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★セブ島の旅・其の13★ナルスアン島・シュノーケリング

2013年02月24日 | ★旅行★外国
シュノーケリングまたはスノーケリングは、シュノーケルを身につけて、水面または比較的浅い水中を游泳するレクレーション活動またはマリンスポーツである。同様の器材を用いる場合であっても、潜水(注1)を主目的とする場合はスキンダイビングと呼んで区別される。

概要

語義によればシュノーケルを使用した游泳一般を指すことになるが、上述のとおり、水面または比較的浅い水中を游泳する場合に特に用いられる。また、シュノーケルのみでの游泳も可能であるが、通常はマスク及びフィンを併用することが多い。

シュノーケルは、口にくわえ、先端を水面上に出して吸排気を行う。シュノーケル装着時には口のみから呼吸をすることになるので、誤って鼻呼吸して水を吸い込むことがないように、マスクは鼻までを覆った専用のものが用いられる。

スクーバダイビングに比べ、必要な器材がシュノーケル、マスク、フィンのいわゆる3点セットのみと少なく、軽量・安価であること、Cカード(注2)を取得する必要がないこと、海岸近くなどでも行えることなどから、手軽なレジャー、スポーツとして人気が高い。

(注1)
潜水とは水の中にもぐること。古くはかづくと呼ばれていた。現在では、水中で行う活動、もしくはその手段を指すことが多い。

1.スキンダイビング : フリーダイビング

2.スクーバダイビング : テクニカルダイビング・洞窟潜水

3.送気式潜水 : フーカー潜水・ヘルメット潜水

4.大気圧潜水 : 人が大気圧で潜水すること。大気圧潜水器と呼ばれる装置で潜水する。大気圧潜水器は水圧から人体を保護するため金属で出来ており、この装置が大きくなれば潜水艦である。減圧症や圧外傷、空気塞栓症等の潜水に伴う疾患がなく安全だが、他の潜水方法に比べ、身体の行動が著しく低下する。

5.飽和潜水 : 高圧環境への曝露下での大深度潜水を実現するための技術。

6.潜水泳法 : 競泳において、もぐったまま水中を進む泳ぎ方。

7.スピアフィッシング :素潜りによって、銛を使用する漁法。







































(注2)
Cカード(C-card)とは、ダイビング指導団体が、直接、またはフランチャイズを通じて実施する技能講習を終了した者に対し発行する技能認定(Certification)カードである。

ダイビング指導団体は、ほとんどの場合民間の営利企業(欧州等の一部地域には、非営利や公的な指導団体も存在する)であり、少なくとも日本では免許証と違いCカードを所持しないでスクーバ・ダイビングを行うことが法的に禁止されているといった類のものではない。

しかしながら、適切な知識・技量を有さない者がスクーバダイビングを行った場合、致死傷事故が発生する可能性が非常に高いことは容易に推定できることから、これらの者にサービスを提供してスクーバダイビングが行われた結果事故が発生した場合、事故を予見できたのに適切な対応(サービスの提供拒否など)を取らなかったとして刑法の業務上過失致死罪(211条)などの刑事責任や民法上の不法行為責任を問われる可能性が高い。

このようなリスクを回避するため、レジャーダイバーにサービスを提供する者はそのほとんどがCカードの提示を求めており、これを所持せずにダイビングを行うことは事実上困難と言ってよく、その意味では許可証的な性質を有するものと言えなくもない。また海外ではCカードを所持しない者のスクーバダイビングを法的に禁止していたり(オーストラリア)、Cカードを所持しないものに対するスクーバ・ダイビング器材の販売や貸与を禁止している(欧州)例もある。

Cカードには、ほとんどの場合、そのスキルレベルに応じたランクが設定されていて、ダイバーとしての知識や技術、経験などを示す指標になっている。また、スキルアップの目標としての性格もある。認定団体ごとにランクの区分や呼称が異なるため、WRSTCによりRSTC標準が策定され利用されている。また ISO 24803:2007でもレクリエーショナルダイビングスキルの認定基準が規格化されている。
出典・ウィキペディアフリー百科事典。

★セブ島の旅・其の13★ナルスアン島

2013年02月23日 | ★旅行★外国
島の名前: ナルスアン島

人口: リゾート従業員

主な職業: リゾート

海岸線の状況: 砂

観光客用施設: あり コテージ、日よけ有り

スノーケリング: B 周囲を保護しているので魚が増えつつある

ダイビング: A/B 保護区内にドロップオフ有り

距離: ママリバゴより約1時間

特徴: リゾート内に砂地の海岸とても浅く子供の遊び場として安心できる、食事も出来るし、スノーケルも良し。近年保護区の状態が良く桟橋近辺でも多くの魚が見受けられる。島の西側は本来浅瀬の砂地だったがどう言う訳かマングローブを植林している。スノーケルの出来ないお子様にはパンダノンが良いでしょう。水泳には適していない。

入場料: 上陸 P200.00, スノーケリング+上陸料 P200、ダイビングのみ=P150.

なお、このツアーはマクタン島内から催行されるため、セブ市内に宿泊の方は遠方送迎料として別途、1人 往復$20の追加料金が発生致します。また、プルクラにご宿泊の方はお1人往復$35、アレグレビーチリゾートに宿泊の方はお1人往復$45が発生致します。
































★セブ島の旅・其の13★コーラルリーフ

2013年02月21日 | ★東京スカイツリー★
コーラルリーフ
サンゴ礁(コーラルリーフ)は、造礁サンゴの群落によって作られた地形の一つ。熱帯の外洋に面した海岸によく発達する。

造礁(ぞうしょう=熱帯の浅い海底に成育し、石灰質を分泌しながら大きな群体を形成)サンゴの繁殖に適している海は、25-30℃ほどの高水温、3-4%ほどの高い塩分濃度、深くても水深30mほどの浅くてきれいな海域である。地球は西から東へ自転するため、赤道付近では海水が自転に置き去りにされる形で西向きの暖流が発生し、高緯度地方からの寒流がその後に入りこんでいる。太平洋、インド洋、大西洋どれも西側にサンゴ礁が集中し、東側にあまり見られないのはこの理由による。また、大規模なサンゴ礁でも、河口域を避ける形をとっているのが見られる。

日本では南西諸島や伊豆諸島、小笠原諸島など南部の島嶼部でサンゴ礁が見られるが、サンゴ礁は水温18℃ほどまで形成されるので、日本本土でも小規模なものならば対馬海峡以南と房総半島以南の各地で見られる。

造礁サンゴにはミドリイシ、ノウサンゴ、キクメイシなど数100種類もあるが、これらは直径1cm足らずのイソギンチャクに似た小さなポリプがたくさん集まって群体をなしたもので、様々な形のサンゴは、たくさんのポリプがそれぞれの種類によって独自の骨格を形成したものである。

サンゴのポリプはプランクトンを捕食するが、体内に光合成を行う褐虫藻を共生させ、その栄養分をもらうこともできる。成長したポリプは分裂して増え、海水中の二酸化炭素やカルシウムを取りこみ、炭酸カルシウムを主成分とした骨格をつくる。たくさんの造礁サンゴが生命活動を行った結果、サンゴの下には厚い石灰岩の層ができ、サンゴ自身はさらに上へ、沖へと成長する。

サンゴ礁付近の砂浜は波浪で折れたり、動物に齧られたりしたサンゴの残骸を含んで白っぽくなる。他にも貝類やウニ、有孔虫の死殻なども海岸に堆積する。このようにサンゴ礁の砂浜の砂は、その大部分が生物起源であり、多くが石灰質である。これらの石灰分が堆積し、一部が溶けて再び固まることで、砂粒を含んだまま岩石となったものがビーチロックである。

こうした生物と自然の営みが長い時間をかけて積み重なった結果、石灰岩の岩盤による広いサンゴ礁ができ、地形を変えてしまう。上空からサンゴ礁のある海域を見ると、藍色の海にサンゴ礁の浅瀬が水色やエメラルドグリーンに浮かび上がる。

分類

サンゴ礁はその形態により、大まかに裾礁、堡礁、環礁の3つに分けることができる。

海岸部に接して発達したサンゴ礁を裾礁(きょしょう)という。外礁(サンゴ礁の縁)に囲まれた礁の内部は浅い礁池(しょうち)となり、上空から見ると水色に見える。現在の日本のサンゴ礁のほとんどが裾礁である。

外礁が防波堤のように環状に島を取り囲み、礁と島の間にやや深い礁湖(しょうこ・ラグーン)があるものを堡礁(ほしょう)という。チューク島(トラック諸島)などが例として挙げられる。堡礁は、中央の島を取り囲んでいるもの以外に、大陸を取り囲んでいるものもいう。大陸を中心に取り囲んでいるので有名なのがオーストラリアのグレート・バリア・リーフ(大堡礁)である。

礁の中央に島がなく、環状の外礁と礁湖のみがあるものを環礁(かんしょう)という。ムルロア環礁や沖ノ鳥島などが例として挙げられる。

このようなサンゴ礁の形態の違いは、島の沈降もしくは海面の上昇によると考えられている。堡礁や環礁の形成過程については、裾礁を抱える島が地殻変動や侵食により沈降し堡礁や環礁に変化したとする沈降説と、最終氷期の海水準変動によって生じた裾礁が海面の上昇により堡礁や環礁に変化したとする氷河制約説とがあり、共に一定の評価を得ている。特に沈降説は、チャールズ・ダーウィンによるもので、現在ではプレートテクトニクスと連動している。

サンゴ礁が隆起や海面降下により島となる場合もある。宮古島や沖永良部島などがその例で、島が全体的に平坦な形となるのが特徴である。また、北大東島と南大東島は島の中央が凹んでおり、周囲を囲むように高い部分がある。これは、隆起した環礁であると考えられている。

また、パラオなどはサンゴ礁内に大きな鍾乳洞があるが、鍾乳洞は陸上でなければ形成されないので、かつてそこは陸上だったことになる。これはサンゴ礁が海面の降下で海面上に現れ、侵食を受けて鍾乳洞ができ、再び海面が上昇したときに海底となったもので、現在島となっている部分は侵食されずに残った部分である。

