球形であるがラグビーボール形やこん棒形、さらには蛇の様に細長いものまで変化に富む。表面にイボや深い溝を生ずることも多い。多くは中心部が綿状で多数の種子を含む。表面は白色、緑色、黄色などで、複数の色が混ざる事もある。ネット(網目)が生じるもの(ネットメロン・ネット系)と生じないもの(ノーネットメロン・ノーネット系)とがある。メロンの産地として夕張などの冷涼な地域が有名なのは、日本で流通している高級メロンの元になった品種がヨーロッパで作出されたため、熱帯性の種の多いウリ科植物には珍しく、夏の高温多湿に耐えられないからである。

日本で流通しているネットメロンは、品質を高めるために1本の蔓から通常1個しか収穫しない。主なネットメロン品種は受粉してから食べ頃までの日数が特定されている。ネットとは、かさぶたのようなものであり、果実の成長期に果肉と表皮の伸長率のずれによって生じるひび割れを塞ぐ役割を担っている。

果実は熟すと甘くなるが、酸味が含まれる場合もある。極粉質の果実をつける品種(ババゴロシとも呼ばれる)や、乾燥地帯の品種には極めて保存性の良い(1年程度もつ)品種もある。この場合は果物というより、水筒の代わりとしての利用である

果肉

果肉色は、主に赤肉種・青肉種・白肉種に分類される。
赤肉種:赤色系(橙色) 夕張メロン・クインシーメロンなど 青肉種:緑色系(黄緑色) アンデスメロン・プリンスメロン・タカミメロン・アールスメロンなど 白肉種:白色系(乳白色) ホームランメロン・ハネデューメロンなど>

★動物★猿回し

2012年05月17日 | ★動物★
猿回しとは、猿使いの口上や太鼓の音に合わせて猿が踊りや寸劇などを見せる大道芸の一種。猿飼、猿曳、猿舞、野猿まわしなどとも呼ばれている。

猿を使った芸は奈良時代に中国から伝わったとされている。昔から馬の守護神と考えられてきた猿を使った芸は、武家での厩舎の悪魔払いや厄病除けの祈祷の際に重宝され、初春の祝福芸を司るものとして、御所や高家への出入りも許されていた。

それが室町時代以降から徐々に宗教性を失い、猿の芸だけが独立して、季節に関係なく大道芸として普及していった。

江戸時代には、全国各地の城下町や在方に存在し、「猿曳(引)」「猿飼」「猿屋」などの呼称で呼ばれる猿まわし師の集団が存在し、地方や都市への巡業も行った。近世期の猿引の一部は賤視身分で、風俗統制や身分差別が敷かれることもあった。

明治以降は、多くの猿まわし師が転業を余儀なくされ、江戸・紀州・周防の3系統が残されて活動した。昭和初期になると、猿まわしを営むのは、ほぼ山口県光市浅江高州地域のみとなり、この地域の芸人集団が全国に猿まわしの巡業を行なうようになった。

猿まわし師には「親方」と「子方」があり、子方は猿まわし芸を演じるのみで、調教は親方が行なっていた。

高州の猿まわしは、明治時代後半から大正時代にかけてもっとも盛んだったが、昭和に入ると徐々に衰え始める。職業としての厳しさ、「大道芸である猿まわしが道路交通法に違反している」ことによる警察の厳しい取締り、テキ屋の圧迫などから、昭和30年代(1955年 - 1964年)に猿まわしはいったん絶滅した。

しかし、1978年(昭和53年)に周防猿まわしの会が猿まわしを復活させ、現在は再び人気芸能となっている。



























★東京スカイツリー★お天気と東京スカイツリー

2012年05月16日 | ★東京スカイツリー★
雨とは、空から水滴が落ちてくる天候のこと。また、その水滴。

大まかな成因は次の通り。大気中に含まれる水蒸気が、気温が下がったり上昇気流に運ばれたりすることで凝結して、細かな水滴(雨粒)でできた雲となり、雲の中で雨粒が成長し、やがて大きくなった雨粒が地上に落下することで、雨となる。

一般的に、雨を降らせる雲は、気象学上乱層雲、積乱雲、層雲に分類される雲が多く、その他の雲は比較的少ない。雨雲の下端(雲底)の高さは実にさまざまだが平均的には約500m - 2,000m程度で、多くの雨粒はこの距離を落下してくる。落下距離が長くなったり、通過する大気中の気温が高いと、雨は落下する途中で蒸発してしまう。このときには、雲の下に筋状の雨跡を見ることができ、これを降水条や尾流雲と呼ぶ。

気象学的には、雨は降水現象の一つと位置づけられる。降水現象の中では最も頻度が高い。雨および降水現象は、地球上で水が循環する過程(水循環)の一部分に位置づけられ、生態系や地形といった地球の自然に深く関与している。

雨はその成因によって、具体的には雨粒が作られる時の上空の気温(氷晶になるかならないか)により、以下の2つに大別される。すべての雨は空気中の水蒸気を起源とする(気体である)が、それ以降、液体と固体の状態を経て降る雨が冷たい雨、液体の状態だけを経て降る雨が温かい雨である。

またごく稀に、冷たい雨の成立する環境下で上空に0℃以上の逆転層が存在する時、落下中は液体(過冷却)であるものの着地時に凍結して氷の層(雨氷)を形成する、着氷性の雨というものも存在する。




































霧とは、水蒸気を含んだ大気の温度が何らかの理由で下がり露点温度に達した際に、含まれていた水蒸気が小さな水粒となって空中に浮かんだ状態。霧と雲 [編集]
水粒は雨粒に比べて非常に小さいが、通常、根本的な霧の発生の原因は大気中の水分が飽和状態に達したものなので雲と同じであると考えてよい。

雲と霧の一番大きな違いは水滴の大きさなどではなく、両者の定義の違いである。すなわち、大気中に浮かんでいて、地面に接していないものを雲と定義し、それが地面に接しているものを霧と定義する。例えば、山に雲がかかっているとき、地上にいる人からはそれは雲だが、実際雲がかかっている部分にいる人からは霧なのである。なお、山の地面に接する霧または雲のことをガスと呼ぶことがある。

霧を外側から見ると、層雲であることが多い。標高の低い地域では層雲の霧しかないが、山や高地では層積雲、乱層雲、高層雲などの霧が見られることもある。

霧の濃度や状態による分類

霧と靄(もや)
霧または靄は、微細な水滴が大気中に浮遊している事によって、視程(見通すことのできる水平距離)が小さくなる現象である。大気中に浮遊する水滴が光を散乱するために起こる。霧と靄の違いは、視程の低下の程度の違いであり、気象観測においては視程が1 km未満のものを霧といい、1km以上10km未満のものは靄(もや)と呼んで区別する。一般的に単位体積当たりの水分量が多いほど視程は小さくなるが、同じ水分量でも小さい水粒が多く存在する時の方が視程が小さい。

低い霧・地霧
視程が1km未満の霧のうち、太陽を透かして見ることができる薄い霧を低霧または低い霧(low fog)という。また、山などでは山のふもとの地面まで達するような霧を低い霧、山の中腹や山頂付近にだけ見られる霧を高い霧と区別することがある。

視程が1km以上で、人間の視線の高さより低い地面付近にのみ霧があるものを地霧(shallow fog)という。こちらは気象観測上、霧には含めない。航空気象観測では MIFG と通報される。

いろいろな霧
霧は、そのでき方によって放射霧、移流霧、蒸気霧、前線霧、上昇霧などに分けられる。

放射霧
晴れた冬の日などには、地表面から熱が放射され地面が冷える。そうして冷えた地面が、地面に接している 水蒸気を多く含んだ空気を冷やすことで発生するもの。盆地や谷沿いで発生しやすく、それぞれ盆地霧、谷霧という。

移流霧
暖かく湿った空気が水温の低い海上や陸地に移動し、下から冷やされて霧を発生させるもの。移流とは大気が水平方向に移動することを指す気象用語である。暖流上の空気が移動して、夏の三陸沖から北海道の東海岸などに発生させる海霧などがその代表的なもので、非常に長続きする霧で厚さが600m程度に達することもある。

蒸気霧
暖かく湿った空気が冷たい空気と混ざって発生する霧。冬に息が白くなるのと原理は同じ。暖かい水面上に冷たい空気が入り、水面から蒸発がおき、その水蒸気が冷たい空気に冷やされて発生するもので、実際は冷たい空気が暖かい川や湖の上に移動した際にみられる。風呂の湯気も原理は同じで、北海道などの川霧が代表的なもの。

前線霧
温暖前線付近で雨が降り湿度が上がったところに温度の比較的高い雨が落ちてくると、雨粒から蒸発した水蒸気で飽和状態となり、余分な水蒸気が水粒となって発生する。

上昇霧
山の谷に沿って湿った空気が上昇し、露点に達したところで発生する霧。遠くから見ると山に雲が張り付いて見えるが、その中では濃い霧となっている。動かないように見えても実際は空気が下から次々と上昇している。滑昇風により発生することも多く、滑昇霧ともいう。

着氷性の霧
過冷却の霧。霧を構成する水滴が、0℃以下であるにもかかわらず凍結しない過冷却状態にある霧。水滴が物体の表面に衝突すると凍結して氷の薄い膜を作る。

氷霧
微細な氷粒で構成される霧。高緯度のよく晴れた穏やかな日に気温が-30℃以下の場合によく観測される。主に人間活動により水蒸気が持ち込まれたときに出来る。これらの水蒸気は凝結して水滴となり、それから結晶を作る間もなく急速に氷の粒となるため、いびつな形の氷粒となる事が多いが、その中に細氷を含む場合もある。太陽光や街灯などを反射してキラキラと光る。大気中を落下せず浮遊しているもののみを指し、落下しているものは細氷(ダイアモンドダスト)という。

★花シリーズ★ムサシノキスゲ

2012年05月16日 | ★花シリーズ★
ムサシノキスゲ

キスゲの花と 言えば大半の方々が尾瀬や霧ケ峰のニッコウキスゲの花を思い浮かばれ,訪れた方も多いことと思う。しかし、この武蔵野にもキスゲの花が咲くところがあり、しかもこの浅間山(府中市浅間町 都立 浅間山公園)だけにしか咲ない稀少植物なのです。その名は,ムサシノキスゲといい、ユリ科、ワスレグサ属に分類される多年草でニッコウキスゲの変種とされている。この花はキスゲというより、むしろ、ノカンゾウに近い花で、花は5月上旬から下旬に咲き,葉は細長で8月には枯れ始めます。ムサシノキスゲは丘陵地の林ノ下、時には草地に成育し、花は淡橙黄色で、すてきな芳香があります。

浅間山は海抜80㍍ほどの独立した丘陵地で、地質が多摩丘陵と同じというから、浅間山と多摩丘陵まで、同じ高さだったものが、古多摩川やその他の河川によって周囲が削り取られて、この地だけが孤立して取り残され、ムサシノキスゲも、いっしょに残ったものと考えられています。

浅間山は、戦前から国有地として保存され、昭和45年東京都の公園となり,武蔵野の住宅地の中に有りながら、宅地開発から逃れ、このような稀少な野草が生き残れたのが奇跡といえる。その後、浅間山自然保護会が撲滅寸前であった、ムサシノキスゲの生育を助けるために,北斜面の雑木林を伐採して日照を確保し,手厚く保護活動して、ようやく自然観察会が開かれるまでになり、今では多くの方々が訪れ、その稀少な花を楽しまれています。
文・四 季 の 花 野 鳥http://www6.ocn.ne.jp/~mitsu44/sinki/menu.htmlから転載。