サンゴ礁の構成と化石
サンゴ礁を形成するのは、必ずしも造礁サンゴだけではない。他にも石灰質の骨格を大きく発達させるものがあれば、サンゴ礁を形成する要素となり得る。現在のサンゴ礁では、紅藻類である石灰藻が優占する場所もある。また、必ずしもサンゴ礁の形成には関わらないものの、石灰質の殻を作るため、サンゴ礁での石灰質の蓄積に関わるものとして、二枚貝類であるシャコガイや、大型の有孔虫であるゼニイシやホシズナが多数生息している。ホシズナはサンゴ礁の砂浜の構成要素となり、場所によってはほとんどホシズナだけの砂浜が見つかる。化石としてもサンゴ礁の化石は古生代以降、たびたび出現している。具体的には、造礁サンゴの化石を含む石灰岩の形を取る。

現在のサンゴ礁は熱帯を中心とする、温暖で透明度が高く、浅い海域にのみ出現する。この理由は、造礁サンゴが褐虫藻という単細胞藻類を共生させているからである。これは単なる偶然や、栄養上の必要性だけではなく、褐虫藻の光合成があってこそ、サンゴの石灰質の骨格が、これだけの成長速度を維持できるらしいと考えられている。ちなみに、シャコガイやホシズナも褐虫藻を共生させている。このことから、過去のサンゴ礁でも似たような状況があったものと考えられる。そこで、サンゴ礁の化石が出た場合、その時代のその場所は、熱帯か亜熱帯の、温暖で浅い海域であったと判断することができる。このように、その化石の発見によって、その時代のその場所の環境が判断できる場合、そのような化石を示相化石とよんでいる。

ただし、サンゴ礁の形成は沈降説にも述べられているように、島の沈降と海洋プレートの移動が大きく関わっている。サンゴ礁の形成される海域と、化石となって出土する地点が大きく変わる可能性や、他の地層の中に取り込まれて出現する可能性も考えなければならない。

サンゴ礁の環境と生物
礁の外側は急に深くなっており、波も高いが、外礁に囲まれた礁池や礁湖は、外礁が激しい波浪を止める天然の防波堤となるため、波が穏やかである。サンゴのすき間は小さな生物の隠れ場所に都合がよく、それらを捕食する大型動物も集まってくる。さらに礁池の内外には砂浜やアマモ場もできるので、これらも含めるとサンゴ礁には実に多様な環境が作られ、多くの生物が生息することとなる。サンゴ礁は生物多様性の観点からも重要な場所といえよう。

ここではサンゴ礁に生息する生物のごく一部を挙げる。

海岸

サンゴ礁付近の岩礁海岸や砂浜は石灰分を多く含むので、石灰分の多い土壌に適応した特有の植物が自生する。草本ではイソフサギやクサトベラ、ハママンネングサなど、木本ではオオハマボウやアコウなどが挙げられる。これらの木陰にはオカヤドカリやヤシガニなどの動物が生息する。なお、岩のすき間はウミヘビ類のねぐらや産卵場所となる。

砂浜ではハマヒルガオやグンバイヒルガオ、コウライシバなどが自生し、植物が生えない波打ち際付近にはミナミスナガニやツノメガニなどのスナガニ類が生息する。なお、砂浜はウミガメ類の産卵場所となる。

礁の内側

波が穏やかな礁の内側には多くの生物が生息する。ふだんは礁の外側に生息する大型魚が、産卵や採餌のために礁の内側へ入ってくることもある。

爬虫類 - タイマイやアオウミガメなどのウミガメ類、エラブウミヘビやクロガシラウミヘビなどのウミヘビ類

魚類 - スズメダイ、チョウチョウウオ、ベラ、ネンブツダイ、ハリセンボン、ウツボなど

軟体動物 - シャコガイ、イモガイ、タカラガイ、ホラガイ、ヤコウガイ、コブシメ、テナガダコ、ヒョウモンダコなど

甲殻類 - オトヒメエビ、カクレエビ類、イセエビ類、サンゴガニ、オウギガニ類など

棘皮動物 - バイカナマコ、パイプウニ、ガンガゼ、オニヒトデ、クモヒトデなど

刺胞動物 - サンゴ類、サンゴイソギンチャク、ソフトコーラル、クラゲ類など



























★セブ島の旅・其の13★コーラルリーフ

2013年02月21日 | ★旅行★外国
サンゴ礁(コーラルリーフ)は、造礁サンゴの群落によって作られた地形の一つ。熱帯の外洋に面した海岸によく発達する。

造礁(ぞうしょう=熱帯の浅い海底に成育し、石灰質を分泌しながら大きな群体を形成)サンゴの繁殖に適している海は、25-30℃ほどの高水温、3-4%ほどの高い塩分濃度、深くても水深30mほどの浅くてきれいな海域である。地球は西から東へ自転するため、赤道付近では海水が自転に置き去りにされる形で西向きの暖流が発生し、高緯度地方からの寒流がその後に入りこんでいる。太平洋、インド洋、大西洋どれも西側にサンゴ礁が集中し、東側にあまり見られないのはこの理由による。また、大規模なサンゴ礁でも、河口域を避ける形をとっているのが見られる。

日本では南西諸島や伊豆諸島、小笠原諸島など南部の島嶼部でサンゴ礁が見られるが、サンゴ礁は水温18℃ほどまで形成されるので、日本本土でも小規模なものならば対馬海峡以南と房総半島以南の各地で見られる。

造礁サンゴにはミドリイシ、ノウサンゴ、キクメイシなど数100種類もあるが、これらは直径1cm足らずのイソギンチャクに似た小さなポリプがたくさん集まって群体をなしたもので、様々な形のサンゴは、たくさんのポリプがそれぞれの種類によって独自の骨格を形成したものである。

サンゴのポリプはプランクトンを捕食するが、体内に光合成を行う褐虫藻を共生させ、その栄養分をもらうこともできる。成長したポリプは分裂して増え、海水中の二酸化炭素やカルシウムを取りこみ、炭酸カルシウムを主成分とした骨格をつくる。たくさんの造礁サンゴが生命活動を行った結果、サンゴの下には厚い石灰岩の層ができ、サンゴ自身はさらに上へ、沖へと成長する。

サンゴ礁付近の砂浜は波浪で折れたり、動物に齧られたりしたサンゴの残骸を含んで白っぽくなる。他にも貝類やウニ、有孔虫の死殻なども海岸に堆積する。このようにサンゴ礁の砂浜の砂は、その大部分が生物起源であり、多くが石灰質である。これらの石灰分が堆積し、一部が溶けて再び固まることで、砂粒を含んだまま岩石となったものがビーチロックである。

こうした生物と自然の営みが長い時間をかけて積み重なった結果、石灰岩の岩盤による広いサンゴ礁ができ、地形を変えてしまう。上空からサンゴ礁のある海域を見ると、藍色の海にサンゴ礁の浅瀬が水色やエメラルドグリーンに浮かび上がる。

分類

サンゴ礁はその形態により、大まかに裾礁、堡礁、環礁の3つに分けることができる。

海岸部に接して発達したサンゴ礁を裾礁(きょしょう)という。外礁(サンゴ礁の縁)に囲まれた礁の内部は浅い礁池(しょうち)となり、上空から見ると水色に見える。現在の日本のサンゴ礁のほとんどが裾礁である。

外礁が防波堤のように環状に島を取り囲み、礁と島の間にやや深い礁湖(しょうこ・ラグーン)があるものを堡礁(ほしょう)という。チューク島(トラック諸島)などが例として挙げられる。堡礁は、中央の島を取り囲んでいるもの以外に、大陸を取り囲んでいるものもいう。大陸を中心に取り囲んでいるので有名なのがオーストラリアのグレート・バリア・リーフ(大堡礁)である。

礁の中央に島がなく、環状の外礁と礁湖のみがあるものを環礁(かんしょう)という。ムルロア環礁や沖ノ鳥島などが例として挙げられる。

このようなサンゴ礁の形態の違いは、島の沈降もしくは海面の上昇によると考えられている。堡礁や環礁の形成過程については、裾礁を抱える島が地殻変動や侵食により沈降し堡礁や環礁に変化したとする沈降説と、最終氷期の海水準変動によって生じた裾礁が海面の上昇により堡礁や環礁に変化したとする氷河制約説とがあり、共に一定の評価を得ている。特に沈降説は、チャールズ・ダーウィンによるもので、現在ではプレートテクトニクスと連動している。

サンゴ礁が隆起や海面降下により島となる場合もある。宮古島や沖永良部島などがその例で、島が全体的に平坦な形となるのが特徴である。また、北大東島と南大東島は島の中央が凹んでおり、周囲を囲むように高い部分がある。これは、隆起した環礁であると考えられている。

また、パラオなどはサンゴ礁内に大きな鍾乳洞があるが、鍾乳洞は陸上でなければ形成されないので、かつてそこは陸上だったことになる。これはサンゴ礁が海面の降下で海面上に現れ、侵食を受けて鍾乳洞ができ、再び海面が上昇したときに海底となったもので、現在島となっている部分は侵食されずに残った部分である。

サンゴ礁の構成と化石
サンゴ礁を形成するのは、必ずしも造礁サンゴだけではない。他にも石灰質の骨格を大きく発達させるものがあれば、サンゴ礁を形成する要素となり得る。現在のサンゴ礁では、紅藻類である石灰藻が優占する場所もある。また、必ずしもサンゴ礁の形成には関わらないものの、石灰質の殻を作るため、サンゴ礁での石灰質の蓄積に関わるものとして、二枚貝類であるシャコガイや、大型の有孔虫であるゼニイシやホシズナが多数生息している。ホシズナはサンゴ礁の砂浜の構成要素となり、場所によってはほとんどホシズナだけの砂浜が見つかる。化石としてもサンゴ礁の化石は古生代以降、たびたび出現している。具体的には、造礁サンゴの化石を含む石灰岩の形を取る。