写真のムサシノキスゲは2012年5月11日・都立向島百花園にて撮影。
ゼンテイカの変種。
東京都レッドデータブックの絶滅危惧I類(CR+EN)に指定されている。

★食べ歩き★握り寿司

2012年05月15日 | ★食べ物・寿司★
寿司(すし、鮨、鮓)と呼ばれる食品は、酢飯と主に魚介類を組み合わせた日本料理である。

大別すると、生鮮魚介を用いた「早鮨(早ずし)」と、魚介類に米を加えて乳酸発酵させた「なれ鮨(なれずし)」に区分される。

そのなかでも代表的な寿司は前者の握り寿司(江戸前寿司)であり、すでに“sushi”で通じるほど世界中に認知されている。

「すし」は「鮨」の字が当てられるが、近畿では「鮓」が使用され、『延喜式』の中に年魚鮓、阿米魚鮓などの字が見える。「すし」の語源は江戸時代中期に編まれた『日本釈名』や『東雅』の、その味が酸っぱいから「酸し(すし)」であるとした説が有力とされている。

種類

現在は握り寿司が代表的であるが、弁当などではそれ以外の押し寿司、ちらし寿司、巻き寿司、稲荷寿司、なれ寿司が多く使われる。




















握り寿司

「江戸前寿司」であり、「早ずし」の代表格である。片手で酢飯をとってシャリ玉を作り、必要な場合はわさびを載せ、その上に具(タネ)をのせて握る[2]。具は、新鮮な魚介類などの切り身・むき身や、鯖(酢締めしたもの)・穴子(煮付もしくは焼いたもの)等調理を加えたもの、卵焼きを切り分けたものなど。一般に具と飯の間に、おろしわさびを飯に載せる形で挟むが、わさび無しのことを「さびぬき」ということがある。具と飯との分離を防ぐため海苔を使った物もある。一口で食べられるほどの大きさに握られる。かつての江戸では屋台で出されており、これが全国へ広がった。

寿司種

寿司に用いられる魚介類その他は「タネ」、またはそれを逆さにした符牒(職人用の隠語)で「ネタ」と呼ばれる。その主なものに次のようなものがある。
アジ、イワシ、カジキ、カツオ、カレイ、 カンパチ、コノシロ(江戸前寿司におけるコハダもしくはシンコ)、サケ、サバ、サワラ、サンマ、スズキ、タイ、ハマチ(ブリ)、ヒラマサ、ヒラメ、マグロ(トロ)、メカジキ、アイナメ
アナゴ、ウナギ(煮付け・蒲焼等)
エビ(アマエビ - クルマエビ - ボタンエビ - ホッカイシマエビ)、シャコ、カニ(ズワイガニ - タラバガニ)
イカ、タコ
アワビ、アオヤギ、赤貝、ホタテガイ、ホッキ貝、ミルガイ、ツブ、トリガイ
イクラ、ウニ、とびこ、キャビア
ネギトロ、だし巻き卵

近年は、特に回転寿司や日本国外の寿司料理店において、ミニハンバーグ、叉焼などの肉類や、シーチキン(ツナフレーク)・アボカドなどの和食以外をタネにした、従来の寿司から見ると奇想なスタイルだけを真似た商品が増えている。これらに眉をひそめ「寿司の枠を超えた異質のもの」として寿司とは別のものとする見方がある一方、これらのネタを従前から続く工夫の1つと捉える見方がある。




















































★花シリーズ★ベニカナメモチ

2012年05月15日 | ★花シリーズ★
別名・紅要、レッドロビン、セイヨウベニカナメ。

カナメモチとオオカナメモチを交配させた園芸品種で、新芽が燃えるように赤いのが特徴の常緑樹で、生垣や公園木として植えられます。

春に小さな白い花を房状に付けます。実はならず、挿し木で増やすようですね。

ベニカナメモチ(紅要黐) は、春先に葉が紅葉し、冬に緑色となる一風変ったバラ目バラ科カナメモチ属の常緑広葉木小高木です。新芽の頃の紅葉は、アントシアニンという成分で葉が赤くなります。

春~初夏、泡を吹いたように白い小さな五弁花を枝先に多数つけて散房状花序を形成します。似た木にベニカナメモチ(紅要黐)ほどは赤くならないカナメモチ(要黐)や、カナメモチとオオバカナメモチの交配品種であるレッド・ロビンがあります。
レッド・ロビンはベニカナメモチより新芽の赤が濃く、葉が大きくて柔らかく、葉縁のギザギザ(鋸歯)が控えめです。どの木も庭の生垣や街路樹、公園樹として植えられます。

一般名:ベニカナメモチ(紅要黐)
学名:Photinia glabra
別名:カナメモチ(要黐)、アカメモチ(赤芽黐))
科属名:植物界被子植物門双子葉植物綱バラ目バラ科カナメモチ属
原産地:中国、日本
樹高:5m 樹皮色:灰黒~黒褐 葉の観賞期:4月~ 葉長:7~10cm 波形:長楕円形~狭卵形 葉縁:小さな鋸歯 葉質:厚く皮質 開花期:5~6月 花色:白~白桃 花径:0.7~0.8cm 花形:5弁花 実:秋に赤く熟す。




















★花シリーズ★母の日とカーネーション

2012年05月13日 | ★花シリーズ★
母の日は、日頃の母の苦労を労り、母への感謝を表す日。日本やアメリカでは5月の第2日曜日に祝うが、その起源は世界中で様々であり日付も異なる。例えばスペインでは5月第1日曜日、北欧スウェーデンでは5月の最後の日曜日に当たる。

日本では、1931年(昭和6年)に、大日本連合婦人会を結成したのを機に、皇后(香淳皇后)の誕生日である3月6日(地久節)を「母の日」としたが、1937年(昭和12年)5月8日に、第1回「森永母の日大会」(森永母を讃へる会主催、母の日中央委員会協賛)が豊島園で開催された[4]後、1949年(昭和24年)ごろからアメリカに倣って5月の第2日曜日に行われるようになった。母の日にはカーネーションなどを贈るのが一般的。














カーネーションは、ナデシコ科ナデシコ属の多年草。別名にオランダナデシコ、ジャコウナデシコ、オランダセキチクなど。

原産地と名前の由来

原産は南ヨーロッパおよび西アジアの地中海沿岸といわれている。カーネーションという名前の由来には諸説あり、肉の色の花という説や、シェイクスピアの時代に冠飾り(coronation flower)に使われこれが転訛したもの、あるいは戴冠式を意味する語のコロネーションが訛ってカーネーションとなったとの説もある(corona:ギリシャ語で王冠の意味)。

歴史

地中海沿岸から西アジアの原産のため古くから、可憐な花容を愛された。イスラム世界ではバラやチューリップと並んで、愛好された植物である。イスラム教では偶像崇拝が禁止されているためモスクなどの装飾には人物及び動物表現が忌避され、アラベスクという幾何学模様や草花の文様が使用された。このアラベスクの意匠にカーネーションの花はしばしば使用されている。

17世紀にはイギリスやオランダで300種以上の品種がみられ、フローリスト(園芸愛好家)達によって栽培され、オーリキュラやチューリップ等と並びフローリスツ・フラワーの一つとして[要出典]大きく進展を見た。18世紀を通じて品種が増え、やがて「ショウ・カーネーション」が生まれ、これが19世紀の主流となった。この花の特徴は花弁の縁の鋸歯がなくなり、花弁の配置を幾何学的な整形に近づけたもので、現代のカーネーションとは異なっている。この時代にはまだバラの改良もそれほど進んでおらず、カーネーション、オーリキュラ、チューリップは時代の先端を行く園芸植物であった。

19世紀中頃になるとフランスでの育種が進み、1840年にダルメイスが「パーペテュアル系」を作出、更に1857年にはやはりフランスで「マルメゾン系」が誕生した。これらが現代の営利用カーネーションに繋がっている。






日本での栽培

日本には江戸時代初期以前に輸入され、アンジャベルまたはアンジャ(蘭:anjelier、tuinanjelier)と呼ばれた。享保年間に出版された、『地錦抄録』(1733年)には、徳川家光の時代正保年間にオランダからカーネーションが伝来したと書かれている。しかし、このときには日本に定着せず、寛文年間に再伝来し、14種品種が紹介された。この時期に書かれた『花壇綱目』にも「あんしやべる」の名で記録されている。宝暦年間の1755年に著された『絵本野山草』にはカーネーションはナデシコなどとともに紹介されている。この時期には数百種に上る品種がナデシコだけで作り出されておりその中にカーネーションも含まれていたようである。

その後1909年(明治42年)に米国シアトルに在住していた澤田(名不明)が帰国の際に「ホワイト・エンチャントレス」、「ピンク・エンチャントレス」、「ヴィクトリー」、「ローズ・ピンク・エンチャントレス」等、他にも2,3の品種を持ち帰ったが栽培法に精通しなかった為、生産化には至らなかった。後に土倉龍治郎が近代的栽培技術や体制を構築し、新しい品種を生み出し日本にカーネーションを定着させた。この業績により「カーネーションの父」と称されるようになった。

現在、カーネーションはキク、バラと並ぶ生産高を誇る花卉植物であり、ハウス栽培で周年供給している。しかし、最も需要が伸びるのは母の日の5月前後である。また切り花のイメージが強いが最近では鉢植えの品種も普及している。

カーネーションの市町村別生産額日本一は、愛知県西尾市一色町地区である

切り花

マルメーゾン種(malmaison)

ボーダー種(boarder) グルナダン種(grenadin)

ファンテジー種(fantaisie)

マーガレット種(marguerite)

シャボー種(chabaud)

パーペチュアル種(perpetual)

ムーンダスト

カーネーションに青い色はなかったが、サントリーと、オーストラリアのフロリジン社が遺伝子組換えで青いカーネーションを作出した。詳しくは、ムーンダストの項を参照。 ガーデンカーネーション

セキチクとの交配種で、セキチクの強健さをカーネーションに取り入れたもので、庭植えが可能である。半耐寒性の秋まき一年草として扱われ、9月にタネをまくと、翌年の5月から6月にかけて開花する。ジャイアント・シャポー、アンファン・ド・ニースなどの品種があり、佛花や切り花用に作られているが、日本の風土ではやや栽培しにくく、あまり普及していない。

その他

スペイン、モナコ公国、ホンジュラスの国花である。

カーネーションが世界的に普及したのは母の日の成立が大きく関わっている。「母の日」に母親に贈呈する花として世界中で愛好されることになった。

黄色のカーネーションは軽蔑という意味の花言葉を持つ。

★果実★実梅

2012年05月13日 | ★食べ物・野菜類★
実梅の主な品種

現在、日本国内では100種類前後の実の収穫を目的とした梅の品種が栽培されているが、特定の地域のみで栽培される地方品種が多く、国内どこでも入手可能な品種は比較的限定される。又、品種によっては花粉が無かったり自家受粉しない品種もあり、その場合は開花時期が重なるように授粉用の品種も必要となる。
豊後(ぶんご):淡紅色の花で一重と八重がある、大実品種、観賞用としても植えられる
白加賀(しろかが):白花、大実品種、繊維分が少ない
南高(なんこう):白花、大実品種、梅干し用として人気品種。日焼け部分が赤くなる
花香実(はなかみ):ピンクの花、八重咲き、中実、観賞用としても植えられる
古城(ごじろ):白花、大実、梅酒やジュース向きとされる
甲州最小(こうしゅうさいしょう):白花、小梅の代表品種
竜峡小梅(りゅうきょうこうめ):白花、信州小梅の中から選抜された品種で種が小さい


