現在のサンゴ礁は熱帯を中心とする、温暖で透明度が高く、浅い海域にのみ出現する。この理由は、造礁サンゴが褐虫藻という単細胞藻類を共生させているからである。これは単なる偶然や、栄養上の必要性だけではなく、褐虫藻の光合成があってこそ、サンゴの石灰質の骨格が、これだけの成長速度を維持できるらしいと考えられている。ちなみに、シャコガイやホシズナも褐虫藻を共生させている。このことから、過去のサンゴ礁でも似たような状況があったものと考えられる。そこで、サンゴ礁の化石が出た場合、その時代のその場所は、熱帯か亜熱帯の、温暖で浅い海域であったと判断することができる。このように、その化石の発見によって、その時代のその場所の環境が判断できる場合、そのような化石を示相化石とよんでいる。

ただし、サンゴ礁の形成は沈降説にも述べられているように、島の沈降と海洋プレートの移動が大きく関わっている。サンゴ礁の形成される海域と、化石となって出土する地点が大きく変わる可能性や、他の地層の中に取り込まれて出現する可能性も考えなければならない。

サンゴ礁の環境と生物
礁の外側は急に深くなっており、波も高いが、外礁に囲まれた礁池や礁湖は、外礁が激しい波浪を止める天然の防波堤となるため、波が穏やかである。サンゴのすき間は小さな生物の隠れ場所に都合がよく、それらを捕食する大型動物も集まってくる。さらに礁池の内外には砂浜やアマモ場もできるので、これらも含めるとサンゴ礁には実に多様な環境が作られ、多くの生物が生息することとなる。サンゴ礁は生物多様性の観点からも重要な場所といえよう。

ここではサンゴ礁に生息する生物のごく一部を挙げる。

海岸

サンゴ礁付近の岩礁海岸や砂浜は石灰分を多く含むので、石灰分の多い土壌に適応した特有の植物が自生する。草本ではイソフサギやクサトベラ、ハママンネングサなど、木本ではオオハマボウやアコウなどが挙げられる。これらの木陰にはオカヤドカリやヤシガニなどの動物が生息する。なお、岩のすき間はウミヘビ類のねぐらや産卵場所となる。

砂浜ではハマヒルガオやグンバイヒルガオ、コウライシバなどが自生し、植物が生えない波打ち際付近にはミナミスナガニやツノメガニなどのスナガニ類が生息する。なお、砂浜はウミガメ類の産卵場所となる。

礁の内側

波が穏やかな礁の内側には多くの生物が生息する。ふだんは礁の外側に生息する大型魚が、産卵や採餌のために礁の内側へ入ってくることもある。

爬虫類 - タイマイやアオウミガメなどのウミガメ類、エラブウミヘビやクロガシラウミヘビなどのウミヘビ類

魚類 - スズメダイ、チョウチョウウオ、ベラ、ネンブツダイ、ハリセンボン、ウツボなど

軟体動物 - シャコガイ、イモガイ、タカラガイ、ホラガイ、ヤコウガイ、コブシメ、テナガダコ、ヒョウモンダコなど

甲殻類 - オトヒメエビ、カクレエビ類、イセエビ類、サンゴガニ、オウギガニ類など

棘皮動物 - バイカナマコ、パイプウニ、ガンガゼ、オニヒトデ、クモヒトデなど

刺胞動物 - サンゴ類、サンゴイソギンチャク、ソフトコーラル、クラゲ類など

★セブ島の旅・其の13★コーラルリーフ

2013年02月21日 | ★旅行★外国
サンゴ礁(コーラルリーフ)は、造礁サンゴの群落によって作られた地形の一つ。熱帯の外洋に面した海岸によく発達する。

造礁(ぞうしょう=熱帯の浅い海底に成育し、石灰質を分泌しながら大きな群体を形成)サンゴの繁殖に適している海は、25-30℃ほどの高水温、3-4%ほどの高い塩分濃度、深くても水深30mほどの浅くてきれいな海域である。地球は西から東へ自転するため、赤道付近では海水が自転に置き去りにされる形で西向きの暖流が発生し、高緯度地方からの寒流がその後に入りこんでいる。太平洋、インド洋、大西洋どれも西側にサンゴ礁が集中し、東側にあまり見られないのはこの理由による。また、大規模なサンゴ礁でも、河口域を避ける形をとっているのが見られる。

日本では南西諸島や伊豆諸島、小笠原諸島など南部の島嶼部でサンゴ礁が見られるが、サンゴ礁は水温18℃ほどまで形成されるので、日本本土でも小規模なものならば対馬海峡以南と房総半島以南の各地で見られる。

造礁サンゴにはミドリイシ、ノウサンゴ、キクメイシなど数100種類もあるが、これらは直径1cm足らずのイソギンチャクに似た小さなポリプがたくさん集まって群体をなしたもので、様々な形のサンゴは、たくさんのポリプがそれぞれの種類によって独自の骨格を形成したものである。

サンゴのポリプはプランクトンを捕食するが、体内に光合成を行う褐虫藻を共生させ、その栄養分をもらうこともできる。成長したポリプは分裂して増え、海水中の二酸化炭素やカルシウムを取りこみ、炭酸カルシウムを主成分とした骨格をつくる。たくさんの造礁サンゴが生命活動を行った結果、サンゴの下には厚い石灰岩の層ができ、サンゴ自身はさらに上へ、沖へと成長する。

サンゴ礁付近の砂浜は波浪で折れたり、動物に齧られたりしたサンゴの残骸を含んで白っぽくなる。他にも貝類やウニ、有孔虫の死殻なども海岸に堆積する。このようにサンゴ礁の砂浜の砂は、その大部分が生物起源であり、多くが石灰質である。これらの石灰分が堆積し、一部が溶けて再び固まることで、砂粒を含んだまま岩石となったものがビーチロックである。

こうした生物と自然の営みが長い時間をかけて積み重なった結果、石灰岩の岩盤による広いサンゴ礁ができ、地形を変えてしまう。上空からサンゴ礁のある海域を見ると、藍色の海にサンゴ礁の浅瀬が水色やエメラルドグリーンに浮かび上がる。

分類

サンゴ礁はその形態により、大まかに裾礁、堡礁、環礁の3つに分けることができる。

海岸部に接して発達したサンゴ礁を裾礁(きょしょう)という。外礁(サンゴ礁の縁)に囲まれた礁の内部は浅い礁池(しょうち)となり、上空から見ると水色に見える。現在の日本のサンゴ礁のほとんどが裾礁である。

外礁が防波堤のように環状に島を取り囲み、礁と島の間にやや深い礁湖(しょうこ・ラグーン)があるものを堡礁(ほしょう)という。チューク島(トラック諸島)などが例として挙げられる。堡礁は、中央の島を取り囲んでいるもの以外に、大陸を取り囲んでいるものもいう。大陸を中心に取り囲んでいるので有名なのがオーストラリアのグレート・バリア・リーフ(大堡礁)である。

礁の中央に島がなく、環状の外礁と礁湖のみがあるものを環礁(かんしょう)という。ムルロア環礁や沖ノ鳥島などが例として挙げられる。

このようなサンゴ礁の形態の違いは、島の沈降もしくは海面の上昇によると考えられている。堡礁や環礁の形成過程については、裾礁を抱える島が地殻変動や侵食により沈降し堡礁や環礁に変化したとする沈降説と、最終氷期の海水準変動によって生じた裾礁が海面の上昇により堡礁や環礁に変化したとする氷河制約説とがあり、共に一定の評価を得ている。特に沈降説は、チャールズ・ダーウィンによるもので、現在ではプレートテクトニクスと連動している。

サンゴ礁が隆起や海面降下により島となる場合もある。宮古島や沖永良部島などがその例で、島が全体的に平坦な形となるのが特徴である。また、北大東島と南大東島は島の中央が凹んでおり、周囲を囲むように高い部分がある。これは、隆起した環礁であると考えられている。

また、パラオなどはサンゴ礁内に大きな鍾乳洞があるが、鍾乳洞は陸上でなければ形成されないので、かつてそこは陸上だったことになる。これはサンゴ礁が海面の降下で海面上に現れ、侵食を受けて鍾乳洞ができ、再び海面が上昇したときに海底となったもので、現在島となっている部分は侵食されずに残った部分である。

サンゴ礁の構成と化石
サンゴ礁を形成するのは、必ずしも造礁サンゴだけではない。他にも石灰質の骨格を大きく発達させるものがあれば、サンゴ礁を形成する要素となり得る。現在のサンゴ礁では、紅藻類である石灰藻が優占する場所もある。また、必ずしもサンゴ礁の形成には関わらないものの、石灰質の殻を作るため、サンゴ礁での石灰質の蓄積に関わるものとして、二枚貝類であるシャコガイや、大型の有孔虫であるゼニイシやホシズナが多数生息している。ホシズナはサンゴ礁の砂浜の構成要素となり、場所によってはほとんどホシズナだけの砂浜が見つかる。化石としてもサンゴ礁の化石は古生代以降、たびたび出現している。具体的には、造礁サンゴの化石を含む石灰岩の形を取る。

現在のサンゴ礁は熱帯を中心とする、温暖で透明度が高く、浅い海域にのみ出現する。この理由は、造礁サンゴが褐虫藻という単細胞藻類を共生させているからである。これは単なる偶然や、栄養上の必要性だけではなく、褐虫藻の光合成があってこそ、サンゴの石灰質の骨格が、これだけの成長速度を維持できるらしいと考えられている。ちなみに、シャコガイやホシズナも褐虫藻を共生させている。このことから、過去のサンゴ礁でも似たような状況があったものと考えられる。そこで、サンゴ礁の化石が出た場合、その時代のその場所は、熱帯か亜熱帯の、温暖で浅い海域であったと判断することができる。このように、その化石の発見によって、その時代のその場所の環境が判断できる場合、そのような化石を示相化石とよんでいる。

ただし、サンゴ礁の形成は沈降説にも述べられているように、島の沈降と海洋プレートの移動が大きく関わっている。サンゴ礁の形成される海域と、化石となって出土する地点が大きく変わる可能性や、他の地層の中に取り込まれて出現する可能性も考えなければならない。

サンゴ礁の環境と生物
礁の外側は急に深くなっており、波も高いが、外礁に囲まれた礁池や礁湖は、外礁が激しい波浪を止める天然の防波堤となるため、波が穏やかである。サンゴのすき間は小さな生物の隠れ場所に都合がよく、それらを捕食する大型動物も集まってくる。さらに礁池の内外には砂浜やアマモ場もできるので、これらも含めるとサンゴ礁には実に多様な環境が作られ、多くの生物が生息することとなる。サンゴ礁は生物多様性の観点からも重要な場所といえよう。