その他

果実

薬効と毒性

梅の実
花を観賞するほか、果実を梅干し、梅酒、梅酢、梅醤やジャムなどにして食用とする。また甘露梅やのし梅などの菓子や、梅肉煮などの料理にも用いられる。強い酸味が特徴であり、クエン酸をはじめとする有機酸などを多く含むので健康食品としても販売されている。果実から種を取り出すための専用器具も販売されている。


漢方薬では燻蒸(くんじょう)して真っ黒になった実を烏梅(うばい)といい、健胃、整腸、駆虫、止血、強心作用があるといわれる。中国では話梅(広東語: ワームイ)と呼ばれる干して甘味を付けた梅が菓子として売られており、近年では日本にも広まっている。

また、中国では紀元前から酸味料として用いられており、塩とともに最古の調味料だとされている。日本語でも使われる良い味加減や調整を意味する単語「塩梅(あんばい)」とは、元々はウメと塩による味付けが美味くいったこと示した言葉である


バラ科の葉や未成熟の青い果実、核の中の種子には青酸配糖体が含まれ、未熟な種子や腸内細菌の酵素により、シアンを生成する。これが胃酸により有毒性を発揮すると、痙攣や呼吸困難、さらには麻痺状態になって死亡するといわれている。胃酸や胃の消化酵素の分泌だけではシアンの生成は起こらないので、大量の種子をかみ砕いた場合を除いて誤摂取による中毒の危険は限られる。アンズの種子による重症例がある一方、幼児が青梅の果肉を囓った程度では心配ないとされる。また、梅酒の青い実や梅干しの種の中身などは、アルコールや塩分、熱により酵素が失活し、毒性は低下している。
尚、サッポロ飲料株式会社・近畿大学生物理工学部・和歌山県工業技術センターの共同研究で、梅の果実成分による疲労軽減効果が実証されている。






日本における作付けと収穫

農林水産省が平成20年(2008年)11月に公表した統計によると、日本全国で作付面積は1万7400ヘクタール、収穫量は12万2000トン、出荷量は10万3600トンで、収穫量の都道府県別では、北から青森 1930トン、群馬 6800トン、福井 1270トン、山梨 2100トン、長野 1990トン、奈良 2020トン、和歌山 6万7600トン、徳島 822トンである。

★カメラマン★カメラクルーとフォトグラファー

2012年05月12日 | ★イベント★
カメラマン(Cameraman)は広義には写真・映画・テレビ・ホームビデオなど様々なメディアにおいてプロ・アマ問わず撮影を行う人物。狭義には前述のメディア等において撮影領域を専門とし職業としている人物。映画撮影においてのみカメラを操る役職はCinematographer(シネマトグラファー)という。

名称

英語・日本語

日本語で定着している「カメラマン」の日本語訳は「撮影技師」という固い語彙となってしまうが、これはあくまで直訳でありCamera Manは英語圏で使用される最も一般的な「カメラを持つ人物」を表す名詞である。

通常、写真家は"Photographer"(フォトグラファー)が、テレビカメラマンは"Camera Crew"(カメラクルー)が、映画は"Cinematographer"(シネマトグラファー)が一般的に呼ばれる名称であり、最も広い意味を持つのはCamera Operator(カメラオペレーター)であるがこれら全ての名称は基本的にプロに対して使われる語彙であり、ホームビデオで子供を撮影している父親などアマチュアには使用されない。

アマチュアの場合は「Camera○○○」となる場合が普通で男性ならCamera Man、女性であればCamera Lady、中性的な表現であればCamera Person、など決まった名詞は無い。ただし写真の場合はプロ・アマ問わずフォトグラファーと呼ぶのが普通である。

俗称
日本ではカメラマンは女性であってもカメラマンと呼ばれる。またテレビの出演者等は「カメラさん」や「1カメ(第1カメラ)さん」などと呼ぶことが多い。
アイドル撮影会などのイベントに集まる素人カメラマンをカメコ(カメラ小僧)と呼ぶことがある。
映画のカメラマンは伝統的にキャメラマンと呼称することもある。
























職業カメラマンの仕事

写真

メディアカメラマン
雑誌・新聞などの画像素材の制作及び収集。写真スタジオに入り完璧な環境でグラビア撮影を行うこともあれば週刊誌のパパラッチのように極めて悪い環境下で行う場合もある。報道、スポーツ、芸能人と様々なものを被写体とする。報道写真撮影は記者の同行が伴う。有名な写真家は篠山紀信など。


学校カメラマン
様々な行事に同行し記念写真の撮影を請け負う。主たる現場は入学式・卒業式(卒業アルバム)・修学旅行・創立記念行事など。


写真スタジオや写真館の経営
経営方針によっては時代と共に廃れている事業であるが七五三や成人式・結婚式などの記念撮影を請け負う。


ドキュメンタリーカメラマン
戦争や貧困国、各種被災地に赴き、実情をカメラに収め、その記録もしくは作品を新聞社や雑誌社に販売したり、個展を開催する。ピューリッツァー賞を受賞するカメラマンは概ねこの職種であることが多い。有名な写真家はロバート・キャパなど。


戦場カメラマン
戦争の戦場などの現場を取材して真実と現状と現実と悲惨さを教えて撮るカメラマン。有名な写真家はロバート・キャパ・橋田信介・渡部陽一など。






芸術家としてのカメラマン
風景から人物、無機質なオブジェに至るまで「光の芸術」(写真は光を使用したアートメディアであるから)を制作し個展の開催および作品の販売を行う。有名な写真家は木村伊兵衛など。

テレビ・広告など
ディレクターやプロデューサーなどの演出畑の役職とは一線を画し、技術系職種に分類される。当然、現場の指揮権を握る演出家陣がフレーミングを支持する(ドラマ撮影やCM撮影にて顕著)が演出家に画の構成・色彩などを助言し適切な補正を行う。カメラマンを中心に照明・音声などが総合的に動き高度な技術的アプローチによって現場の環境を作りだす。










映画
一人の映画監督の絶対的な指揮の元で行われる映画撮影においてカメラマン(この場合撮影監督)は画の構成において非常に重要な役職で、映画監督の右腕とも言われる。監督が頭の中で描くイメージを察知し、照明・色合いやアングル、ワーキング等の助言を行い、また監督の指示を受けさらなる補正を行う。フィルムを使用する映画撮影においては非常に高度でテクニカルな撮影技術及び経験が求められる為、適切なフィルムやレンズの選択で被写界深度やF値を求め監督が求める映像に近づける必要がある。映画監督スタンリー・キューブリックとその右腕撮影監督ジョン・オルコットのタッグは有名でオルコットの高度なテクニックを駆使しキューブリックは映画「バリー・リンドン」において「ろうそくの光のみで撮影」という技術革新をもたらした(通常フィルムはビデオに比べ暗所の撮影が困難)。

その他
ビデオクリエーターなど。








★花シリーズ★翁草

2012年05月12日 | ★花シリーズ★
オキナグサ(翁草)は、キンポウゲ科オキナグサ属の多年草。

特徴

根出葉は2回羽状複葉で、長い柄をもち束生する。小葉はさらに深裂する。茎につく葉は3枚が輪生し、無柄で基部が合着し、線状の裂片に分裂する。葉や花茎など全体的に白い長い毛におおわれる。花茎の高さは、花期の頃10cmくらい、花後の種子が付いた白い綿毛がつく頃は30-40cmになる。花期は4-5月で、暗赤紫色の花を花茎の先端に1個つける。開花の頃はうつむいて咲くが、後に上向きに変化する。花弁にみえるのは萼片で6枚あり、長さ2-2.5cmになり、外側は白い毛でおおわれる。

白く長い綿毛がある果実の集まった姿を老人の頭にたとえ、翁草(オキナグサ)という。 ネコグサという異称もある。

分布と生育環境

日本では、本州、四国、九州に分布し、山地の日当たりのよい草原や河川の堤防などに生育する。アジアでは、朝鮮、中国の暖帯から温帯に分布する。

かつて多く自生していた草地は、農業に関わる手入れにより維持されていた面があり、草刈などの維持管理がなされくなり荒廃したこと、開発が進んだこと、それに山野草としての栽培を目的とした採取により、各地で激減している。

薬効と毒性

全草にプロトアネモニン・ラナンクリンなどを含む有毒植物。植物体から分泌される汁液に触れれば皮膚炎を引き起こすこともあり、誤食して中毒すれば腹痛・嘔吐・血便のほか痙攣・心停止(プロトアネモニンは心臓毒)に至る可能性もある。漢方においては根を乾燥させたものが白頭翁と呼ばれ、下痢・閉経などに用いられる。
















★花シリーズ★雨と笹

2012年05月11日 | ★花シリーズ★
ササ(笹)はタケに似た小型の植物。実際にはその大きさは様々だから、両者の区別がつきにくい場合もあり、日常用語としては明確な区別をせず用いる場合もある。植物学上は一応の区別があり、それは以下のようなものである。

分類学上の扱い

ササは単子葉植物イネ科タケ亜科(タケ科とすることもある)に属する植物である。この群には大きく三つの植物がある。タケ・ササ・バンブーであり、茎や葉の構造は互いによく似ている。その違いは以下の通り。
バンブーは地下茎が横に伸びず、株立ちとなる。大型になり、熱帯域に多い。

タケは地下茎が横に伸び、茎は当初は鞘に包まれるが、成長するとその基部からはずれて茎が裸になる。
ササはタケと同じく地下茎が横に伸びるが、茎を包む鞘が剥がれず、枯れるまで残る。

一般にササはタケより小さいが、一部には逆転する例もあり、オカメザサはごく小さなタケ、メダケは大きくなるササである。















生育環境

地下に匍匐茎を伸ばし、密集した群落を作る。一面に生えた場合、これを笹原という。

笹のよく生える条件として、日本ではいくつかのパターンがある。一つはパイオニア植物として振る舞う場合である。よく河川周辺や道ばたなどにネザサ類が出現する。これは、草刈りや川の氾濫などによる不定期な攪乱に強いためである。また、寒冷地では森林の伐採あとが笹原になる例がよくある。

もう一つはブナ林の下生えで、日本のブナ林では林床でササ類が優占する例が多い。その種は地域によって異なり、太平洋側ではスズタケ、日本海側ではチシマザサの場合が多い。

分類

非常に多くの種がある。日本のタケ類のほとんどが中国渡来であるのに比べ、ササ類は土着の種が多く、しかも地方変異が多い。

メダケ属 Pleioblastus:カンザンチク・リュウキュウチク・タイミンチク・ケネザサ・カムロザサ・ゴキタケ・アカネザサ・ギボウシノ・ハコネダケ・アズマネザサ・メダケ

アズマザサ属 Arundinaria:アズマザサ・スエコザサ・トウゲザサ・サドザサ・タンゴシノチク・ヤブザサ・アリマシノ・

ササ属 Sasa:ミヤコザサ・ウンゼンザサ・オオクマザサ・ニッコウザサ・アポイザサ・クマザサ・オオササ・オオバザサ・ミヤマザサ・チマキザサ・クマイザサ・チシマザサ・オクヤマザサ・イブキザサ・トクガワザサ・キンキナンブスズ・ミカワザサ・タキザワザサ