ここではサンゴ礁に生息する生物のごく一部を挙げる。

海岸

サンゴ礁付近の岩礁海岸や砂浜は石灰分を多く含むので、石灰分の多い土壌に適応した特有の植物が自生する。草本ではイソフサギやクサトベラ、ハママンネングサなど、木本ではオオハマボウやアコウなどが挙げられる。これらの木陰にはオカヤドカリやヤシガニなどの動物が生息する。なお、岩のすき間はウミヘビ類のねぐらや産卵場所となる。

砂浜ではハマヒルガオやグンバイヒルガオ、コウライシバなどが自生し、植物が生えない波打ち際付近にはミナミスナガニやツノメガニなどのスナガニ類が生息する。なお、砂浜はウミガメ類の産卵場所となる。

礁の内側

波が穏やかな礁の内側には多くの生物が生息する。ふだんは礁の外側に生息する大型魚が、産卵や採餌のために礁の内側へ入ってくることもある。

爬虫類 - タイマイやアオウミガメなどのウミガメ類、エラブウミヘビやクロガシラウミヘビなどのウミヘビ類

魚類 - スズメダイ、チョウチョウウオ、ベラ、ネンブツダイ、ハリセンボン、ウツボなど

軟体動物 - シャコガイ、イモガイ、タカラガイ、ホラガイ、ヤコウガイ、コブシメ、テナガダコ、ヒョウモンダコなど

甲殻類 - オトヒメエビ、カクレエビ類、イセエビ類、サンゴガニ、オウギガニ類など

棘皮動物 - バイカナマコ、パイプウニ、ガンガゼ、オニヒトデ、クモヒトデなど

刺胞動物 - サンゴ類、サンゴイソギンチャク、ソフトコーラル、クラゲ類など

★セブ島の旅・其の13★アイランドピクニック

2013年02月20日 | ★旅行★外国
マクタン島のビーチを出発したバンカーボートは青い空の下、風を切って沖の小島ナルソアン島に向かいます。

此のアイランドツアーでは、ナルスアンという島へ向かいます。空港がありビーチリゾートが立ち並ぶマクタン島の沖合いには、オランゴ環礁といわれる大きな珊瑚礁に囲まれた幾つもの島々があり、ナルスアンはこの島々の中の一つです。

ナルスアン島には、ナルスアン・アイランド・リゾートというリゾートホテル(水上コテージタイプの小さなリゾート)のスタッフ以外には人が住んでいない小さな小さな島です。

フィッシュ・サンクチュアリをうたうだけあって、透明度の高い綺麗な海に囲まれています。ナルスアン島に行く前に、やはりフィッシュ・サンクチュアリになっている近くの海でスノーケルをします。昼食後に再びスノーケルをすることもできますが、ご希望の方は、昼食のときにビールを飲まないようにしてください。帰りの船の中で、存分に飲めます。

ナルスアンのフィッシュ・サンクチュアリでは、なかなかの頻度で、マンタが出没します。たまには、ウミガメも見られるようです。小さな綺麗な魚の大きな群れなんかも見られたりします。テーブル珊瑚は、けっこう大きいサイズのものがあります。潜って手で触れる深さでスノーケルするときも、触らないでくださいね。ここでは、珊瑚が保護されていますので。そのおかげで、たくさんの種類の魚や、綺麗な珊瑚がみられるのです。








































★セブ島の旅・其の12★ナルスアン島が見えて来ました

2013年02月19日 | ★旅行★外国
ダイビングポイントにもなっているエメラルドグリーンの綺麗な海です。クマノミやカラフルな熱帯魚がのどかに泳いでいる南国の竜宮城でのシュノーケリングをゆっくり楽しめます。

ライフジャケットもあるので泳ぎが苦手な人も安心。セブ島とボホール島に囲まれたマクタン沖は内海で大きな波も少なく小さなお子様も安心して楽しめます。

アウトリガーカヌー

カヌーの形状

外洋航海が盛んになる過程で、ウネリによる破損を防ぐためにアウトリガーを片側だけにつけたシングル・アウトリガーカヌーが考案されたと推測される。ダブル・アウトリガーカヌーの場合、波のウネリの間で両方のアウトリガーが持ち上げられると、腕木に宙に浮いたカヌー本体の重量がかかって、腕木が破損してしまう。シングル・アウトリガーであれば全体が傾くだけで、破損につながるような負荷がかからない。また、東南アジア島嶼部からメラネシア、ミクロネシア、ポリネシア方面へは、貿易風に逆らって進むことになるが、ダブル・アウトリガーカヌーはタッキングやシャンティングなどの風上航走を苦手としており、実用的ではない。

現在、シングル・アウトリガーカヌーは、航海カヌーとしてはミクロネシアおよび域外ポリネシアの一部で使用されている。また、パドリングによって進むシングル・アウトリガーカヌーは、ミクロネシアおよびポリネシア各地で使用されている。近年では、シングル・アウトリガーカヌーによるレースも盛んに実施されており、競技用のシングル・アウトリガーカヌーの規格としてOC-1、OC-4、OC-6などがある。

また、人類がリモート・オセアニア海域に拡散していく過程で、より大きな浮力を確保し、長期間の航海に対応できるようカヌー本体を左右に並べたダブルカヌーがポリネシア文化において考案された結果、ポリネシア人の航海術は急速に発達し、ハワイ(Hawaii)、イースター島(Rapa Nui)、ニュージーランド(Aotearoa)のポリネシアン・トライアングルと呼ばれる広いエリアに移住していった。ダブルカヌーを祖先とするカタマランタイプの船体は、近代においてもヨットや連絡船など、様々な用途にあわせて発達している。

参考

19世紀にイギリスのクックが太平洋を探検した時、太平洋に浮かぶ孤島に同じ言語を使う人々が暮らしていることを発見し、これらの島民がどのようにしてこれらの島に住み着いたのかが謎とされた。海に沈んだアトランティス大陸の伝説と重ねる説もあったが、デヴィッド・ルイス、リチャード・ファインバーグ、ベン・フィニー、ミミ・ジョージらの研究により、アウトリガーカヌーやダブル・カヌーに乗り、気象や海流、星空などだけをたよりに何百キロも航海する技術(スター・ナヴィゲーション、ウィンド・コンパスなど)の存在が明らかにされて来た。

フィリピンの誇る安定性の高いバンカーボート
水面からの喫水も低い分だけ、船酔いしにくい 特徴を持つボートです。









































★セブ島の旅・其の12★ナルスアン島へのバンカーボート

2013年02月18日 | ★東京スカイツリー★
アウトリガーカヌー (Outrigger canoe) は、南太平洋などで用いられるカヌーの一種。安定性を増すために、カヌー本体の片脇あるいは両脇にアウトリガーとも呼ばれる浮子(ウキ)が張り出した形状をしている。この浮子は多くのポリネシア諸語やミクロネシア諸語でama(アマ)とよばれ、これを装備したアウトリガーカヌー自体はタヒチ語ではヴァア (va'a) 、ハワイ語ではワァ (wa'a) 、マオリ語ではワカ (waka) 、ヴァカ (vaka) などの言葉で呼ばれる。

起源

アウトリガーカヌーの起原はよくわかっていないが、オーストロネシア語族の拡散とともに広がっていったことは確かである。中国で発達したいかだから発展したという説、丸木舟から発展したという説があるが、史料が乏しいのでいまだ定説は無い。ともかく、丸太を刳り抜いた刳り抜き船や、丸太を刳り抜いて艫や舳先、舷側を追加した準構造船にアウトリガーを装着した形式の船舶が、東南アジア島嶼部で発達していったことは確かである。

分布

東南アジア島嶼部で主に用いられていたのは、船体の両サイドにアウトリガーを取り付けたダブル・アウトリガーカヌーである。このタイプはインドネシア、フィリピン、マレーシアなどを中心に現在でも広く使われている。

ここからアウトリガーカヌーはオーストロネシア語族と共に、西はアフリカ沿岸のマダガスカル、東は南米沿岸のラパ・ヌイ(イースター島)まで広まった。

形状

外洋航海が盛んになる過程で、ウネリによる破損を防ぐためにアウトリガーを片側だけにつけたシングル・アウトリガーカヌーが考案されたと推測される。ダブル・アウトリガーカヌーの場合、波のウネリの間で両方のアウトリガーが持ち上げられると、腕木に宙に浮いたカヌー本体の重量がかかって、腕木が破損してしまう。シングル・アウトリガーであれば全体が傾くだけで、破損につながるような負荷がかからない。また、東南アジア島嶼部からメラネシア、ミクロネシア、ポリネシア方面へは、貿易風に逆らって進むことになるが、ダブル・アウトリガーカヌーはタッキングやシャンティングなどの風上航走を苦手としており、実用的ではない。

現在、シングル・アウトリガーカヌーは、航海カヌーとしてはミクロネシアおよび域外ポリネシアの一部で使用されている。また、パドリングによって進むシングル・アウトリガーカヌーは、ミクロネシアおよびポリネシア各地で使用されている。近年では、シングル・アウトリガーカヌーによるレースも盛んに実施されており、競技用のシングル・アウトリガーカヌーの規格としてOC-1、OC-4、OC-6などがある。

また、人類がリモート・オセアニア海域に拡散していく過程で、より大きな浮力を確保し、長期間の航海に対応できるようカヌー本体を左右に並べたダブルカヌーがポリネシア文化において考案された結果、ポリネシア人の航海術は急速に発達し、ハワイ(Hawaii)、イースター島(Rapa Nui)、ニュージーランド(Aotearoa)のポリネシアン・トライアングルと呼ばれる広いエリアに移住していった。ダブルカヌーを祖先とするカタマランタイプの船体は、近代においてもヨットや連絡船など、様々な用途にあわせて発達している。

参考

19世紀にイギリスのクックが太平洋を探検した時、太平洋に浮かぶ孤島に同じ言語を使う人々が暮らしていることを発見し、これらの島民がどのようにしてこれらの島に住み着いたのかが謎とされた。海に沈んだアトランティス大陸の伝説と重ねる説もあったが、デヴィッド・ルイス、リチャード・ファインバーグ、ベン・フィニー、ミミ・ジョージらの研究により、アウトリガーカヌーやダブル・カヌーに乗り、気象や海流、星空などだけをたよりに何百キロも航海する技術(スター・ナヴィゲーション、ウィンド・コンパスなど)の存在が明らかにされて来た。








































★セブ島の旅・其の12★アイランドピクニック

2013年02月17日 | ★旅行★外国
セブのマリンアクティビティーの定番と言えば、なんといっても『アイランドピクニック』。
南国の楽園を満喫するセブ島で一番人気のオプショナルツアー「アイランドピクニック」を行かずしてセブは語れません。

マクタン島内ホテルから約10分程度でツアーを催行しているショップに到着します。
料金 お一人 $80 \7,200前後。写真13⇔14の男性二人が肩に掛けている白の布袋はコンビニで買い物をした時に無料で呉れるレジ袋。

潮汐(ちょうせき)とは、主に他の天体の潮汐力により、天体の表面などが上下する現象である。

地球の海面の潮汐である海洋潮汐・海面潮汐が広く知られているが、湖沼でも琵琶湖、霞ヶ浦程度の大きさがあれば起こる。また液体でなくても、大気(大気潮汐)や固体地球(地球潮汐)にも、また他の天体でも起こる。

しおともいう。漢字では潮と書くが、本来は「潮」は朝のしお、「汐」は夕方のしおの意味である。なお原義としてはこれだが一般には海に関するいろいろな意味で「潮」が(まれに「汐」も)使われる。

海(や大気)のように天体の表面が流体で蔽われている場合、潮汐にともない、表面が下がるところから上がるところへ流体が寄せ集められるために流体の水平動が生まれる。これを潮汐流(潮流とも)という。潮汐という言葉でこれを指すこともある。

海面は潮汐力以外の要因でも上下し、気圧差や風によるものを気象潮という。代表的な気象潮は高潮(たかしお)である。気象潮と区別するため、潮汐力による潮汐を天体潮・天文潮ということがある。
出典・ウィキペディアフリー百科事典。









































★セブ島の旅・其の12★プライベートビーチ

2013年02月16日 | ★旅行★外国
プライベートビーチとは、私的に利用される海岸のこと。

プライベートビーチとは、公共の利用でなく私的に利用される海岸のことを指す。
日本では海岸は国有財産であり私的所有権の対象とならない。海岸の管理は都道府県や市町村が行うことがある。
私企業、リゾートホテルや海の家等が公共の利用を妨げ、勝手に「プライベートビーチ」として占有する行為が批判されている。
また国有財産である海岸自体ではなく、その海岸に通じる土地を私企業等が買占め、通行料を取るなど必然的に海岸をプライベートビーチ化させ占有する行為も批判されている。

この場合海岸を袋地として民法上の囲繞地通行権が適用される場合もある。つまり通行権者(この場合は海岸の所有者である国)が海岸へ行く為であれば、企業の私有地でも通行できるという事である。







































海岸の私企業による囲い込みや不法占拠が問題となった沖縄県では、「海浜を自由に使用するための条例」及び同施行規則が1991年4月1日に施行された。

沖縄県「海浜を自由に使用するための条例施行規則

第2条 条例第6条に規定する事業者等が配慮すべき事項は、次の各号に掲げるとおりとする。
(1) 公衆が海浜へ自由に立ち入ることができるよう適切な進入方法を確保すること。
(2) 公衆の海浜利用又は海浜への立入りの対価として料金を徴収しないこと。

海岸とは、陸が海に接する部分のこと。海辺(うみべ)、渚・沚(なぎさ)、汀(みぎわ)、水際(みずぎわ・すいさい)などともいう。

海により形成された陸地部分を指すが、陸と海との境界は海岸線(かいがんせん)と呼ばれる。海岸線は海の干満によって変化するので、地形図に記載された海岸線は満潮時のものである。海岸は、その場所特有の波、風、気象、潮流、陸を形成する材質により、その表情を大きく変える。

海岸の地形をその成因により分類すると沈水海岸と離水海岸に分けることが出来る。海岸の気候は海洋性気候である。

沈水海岸

沈降により、相対的に海面が上昇したものを沈水海岸という。

河川などによって削られた地形に海が入り込むために、海岸付近で急激に深くなったり、岸近くに思わぬ暗礁があったりと海岸線が複雑になることが多い。海岸は硬い岩石からなり、岩石が露出し、山地が海岸に迫る。このような海岸は岩礁海岸や磯浜海岸とよばれ、一般には磯(いそ)とも呼ばれる。地形ではリアス式海岸や多島海、フィヨルド、三角江、断層海岸などがこれに分類される。例として三陸海岸や瀬戸内海、スカンディナビア半島のフィヨルド地帯が挙げられる。

離水海岸

逆に海底が隆起し、相対的に海面が下降したものが離水海岸である。

海岸線は平坦、遠浅で、海岸は地層が凝固していない砂からなる砂浜海岸となることが多い。地形では沿岸州、潟湖(ラグーン)、砂州・砂嘴、砂丘、陸繋島・トンボロ(陸繋砂州)、海岸平野や海岸段丘・海食崖・海食棚(波食台)がこれに分類される。例として千葉県九十九里浜、鹿児島県吹上浜などが挙げられる。

中立海岸

海面の変化に影響されないものを中性海岸という。デルタ海岸や干潟、珊瑚礁などがこれに分類される。他に埋立地などの人工海岸も現在では少なくない。

海岸の環境と生物

海岸にはたくさんの生物がすんでいるが、それらの生物は潮の満ち引き具合、海岸の底質(干潟・砂・岩礁)、食物の分布などに応じて細かくすみわけている。岩礁の場合、水準によって岩の上に付着する生物が違うため、帯状分布が観察しやすい。

海岸の生物の生息場所を表す方法のひとつとして、潮の満ち引きによる区分がある。満潮時の海岸線を満潮線、干潮時の海岸線を干潮線とよび、海岸をその2つの線で区切ると以下3つの地帯ができる。

潮上帯

満潮線より上の地帯で、いつも陸上となる部分。飛沫帯(ひまつたい)ともいう。ふつうの植物は塩分に弱いので海岸から距離を置く必要があり、植物が生えきれない砂浜や岩場は乾燥が激しい。よってここには乾燥と潮風に耐えうる生物だけが生息できる。

潮間帯

満潮線と干潮線の間の地帯で、1日のうちに陸上になったり海中になったりする部分を潮間帯という。河川や海水が無機塩類を運搬するうえ潮が引くと日光がよく当たる。生物にとって栄養と太陽光は充分だが、日射や降水によって塩分濃度や温度が急激に変わり、また強い波浪にも対応する必要がある。よってここには環境の変化に強い生物が多い。干潮時に海水が残る部分を潮だまりといい、生物の生活の上では重要である。

潮下帯

干潮線より下の地帯で、いつも海中となる部分。生物にとっては安定した環境だが、干潮線の直下などでは強い波浪に対応する必要がある。

海岸の型

生物にとっての海岸は、その地形や条件によって異なり、それは地理的な分類とはまた異なっている。また、どの生物を中心に考えるかによっても、見方が違う場合がある。
岩礁海岸・一般に言われる磯では、生物の多様性が高く、様々な動植物の観察に適している。
砂浜は、底質が単調で固定していないだけに、生物の多様性は必ずしも高くないが、独特の生物が見られる。砂の隙間には間隙性生物が生息し、陸側には海浜植物が見られる。
内湾や河口の風や波あたりの弱いところは、細かい泥が堆積する。干潮時には広い泥質の底面が空気にさらされる。このような環境を干潟という。干潟では主として海産の生物が生息する。干潟の陸側では、淡水の影響があって一部の陸生植物が進入する。このような場所を、陸生植物の側から見たときに塩性湿地とよぶ。熱帯ではここにマングローブが成立する。

海岸の利用と保護
海岸は美しい景観をしていることが多く、観光名所となっている場所がある。日本では、天橋立・三陸海岸・東尋坊などがある。眺めるだけではなく、海水浴場としてレジャーに使われるところもある。

海岸は港として利用されるほか、海岸付近の土地利用が進んだ場合には埋め立て地となり、工業地帯や空港などが建設されることもある。

現在は自然の力や周辺部の開発、海岸が浸食されている所もある。そのような所では消波ブロック(テトラポッド)の設置などにより、侵食を防ぐ処置が行われている。

ダムや砂防ダムなどの建設による河川からの土砂供給そのものの減少により、浸食が進み養浜が行われる場所も存在する。
海洋投棄された廃棄物や貨物船の事故などにより流れ出た積載物や重油などが海岸を汚染することも問題視されている。
出典・ウィキペディアフリー百科事典。

★セブ島の旅・其の12★ホテルの中でカヌー

2013年02月15日 | ★旅行★外国
カヌーとは、カリブに先住したアラワク族インディアンの言葉で、カリブ海周辺の小型舟艇の名称である。それから転じて、世界各地の伝統的な舟艇を指して使われる用法が一般化しているが、明確な定義は無い。なお、現代の英語において「カヌー」と呼ばれうる船舶は、地域により「カヌー」「カノア」「カノ」「ワカ」「ワア」「ヴァカ」など様々な名で呼ばれている。

カヌーの定義の難しさ
こうしたアフリカの伝統船もカヌーと見られる場合がある。
カヌーの定義は多様であり、競技団体による慣習的な定義は例外として、一義には決定できない。パドルで水を掻き、前進する舟全般を指すもの、という考え方もあるが、この定義ではオセアニアで広く用いられている帆走カヌー(Sailing Canoe)や航海カヌー(Voyaging Canoe)は包摂出来ない。船体側にも支点を持たせたオールや艪を使用しない舟艇という考え方もあるが、ミクロネシアで用いられるシングル・アウトリガーの航海カヌーの櫂舵は足で操作するし、ポリネシアで用いられるダブル・カヌー形式の航海カヌーの櫂舵は、ロープで船体に結縛されている。