スズタケ属 Sasamorpha:スズタケ・ケスズ

ヤダケ属 Pseudosasa:ヤダケ・ヤクシマダケ

インヨウチク属 ×Hibanobambusa:インヨウチク

ほかに、葉の幅が広いイネ科植物には、ササの名を持つ例が多い。代表的なものを以下にあげるが、最もササに似ているのはササクサである。

チゴザサ・チヂミザサ

ササクサ・ササガヤ・ササキビ

ササノハスゲ

利用

笹の葉には防腐作用があり、料理や食材、特に保存食を包むのによく使われる(鱒寿司,ちまきなど)。
日本では、七夕で笹飾りとして使われる。
可児才蔵は指物に笹を用い、討取った敵の首にその笹の葉を含ませ手柄の証とし、「笹の才蔵」の異名をとった。

★お葬式★通夜・告別式

2012年05月11日 | ★葬儀★
葬儀、葬式は、人の死を弔うために行われる祭儀、葬制の一部である。

葬儀の様式にはそれを行う人たちの死生観、宗教観が深く関っており、宗教の違いがそのまま葬式の様式の違いになる。また葬儀は故人のためだけでなく、残されたもののために行われるという意味合いも強くある。残された人々が人の死をいかに心の中で受け止め、位置付け、そして処理するか、これを行うための援助となる儀式が葬儀である。その意味で葬儀は、宗教が文明に発生する以前の旧石器時代から行われてきていた宗教的行為であるといえる。

歴史
現在、発見されている歴史上初めての葬儀跡と言われている物が、イラク北部にあるシャニダール洞窟で見つかっている。この洞窟の中には約6万年前と推定されるネアンデルタール人の骨が見つかっており、その周辺にはこの洞窟から見つかるはずの無い花粉が見つかったと報告されている。この事を死者を弔うために花を死体の周りに添えたと解釈している。








































日本における葬儀の慣習

通夜は古代の殯(もがり)に発している。葬儀の前夜祭の形態をとる。誰かが寝ずの番をして(交代でもよい)、夜明けまで灯明や線香の火を絶やさないようにしなければならない(魔除けの意味がある)。近年では消防署などにより、式場では夜間の火は焚かないよう指導が入ることもあり、都市部の式場では夜通しではなく、半通夜と呼ばれる形態で夜は遺族が帰ってしまう場合もある。

火葬場に向かう道と帰り道は同じ道を通らない。一本道で難しい場合であっても、可能な限り同じ道を通らないように努力しなければならない。埋葬した死霊が付いて来ない様にするためである。逆に同じ道を通らなければならないとする風習もある。

葬儀終了後に「振り塩」と呼ばれる清めの塩を撒く(ただし、これは神道由来の慣習であって、死を穢れとみなさない仏教の教義に反すると考える意見もあり、元来これを行っていなかった浄土真宗を中心に、近年では行われないケースもある)。

遺体を安置する場合には、遺体の胸の上に魔除けとして刃物を置く。これを守り刀と呼ぶ由来は武士の社会で、刀によって魔を斬るといった意味や魔物の使いとされていた猫が光り物を嫌がるので刀を置くことが魔よけとされた。遺体を安置すると、そこに供え物として枕飯、枕団子を供える。枕団子は米の粉(上新粉)などを丸めて作ったもので、数は地域によって差があり、六地蔵、六道から六個とする説と、13仏などからとった13個とする説がある。なくなった日から一個ずつ増やして四十九日までお供えし、49個飾る地域もある。枕飯はご飯を御茶碗に山盛りにして、御箸をさして飾る。

一般に告別式は友引の日を避けるが、これは俗に“友を(死に)引かない”よう配慮するためとされる。ただし、元来六曜は、仏教とは関係がない。賭け事、勝負事から入って来ており、友引とは「勝負事で友人と引き分ける」という意とされ、陰陽道との混淆に由来する。ゆえに友引の日に告別式を行わない風習は迷信と考えられる。火葬場は友引の日が休業日になっている所が多いが、友引でも休業日でない所も増えて来ている。

墓地など埋葬する場所まで送ることを野辺送りということがある。

三回まわしと言って、出棺する前に棺をその場で3回廻したり、建物を3回廻ったりして出棺する風習が一部地域で見ることがある

振り銭・振り餅、葬列時に花籠(竹の籠から割った竹を幾本も垂らし、紙の飾りをつけた物)に銭や餅を入れ落としながら葬列する風習もある。またざるから手で取って撒く場合は撒き銭・撒き餅などとも言う。

なお、同じ日本でも琉球の信仰に基づく葬儀の風習はかなり特異であり、告別式の前に火葬を行うのが普通である。また東北地方、九州地方の一部でも告別式の前に火葬を行うことが多い。

★花シリーズ★ヤグルマギク

2012年05月11日 | ★花シリーズ★
ヤグルマギク

和名 ヤグルマギク(矢車菊)ヤグルマソウ(矢車草) 英名 cornflower

ヤグルマギク(矢車菊)は、キク科ヤグルマギク属の1種である。

和名でヤグルマソウとも呼ばれるが、ユキノシタ科のヤグルマソウと混同しないようにヤグルマギクと呼ばれることが多い。

野生種は青花で、種名の「cyanus」は「あさぎ色の」という意味である。属名の「Centaurea」は、ギリシャ神話に出てくる半人半馬の怪物ケンタウルスから。

産地
ヨーロッパ原産。もとは麦畑などに多い雑草だったが、園芸用に改良され桃色などの品種が作られた。ドイツ連邦共和国、エストニア共和国、マルタ共和国の国花である。

特徴
耐寒性一年生植物。越年草のものもある。






















夏に矢車状の花が咲く。

栽培
東北地方以北または寒さの厳しい中部山岳地帯では春播きにするが、関東地方以西の平地では秋まきにする。現在販売されているタネはほとんどが寒咲種で、8月末にまき、暖かな日だまりに植えておいてやると、年内に開花する。普通は9月下旬に播種し、4月頃から咲かせる。病虫害も少なく、丈夫な草花で、花壇や家庭の切り花などに用いられる。

文化
その青色の美しさから、最高級のサファイアの色味を「コーンフラワーブルー」(ヤグルマギクの花の青)として引き合いに出される。

ノヴァーリスの小説『青い花』(邦題;原題は「ハインリヒ・フォン・オフターディンゲン」)に登場する青い花(ロマン主義の象徴ともされる)はヤグルマギクといわれる。

ツタンカーメン王の墓の副葬品にヤグルマギクやオリーブでできた花束も納められていた。

マリー・アントワネットが好んだ花であり、洋食器の『小花散らし』の模様は彼女がデザインしたヤグルマギクの柄に由来する。

ヤグルマギクの育て方

種まきの時期は秋の9月下旬~10月頃に行います。方法は箱まきやポットまきで行うのがよいと思います。5mmほど覆土して行います。箱まきでは本葉が2,3枚になったら仮植えして、本葉が6枚ほどになったら30cmぐらいと広めの間隔で定植します。鉢植えの用土は花の培養土でかまいません。自分で作る場合は赤玉土(小粒)6,腐葉土3、パーライト1など水はけのよい用土に植え付けます。60cmプランターでは3株を目安に植え付けます。花壇に植え付ける場合は苦土石灰と堆肥、多湿を嫌うので水はけが悪い場合は腐葉土を混ぜ込んで植え付けます。寒さには強く暖地では特に霜よけしなくても問題ありませんが、寒いところでは霜よけをした方が安全です。

★花シリーズ★黄菖蒲

2012年05月11日 | ★花シリーズ★
キショウブ(黄菖蒲)はアヤメ科アヤメ属の多年草。帰化植物。

特徴

花茎の高さは60-100cmになる。葉は幅2-3cm、長さ60-100cm、剣形で中脈が隆起し明瞭で、縁は全縁。花期は5-6月で、アヤメやノハナショウブと同じ、外花被片が大型の広卵形で先が下に垂れ、内花被片が小型で直立した、黄色の花を咲かせる。外花被片の中央に茶色がかった模様がある。

分布と生育環境

西アジアからヨーロッパ原産の植物で、明治頃から栽培されていたものが日本全国の水辺や湿地、水田脇に野生化している。観賞用に栽培されているハナショウブには黄色系の花がないため、その貴重性から重宝されたが、湖沼や河川などへの拡散が問題となっている。

環境省は「要注意外来生物」の一種として「栽培にあたっては、逸出を起こさない」「既に野生化している湖沼等があり、在来種との競合・駆逐等のおそれがある場所については、積極的な防除または分布拡大の抑制策の検討が望まれる」として警戒を呼びかけている。また、日本自然保護協会、日本野鳥の会、WWFでは生態系に与える影響や侵略性が高いとしている。

水辺に生育し美しい花を咲かせる植物なので、「ビオトープ創出」等のために利用される事があるが、「要注意外来生物」を導入することの危険性は大きい。























★花シリーズ★アヤメ

2012年05月10日 | ★花シリーズ★
アヤメ(菖蒲、文目、綾目)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。

アヤメは山野の草地に生える(特に湿地を好むことはない)。葉は直立し高さ40~60cm程度。5月ごろに径8cmほどの緑色の花を1-3個付ける。外花被片(前面に垂れ下がった花びら)には網目模様があるのが特徴で、本種の和名のもとになる。花茎は分岐しない。北海道から九州まで分布する。

古くは「あやめ」の名はサトイモ科のショウブを指した語で、現在のアヤメは「はなあやめ」と呼ばれた。

毒性

毒成分 イリジェニン、イリジン、テクトリジン
毒部位 全草、根茎、樹液
毒症状 皮膚炎、嘔吐、下痢、胃腸炎









アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの見分け方

アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの同定は慣れれば一目瞭然であるが、見分けのつかない向きも多い。堀切菖蒲園には、その見分け方として次の記述の掲示がある(2005年6月現在)。

アヤメの仲間(植物学上ではアヤメ科アヤメ属)は、世界で200種類が知られており、これら自生種から園芸化されたものも多く、日本ではその代表が花菖蒲です。
ここでは、その中でも「いずれがあやめかきつばた」という言葉があるように、区別の難しいアヤメ、ハナショウブ、カキツバタの違いを、わかりやすく解説しました。
ごく簡単に言いますと、花びらの基のところに、花菖蒲は黄色、カキツバタは白、アヤメは網目状の模様が、それぞれあることで区別できます。

また、サトイモ科のショウブは、アヤメ科ではありませんが、その葉姿がアヤメに似ていることや、古い時代「あやめ」や「あやめ草」と呼ばれていたこともあり、昔からしばしば混同されて来ました。この植物は葉や根茎に芳香があり、端午の節句の「菖蒲湯」や、「菖蒲葺き」、「菖蒲酒」など、古くから邪気をはらう植物として使われ、こんにちでも「菖蒲湯」の風習は残っています。











種別
アヤメ

花の色
紫、まれに白


主脈不明瞭

花の特徴
目模様外側の花びらに黄色い模様がある

適地
かわいた所に育つ

開花期
5月上旬~中旬

種別
カキツバタ

花の色
青紫のほか紫、白、紋など


主脈細小

花の特徴
網目なし

適地
水中や湿った所に育つ

開花期
5月中旬~下旬

種別
ハナショウブ

花の色
紅紫、紫、絞、覆輪など


主脈太い

花の特徴
網目なし 花の色はいろいろある

適地
湿ったところに育つ

開花期
6月上旬~下旬

なお、「いずれがアヤメかカキツバタ」という慣用句がある。どれも素晴らしく優劣は付け難いという意味であるが、見分けがつきがたいという意味にも用いられる。

写真は2012年5月7日、都立堀切菖蒲園(葛飾区)にて撮影。