これはそもそも、カヌーなる用語が近代以降は「ヨーロッパ人の用いる船舶ではないもの」という形で使用されていた歴史から来る必然である。カリブ海周辺の小型船舶の名称を北米大陸から大洋州に至る広大な地域の船舶に応用した時点で、「カヌー」という語の多義性、曖昧性は宿命づけられてしまったと言える。すなわち、「カヌー」という語の内実は、語用論的にしか捉えることが出来ないのである。

なお、日本の競技カヌー界ではカヌーは「カヌー」、アウトリガーカヌーは「アウトリガーカヌー」と呼び、区別している。カヌーやカヤックを使うスポーツ全般をパドルスポーツと呼ぶこともある。
































カヌーとカヤック
現代における言葉の使い分けとして、「カヌー」は基本的にオープンデッキのタイプを指すのに対して、「カヤック」は基本的にクローズドデッキのタイプを指すが、日本においてはカヌーという言葉の中に広義でカヤックを含める場合もある。

しかし、この定義では船体に樹脂製のパッキンを用いたハッチを装備して密閉し、船体と船体の間にクロスビームを渡してその上にデッキを張るという構造を持つ、ポリネシアのグラスファイバー製航海カヌーは、はたして「カヌー」なのか「カヤック」なのか定義できない。

実際にカヌーやカヤックを漕いでいる人たちの間では、ICF (International Canoe Federation)による定義が一般的になっている。 ICFのCanoe Slalom Competition Rules 2009によれば、カヌーとカヤックの定義は下記のようになっている。(原文は英文) 「カヤックはデッキをもつボートで、選手がその中に腰をかけて坐り、ダブルブレードのパドルで推進するものでなければならない。カナディアンカヌーはデッキをもつボートで、選手がその中に膝をついて坐り、シングルブレードのパドルで推進するものでなければならない。」 上記の定義に基づいて、クローズドデッキのカヌーが存在し、オリンピックのスラローム競技にもなっている。 ICFルールによれば、オープンデッキタイプのカナディアンカヌーについては定義が無い。

現代のレジャー用カヤックはリバーカヤックとシーカヤックに大別される。

地域ごとの特徴
現代における言葉の使い分けとして、「カヌー」は基本的にオープンデッキのタイプを指すのに対して、「カヤック」は基本的にクローズドデッキのタイプを指すが、日本においてはカヌーという言葉の中に広義でカヤックを含める場合もある。

しかし、この定義では船体に樹脂製のパッキンを用いたハッチを装備して密閉し、船体と船体の間にクロスビームを渡してその上にデッキを張るという構造を持つ、ポリネシアのグラスファイバー製航海カヌーは、はたして「カヌー」なのか「カヤック」なのか定義できない。

実際にカヌーやカヤックを漕いでいる人たちの間では、ICF (International Canoe Federation)による定義が一般的になっている。 ICFのCanoe Slalom Competition Rules 2009によれば、カヌーとカヤックの定義は下記のようになっている。(原文は英文) 「カヤックはデッキをもつボートで、選手がその中に腰をかけて坐り、ダブルブレードのパドルで推進するものでなければならない。カナディアンカヌーはデッキをもつボートで、選手がその中に膝をついて坐り、シングルブレードのパドルで推進するものでなければならない。」 上記の定義に基づいて、クローズドデッキのカヌーが存在し、オリンピックのスラローム競技にもなっている。 ICFルールによれば、オープンデッキタイプのカナディアンカヌーについては定義が無い。

現代のレジャー用カヤックはリバーカヤックとシーカヤックに大別される。

地域ごとの特徴
北アメリカ アメリカ・インディアンの用いるカヌーの多くは丸太を刳り抜いた丸木舟である。アメリカ合衆国のワシントン州からカナダ、アラスカにかけての太平洋沿岸の温帯雨林、針葉樹林に居住するハイダ族、トリンギット族、クワキウトル族などは樹高60mにも及ぶベイスギ、ベイマツなどの針葉樹を加工してトーテムポールや板葺きの大建築を造り上げてきたが、船の面でも数十人の乗用が可能なカヌーを作り、鮭や鱒の漁に用いた。一方、カリフォルニア州のチュマシュ族だけは複雑な構造を持つ縫合船を用いており、ポリネシアのカヌー建造技術が何らかの形で伝播していたのではないかと考える研究者もいる。またエスキモーやイヌイット、アレウト族が使用するカヤックは、獣骨や木材の骨組みに獣皮を張るという構造であった。カナディアン・カヌーは本来は木材の骨組みに樹皮を張る構造であった。

ミクロネシア ミクロネシアではパンノキを船体にした縫合船のシングル・アウトリガーカヌーが広く用いられていた。小さいものはラグーン内での漁労用であるが、大きなものは十名近い乗員を乗せて数日間以上の外洋航海を行うことが可能な航海カヌーである。カロリン諸島からヤップ島へのサウェイ貿易には、このような航海カヌーが欠かせなかった。また、ヤップ島の石貨の中でも古い時期のものは、航海カヌーによってパラオから運んで来たものと考えられている。

東南アジア 東南アジアでは、シングル・アウトリガーカヌーの他に、ダブル・アウトリガーカヌーも用いられている。また蛋民が用いる家船は、世帯単位でそこに居住しながら漁労を行う為の大型のカヌーである。現在はエンジンを用いているが、本来は帆走カヌーであった。家船はアウトリガーを持たない。 メラネシア メラネシアには、内水面で用いられる小型のカヌーと、外洋を航海するための大型の航海カヌーが存在している。メラネシアの航海カヌーにはシングル・アウトリガーカヌーとダブル・カヌーの両方がある。特に有名なものは、トロブリアンド諸島のクラ交易で用いられた航海カヌーである。

ポリネシア ポリネシアには、シングル・アウトリガーカヌー、ダブル・カヌー、アウトリガーを持たないカヌーの3種類が存在している。マオリのカヌーは殆どがアウトリガーを持たない。ポリネシアの航海カヌーは殆どがダブル・カヌーであるが、域外ポリネシアのテ・プケと呼ばれる航海カヌーはシングル・アウトリガーカヌーである。

マダガスカル島 マダガスカル島の先住民は東南アジア島嶼部から航海カヌーに乗ってマダガスカル島に移住した人々であり、現在でもシングル・アウトリガーカヌーを漁労等に用いている。

北東アジア 日本列島には、各種のカヌーが存在していた。かつて北海道や樺太、千島列島で独自の文化を築いていたオホーツク文化人やウィルタ、アイヌには、それぞれ独自のカヌーがあったと考えられている。アイヌは桂やヤチダモの大木を刳り抜いて作ったカヌー「チプ」を使用していた。チプは基本的には湖沼や河川用の船であるが、過去にはチプに舷側板を取り付けて大型化し、帆を備えた沿岸航海用のカヌー「イタオマチプ」(アイヌ語で「板のある船」の意)を作成し、はるかサンタン(沿海州)にまで渡り、山丹交易と呼ばれる交易活動を行っていた。このイタオマチプを復元しようと試みるグループも存在し、実際に1989年、釧路市在住のアイヌ系住民が復元に取り組み、完成させた。また小笠原諸島には、有史以降最初にこの島に入植したハワイ人たちがシングル・アウトリガーカヌーを持ち込んでいる。

船体の構造

一本の丸太を刳り貫いて作る「丸木舟」の場合、丸太を水に浮かべて自然に水面上に出る側を上にして、中を刳り貫いていくことで船の形状を彫り出していく。

さらに地域によっては、吃水より上の部分に板材を重ねばりする事で、大型化したものも作られている(学術的にはタナ発達と呼ばれる)。特に大洋州や東南アジアでは、丸太を削りだした船底にバウやスターン、ガンネルとなる部材を結縛した縫合船が広く用いられている。日本列島においても近世以前にはこうした構造を持つカヌーが数多く用いられていたが、近代以降、木材の払底やFRP船の普及によって姿を消した。

また日本列島においては船底をはぎ合わせる技法が発達した。こうした構造はムダマハギとかシキ構造と呼ばれるものである。一見すると板材を貼り合わせた構造に見える場合もあるが、学術的には「必ず1本の丸太から2つの船底材を削り出し、はぎ合わせる」という点を重視し、刳り船に含めている。さらにこうした削り出しの船底材の間にチョウと呼ばれるセンターピースを挿入する工法も存在している。

主に寒冷地で使われたスキンボートでは、木材などによって構成した骨組みに、防水処置を施した獣皮や布、樹皮(樺の樹皮などがよく使われたらしい)などを張って船体を作る。

近年では合成樹脂、合板+グラスファイバーなどで船体を建造する例も多い。 レジャーでよく使われるリバーカヌーにはロイヤレックス、ポリエチレン製などが多く、軽くて剛性が必要な競技艇では、カーボンやケブラー・カーボンなどの素材が使われる。

シングルブレード・パドルとダブルブレード・パドル

使われるパドルの違いで言えば、幅が広めでオープンデッキのカナディアンカヌー系のボートは、水を掻く部分が片側だけに付いたシングルブレードパドルで漕ぐ事が普通で、クローズドデッキで幅が狭い傾向にあるカヤック系のボートでは両端に水掻の付いたダブルブレードパドルを利用する事が一般的である。またオセアニアのパドルは地域により様々な形状がある。
出典・ウィキペディアフリー百科事典。

★セブ島の旅・其の11★食後の散歩は長寿の秘訣

2013年02月14日 | ★旅行★外国
三月ともなると日増しに暖かくなる。服部嵐雪の有名な俳句に、「梅一輪一輪ほどの暖かさ」というのがあるが、時折寒さがぶり返して三月入試ころに雪が降ったりもする。しかしさすがに春分ころになると、そろそろ桜の開花便りが聞こえ暖かさも本格的になる。まさに「暑さ寒さも彼岸まで」である。

近くの公園や校庭の桜はどの程度芽を吹き始めているか、何分咲きかなと思いを廻らしながら散策する季節到来である。そこで冒頭の諺が意味をなしてくる。朝食後や夕食後はまだ肌寒いから昼食の後でも軽く散歩するといい。この諺は、中国の「飯後百歩走、能活九十九」という諺の日本語訳であるが、もともとは、食後と言ってももっぱら夕飯後の運動を指しており、中国国内の地域や年齢を問わず全国的に使われているという。類似の中国語ことわざに次のようなものもあるという(千野明日香、2010)。

「飯後百歩走、気死小薬舗」 (食後の散歩は薬屋泣かせ、特に河北地方の諺)

「飯後一百歩、当過人参補」 (食後の散歩は高麗人参の効き目にまさる、特に広東地方)

「飯後不動、必定生病」 (食後運動しないと必ず病気になる、特に寧夏地方の諺)

日本にも「食べてすぐ寝ると牛になる」という諺での戒めがあるが、これは健康上の問題よりも行儀作法から来たもののようである。一方では、日本では逆に食事直後の運動はあまりよくないともされている。なぜなら食後すぐの運動は消化の妨げになるからしばし静かにしている方が良いということである。どちらが正しいかというよりは食後の時間と運動量の程度によって決まるものと思われる。
連載エッセイ「http://www.bioweather.net/column/kotowaza/gw22.htm」から一部転載。

簡単なことから 痩せたい人へのオススメ情報

食事をとることで摂取エネルギーを調節しながら、運動も行えばダイエットの効果はさらに高まります。どれだけ減量できるかは、摂取エネルギーの差で決まるわけですから、消費エネルギーが増えれば増えるほど減量できることはいうまでもありません。

消費エネルギー=基礎代謝量+運動エネルギー+食事誘発熱産性。このうち基礎代謝と食事誘発熱産生はある程度決まっているものです。それなら消費エネルギーは運動で増やすしかありません。

例えば3カ月で8キロ痩せたい場合は毎日1万歩歩くことが大前提になります。また、運動はエネルギーを消費するためだけではなく、食事制限によってへりがちな筋肉量を維持し、脂肪を燃やすことにも役立ちます。食事でもタンパク質を一日70g取ることで筋肉を維持し、基礎代謝量を減らさないよう心がけるのですが、これに運動をプラスすればより確実です。

食後は20~30分経つと、血糖値が上がることによってインスリンが分泌され、食べたものをエネルギーに使ったりため込んだりするよう働きます。この食後、2,30分後に運動をすると、血糖値の上昇を抑えることができ、インスリンの分泌量が減少して、体に脂質が貯まるのを防ぐ効果もあります。

それでは食後30分経ったら散歩に出かけましょう。目安は1回30分。主婦なら、昼の散歩は夕食の買い物を兼ねて行くとよいでしょう。食後のお腹がいっぱいの時に買い物に行けば、よけいなものを買うことも防げるかもしれません。普段特別に運動してい人でも一日に3000歩ぐらいは歩いているものです。

毎食後にその場で5分の足踏みをするだけで、1000歩は稼げるでしょう。さらに1日1回散歩がてらに買い物に行けば、すぐに5000歩くらいはいくでしょう。まずはそうやって手足を動かすことから始めましょう。






























基本は歩くこと

目標は1日に1万歩。なかなか難しい数字ですが毎食後30分の散歩や会社勤めの人なら怪談の利用、一駅歩くなどちょっとした工夫で歩数を稼ぐことは可能です。歩くスピードは脈拍を測ることで調整します。健康な人なら脈拍が110/分、65歳以上の人なら脈拍が100/分ぐらいになるスピードが目安です。

脈拍の測り方は、歩きながら手首で20秒間脈をとり、その数を3倍すれと簡単に1分間の脈拍数が測れます。最初のころは少しの運動ですぐに脈拍が上がりますが、慣れてくると同じ脈拍数でもだんだんスピードを上げることができるようになってきます。

脈はこまめに測って、自分の体の状態をチェックしながら運動を行うようにしてください。散歩に出て外の空気を吸えば、きっと気分もリフレッシュして気持ちがいいはずです。きれいな花や山の景色を眺めたり、新しくできたお店をチェックしたりしながら歩くのもまた楽しいのではないでしょうか。

散歩から帰ったら口に入れるのは水だけにしましょう。運動したあとは消化吸収されやすいので、すぐに食べるのはやめましょう。その点でも散歩は空腹時ではなく食後に行うのがよいのです。

ひざ痛や腰痛を抱えていて散歩が困難な人には、近所にプールがあればプールの中で歩く水中ウォーキングがいいと思います。1回30分で1日2回が理想です。難しければ1日1回でもよいので可能な範囲で続けてください。

気軽にできる散歩に比べたら、水中ウォーキングは手間暇がかかりますが、それでもやる気があればぜひ実践してほしいものです。考え方によっては、お金がかかっているからこそ一生懸命通えるというメリットもあるでしょう。
http://www.forgivingthefranklinsthemovie.com/yasetai/sports01.phpから一部転載。

★セブ島の旅・其の11★食後のデザート

2013年02月13日 | ★東京スカイツリー★
デザートは、食事の後に出され食べられる果物や菓子(プディングやケーキ・アイスクリームなど)のことをいう。

デザートは、主に朝食・昼食・夕食などの主要な食事の際に、追加的に提供される菓子や果物である。日常的な食事では果物などのビタミン類など主要な食事では不足すると考えられる栄養の補助的な意味合いもあるが、特に満足感を求める食事では、甘く風味の良い菓子類で食後の満足感をより強めるものとする位置付けも見られる。

コース料理の場合など、最後に食べたものが最も印象に残りやすい。よって、デザートに勝る印象を残す料理を作る調理師は腕の立つ者、という考え方がある。デザートを作る専門職として、製菓師(パティシエ)がいる。

日本におけるデザートとしては、ケーキや、アイスクリームが想起されることが多いがフランス料理においてはこれらは「アントルメ・ド・パティストリー」(菓子職人が作る菓子)に分類され、スフレ・プディング・ババロアなどの「アントルメ・ド・キュイジーヌ」(料理人が作る菓子)と区別されている。

語源はフランス語の「デセール」に由来し、この「デセール」は、「食事を下げる」「食卓を片付ける」という意味の「デセルヴィール」に由来する。

言葉

「dessert(デセール)」という言葉は上記の意味をさすものとしてアイルランド、アメリカ、カナダ、オーストラリア、フランスで最も良く使われるが、イギリスやその他のイギリス連邦諸国では「 sweet 」「 pudding 」といった言葉がより使われる。ただ、この意味において「sweet」を使うものはイギリスでは、いくらか「 lower class 」(下層階級や労働者階級など大衆的な存在)と見なされる。主にイギリスではガムやあめ玉などの駄菓子の事を言う。日本では長らくデザート、甘いもの(甘味)、お菓子と呼ばれていたが2006年頃よりマスメディアやバラエティ番組を中心に俗語のスイーツ(英: sweets)と呼ぶことが一般的となった。

別腹

一般的な言い回しに見られる「デザートは、別腹」とは、満腹の状態でも甘いデザートは入る場所が違うためにいくらでも食べられると言う言い訳である。当然、人体の構造上別の場所などは存在しないが、満腹でも好きなものなら(ある程度)食べられるようになる現象は存在する。

実際に、好物の食べ物を見たり匂いを嗅いだり刺激を与えると胃の蠕動運動が活発になり、満腹状態であっても消化中の食物が腸へ送られ胃に空きができることで、さらなる食物の摂取が可能になることが分かっている。これはデザートに限ったことではなく、また女性だけにその現象が起こるわけではない。逆に(空腹時であればなおさらであるが)嫌いなものについては胃の働きが抑えられ、空腹であっても量を食べることは難しい。

































デザートの様式

デザートバイキング
デザート・バイキングと呼ばれるものでは、バイキング形式で数多くのデザートを好きなだけ選んで採ることができる「デザートを食べる様式」である。その多くでは時間制限があり、大体1~2時間で客が入れ替わる。

ただし時間帯によっては食後のデザートではなく、おやつとして供される(「ケーキバイキング」など)場合もある。

フランス料理におけるデザート

本格的なフランス料理のコースでは、前菜、スープ、魚料理、肉料理、サラダが終わった後に食器類は片づけられ、デザートが出される。前菜からサラダまでを「メインコース」と呼び、それ以降を「デザートコース」と呼ぶ。コースの流れは以下の通り。
1.客の好みによりチーズ。チーズ用のパンや付け合せのナッツ・ドライフルーツが出ることもある。
2.ケーキ、菓子、果物、アイスクリームといった甘いもの。
3.コーヒーなどの飲料。プティフールと呼ばれる茶菓が付くこともある。

中華料理におけるデザート

中華料理のコースでも、前菜、スープ、魚料理、肉料理、主食の後に甘い菓子(甜点心と呼ばれる)や果物が出されることが多い。もともとは汁粉や揚げ団子のような熱いデザートが多かったが、近年では杏仁豆腐、マンゴープリンなどの冷たいデザートも各種作られている。

イタリア料理におけるデザート

イタリア料理ではデザートのことをドルチェ (dolce) という。これはイタリア語で“甘いもの全般”を指す。

イタリア料理に出てくるアイスクリームを使ったデザートをイタリアンジェラートといい、チョコレート系や低カロリーのヨーグルト系、フルーツ系などがある。

その他

デザートとは無縁に思われていたあるラーメン屋などでも、プリンなど、豊富なデザートを品揃えする事で客単価アップを図るアイテムとなっている、洒落たお店が増え女性客がラーメン店に来やすくなったのでデザートが集客アップの決め手になってきた。

また、回転寿司店でもすでに、各種デザートは定番の商品となっている。皿に乗ってプリンが巡回している光景も、珍しいことではない。

さらに、女子会や誕生会などで近年女性客の増えている居酒屋でも、コース料理の締めとなるデザートに力を入れる店が、おもにチェーン店を中心に増大している。バースデーケーキの無料プレゼントを行なうなど、それぞれの店のサービスもエスカレートしている。

子供に与えるデザートの弊害として2006年に大学生の食生活の実態を調べ、子供時代に食べた甘いデザートの食習慣が持ち越され大学生の食事が自立に欠ける原因の一つであるとして、食育の大切さが指摘されている。

★セブ島の旅・其の11★食後のデザート

2013年02月13日 | ★旅行★外国
デザートは、食事の後に出され食べられる果物や菓子(プディングやケーキ・アイスクリームなど)のことをいう。

デザートは、主に朝食・昼食・夕食などの主要な食事の際に、追加的に提供される菓子や果物である。日常的な食事では果物などのビタミン類など主要な食事では不足すると考えられる栄養の補助的な意味合いもあるが、特に満足感を求める食事では、甘く風味の良い菓子類で食後の満足感をより強めるものとする位置付けも見られる。

コース料理の場合など、最後に食べたものが最も印象に残りやすい。よって、デザートに勝る印象を残す料理を作る調理師は腕の立つ者、という考え方がある。デザートを作る専門職として、製菓師(パティシエ)がいる。

日本におけるデザートとしては、ケーキや、アイスクリームが想起されることが多いがフランス料理においてはこれらは「アントルメ・ド・パティストリー」(菓子職人が作る菓子)に分類され、スフレ・プディング・ババロアなどの「アントルメ・ド・キュイジーヌ」(料理人が作る菓子)と区別されている。

語源はフランス語の「デセール」に由来し、この「デセール」は、「食事を下げる」「食卓を片付ける」という意味の「デセルヴィール」に由来する。

言葉

「dessert(デセール)」という言葉は上記の意味をさすものとしてアイルランド、アメリカ、カナダ、オーストラリア、フランスで最も良く使われるが、イギリスやその他のイギリス連邦諸国では「 sweet 」「 pudding 」といった言葉がより使われる。ただ、この意味において「sweet」を使うものはイギリスでは、いくらか「 lower class 」(下層階級や労働者階級など大衆的な存在)と見なされる。主にイギリスではガムやあめ玉などの駄菓子の事を言う。日本では長らくデザート、甘いもの(甘味)、お菓子と呼ばれていたが2006年頃よりマスメディアやバラエティ番組を中心に俗語のスイーツ(英: sweets)と呼ぶことが一般的となった。

別腹

一般的な言い回しに見られる「デザートは、別腹」とは、満腹の状態でも甘いデザートは入る場所が違うためにいくらでも食べられると言う言い訳である。当然、人体の構造上別の場所などは存在しないが、満腹でも好きなものなら(ある程度)食べられるようになる現象は存在する。

実際に、好物の食べ物を見たり匂いを嗅いだり刺激を与えると胃の蠕動運動が活発になり、満腹状態であっても消化中の食物が腸へ送られ胃に空きができることで、さらなる食物の摂取が可能になることが分かっている。これはデザートに限ったことではなく、また女性だけにその現象が起こるわけではない。逆に(空腹時であればなおさらであるが)嫌いなものについては胃の働きが抑えられ、空腹であっても量を食べることは難しい。

デザートの様式

デザートバイキング
デザート・バイキングと呼ばれるものでは、バイキング形式で数多くのデザートを好きなだけ選んで採ることができる「デザートを食べる様式」である。その多くでは時間制限があり、大体1~2時間で客が入れ替わる。

ただし時間帯によっては食後のデザートではなく、おやつとして供される(「ケーキバイキング」など)場合もある。

フランス料理におけるデザート

本格的なフランス料理のコースでは、前菜、スープ、魚料理、肉料理、サラダが終わった後に食器類は片づけられ、デザートが出される。前菜からサラダまでを「メインコース」と呼び、それ以降を「デザートコース」と呼ぶ。コースの流れは以下の通り。
1.客の好みによりチーズ。チーズ用のパンや付け合せのナッツ・ドライフルーツが出ることもある。
2.ケーキ、菓子、果物、アイスクリームといった甘いもの。
3.コーヒーなどの飲料。プティフールと呼ばれる茶菓が付くこともある。

中華料理におけるデザート

中華料理のコースでも、前菜、スープ、魚料理、肉料理、主食の後に甘い菓子(甜点心と呼ばれる)や果物が出されることが多い。もともとは汁粉や揚げ団子のような熱いデザートが多かったが、近年では杏仁豆腐、マンゴープリンなどの冷たいデザートも各種作られている。

イタリア料理におけるデザート

イタリア料理ではデザートのことをドルチェ (dolce) という。これはイタリア語で“甘いもの全般”を指す。

イタリア料理に出てくるアイスクリームを使ったデザートをイタリアンジェラートといい、チョコレート系や低カロリーのヨーグルト系、フルーツ系などがある。

その他

デザートとは無縁に思われていたあるラーメン屋などでも、プリンなど、豊富なデザートを品揃えする事で客単価アップを図るアイテムとなっている、洒落たお店が増え女性客がラーメン店に来やすくなったのでデザートが集客アップの決め手になってきた。

また、回転寿司店でもすでに、各種デザートは定番の商品となっている。皿に乗ってプリンが巡回している光景も、珍しいことではない。

さらに、女子会や誕生会などで近年女性客の増えている居酒屋でも、コース料理の締めとなるデザートに力を入れる店が、おもにチェーン店を中心に増大している。バースデーケーキの無料プレゼントを行なうなど、それぞれの店のサービスもエスカレートしている。

子供に与えるデザートの弊害として2006年に大学生の食生活の実態を調べ、子供時代に食べた甘いデザートの食習慣が持ち越され大学生の食事が自立に欠ける原因の一つであるとして、食育の大切さが指摘されている。

★セブ島の旅・其の11★食後のデザート

2013年02月13日 | ★旅行★外国
デザートは、食事の後に出され食べられる果物や菓子(プディングやケーキ・アイスクリームなど)のことをいう。

デザートは、主に朝食・昼食・夕食などの主要な食事の際に、追加的に提供される菓子や果物である。日常的な食事では果物などのビタミン類など主要な食事では不足すると考えられる栄養の補助的な意味合いもあるが、特に満足感を求める食事では、甘く風味の良い菓子類で食後の満足感をより強めるものとする位置付けも見られる。

コース料理の場合など、最後に食べたものが最も印象に残りやすい。よって、デザートに勝る印象を残す料理を作る調理師は腕の立つ者、という考え方がある。デザートを作る専門職として、製菓師(パティシエ)がいる。

日本におけるデザートとしては、ケーキや、アイスクリームが想起されることが多いがフランス料理においてはこれらは「アントルメ・ド・パティストリー」(菓子職人が作る菓子)に分類され、スフレ・プディング・ババロアなどの「アントルメ・ド・キュイジーヌ」(料理人が作る菓子)と区別されている。

語源はフランス語の「デセール」に由来し、この「デセール」は、「食事を下げる」「食卓を片付ける」という意味の「デセルヴィール」に由来する。

言葉

「dessert(デセール)」という言葉は上記の意味をさすものとしてアイルランド、アメリカ、カナダ、オーストラリア、フランスで最も良く使われるが、イギリスやその他のイギリス連邦諸国では「 sweet 」「 pudding 」といった言葉がより使われる。ただ、この意味において「sweet」を使うものはイギリスでは、いくらか「 lower class 」(下層階級や労働者階級など大衆的な存在)と見なされる。主にイギリスではガムやあめ玉などの駄菓子の事を言う。日本では長らくデザート、甘いもの(甘味)、お菓子と呼ばれていたが2006年頃よりマスメディアやバラエティ番組を中心に俗語のスイーツ(英: sweets)と呼ぶことが一般的となった。

別腹

一般的な言い回しに見られる「デザートは、別腹」とは、満腹の状態でも甘いデザートは入る場所が違うためにいくらでも食べられると言う言い訳である。当然、人体の構造上別の場所などは存在しないが、満腹でも好きなものなら(ある程度)食べられるようになる現象は存在する。

実際に、好物の食べ物を見たり匂いを嗅いだり刺激を与えると胃の蠕動運動が活発になり、満腹状態であっても消化中の食物が腸へ送られ胃に空きができることで、さらなる食物の摂取が可能になることが分かっている。これはデザートに限ったことではなく、また女性だけにその現象が起こるわけではない。逆に(空腹時であればなおさらであるが)嫌いなものについては胃の働きが抑えられ、空腹であっても量を食べることは難しい。

デザートの様式

デザートバイキング
デザート・バイキングと呼ばれるものでは、バイキング形式で数多くのデザートを好きなだけ選んで採ることができる「デザートを食べる様式」である。その多くでは時間制限があり、大体1~2時間で客が入れ替わる。

ただし時間帯によっては食後のデザートではなく、おやつとして供される(「ケーキバイキング」など)場合もある。

フランス料理におけるデザート

本格的なフランス料理のコースでは、前菜、スープ、魚料理、肉料理、サラダが終わった後に食器類は片づけられ、デザートが出される。前菜からサラダまでを「メインコース」と呼び、それ以降を「デザートコース」と呼ぶ。コースの流れは以下の通り。
1.客の好みによりチーズ。チーズ用のパンや付け合せのナッツ・ドライフルーツが出ることもある。
2.ケーキ、菓子、果物、アイスクリームといった甘いもの。
3.コーヒーなどの飲料。プティフールと呼ばれる茶菓が付くこともある。

中華料理におけるデザート

中華料理のコースでも、前菜、スープ、魚料理、肉料理、主食の後に甘い菓子(甜点心と呼ばれる)や果物が出されることが多い。もともとは汁粉や揚げ団子のような熱いデザートが多かったが、近年では杏仁豆腐、マンゴープリンなどの冷たいデザートも各種作られている。

イタリア料理におけるデザート

イタリア料理ではデザートのことをドルチェ (dolce) という。これはイタリア語で“甘いもの全般”を指す。

イタリア料理に出てくるアイスクリームを使ったデザートをイタリアンジェラートといい、チョコレート系や低カロリーのヨーグルト系、フルーツ系などがある。

その他

デザートとは無縁に思われていたあるラーメン屋などでも、プリンなど、豊富なデザートを品揃えする事で客単価アップを図るアイテムとなっている、洒落たお店が増え女性客がラーメン店に来やすくなったのでデザートが集客アップの決め手になってきた。

また、回転寿司店でもすでに、各種デザートは定番の商品となっている。皿に乗ってプリンが巡回している光景も、珍しいことではない。

さらに、女子会や誕生会などで近年女性客の増えている居酒屋でも、コース料理の締めとなるデザートに力を入れる店が、おもにチェーン店を中心に増大している。バースデーケーキの無料プレゼントを行なうなど、それぞれの店のサービスもエスカレートしている。

子供に与えるデザートの弊害として2006年に大学生の食生活の実態を調べ、子供時代に食べた甘いデザートの食習慣が持ち越され大学生の食事が自立に欠ける原因の一つであるとして、食育の大切さが指摘されている。