楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

〝自らの責任をしっかり背負う〟べきは国会議員ではないか  

2022年12月14日 | 日記

何も説明されず、議論もされていないのに、防衛力の強化が必要と思っている51パーセントの人は何をもって判断したのだろう。

北朝鮮のミサイルか、台湾情勢か、ウクライナ戦争か・・・。

 

中国、北朝鮮は何発の核ミサイルを持っているのだろう。

もう旧式と言われるトマホークを何発アメリカから買えば仮想敵国の発射基地を先制攻撃出来るのだろう。

中国、北朝鮮が陸から、海から一斉に打ち返してきたら迎撃には何が必要なのだろう。

中国、北朝鮮が日本海岸の原発を集中破壊したらその後この国はどうなるのだろう。

 

ミサイルのことだけでも知りたいことを考えると「反撃能力の保有」は限りなくアメリカ軍並みの装備へ向かうことが分かる。

経済成長は頭打ち、人口も減少する国には非現実的なことであり、〝51パーセント〟は本当の数字とは思えない。

防衛力の整備には一定の歯止めが必要だ。

 

「安保政策の大転換なのだから、今を生きる国民が自らの責任としてしっかりその重みを背負って対応すべきものである。」

岸田首相が13日の自民党役員会でこのようなことを述べたという。

 

勝手に「大転換」して「増税負担」を国民に押しつけるのは理解不能だ。

「所得税には手をつけない。」という発言も財務省の姑息な手法で巧妙に誤魔化されようとしている。

 

阿倍派、麻生派、財務省の海で木の葉のように揺れる岸田首相。

税目の軍拡費への流用、原発運転延長も基本政策の大転換だ。

 

こうしたことを有権者に代わって議論する立場の国会議員、特に自民党議員の質的低下が酷い。

岸田首相の言う〝自らの責任の重みを背負って〟をそっくり国会議員に返したい。

 

1月からの通常国会は与野党とも解散総選挙を覚悟して議論を尽くして貰いたい。

 


X´masに聴きたい

2022年12月11日 | 日記

年の暮れ、カッチーニのアヴェマリアを聴いてる。

映像もまたいい。

 

美瑛の碧い池か

オホーツク海の流氷か

支笏湖と伏臥岳か

 

幌加内のソバ畑だろうか

十勝の麦だろうか

黒松内のブナ林だろうか

然別の湖沼だろうか

 

トマムの雲海か

サロマ湖の砂州か

富良野の佇む木か

 

ピアシリのダイヤモンドダストだろうか

 

自転車の旅が蘇る。

 

歌手SLAVA(ベラルーシ出身);“カウンターテナー” と言われる事もあるが、自身は 「男声アルト」 と称する。その美声はイギリスのザ・タイム紙で 「彼の声は、この世のものとは思えない。まさに、声のダイヤモンド」 と讃えられたという。

 


立憲民主党の〝ネクストキャビネット〟はどうなっているの

2022年12月10日 | 日記

どこの国のことかと思うような軍備拡大の大号令が堰を切ったように岸田首相の口をついて出て来ている。

「反撃(敵基地攻撃)能力の保有」「防衛予算の倍増」「航空宇宙自衛隊への名称変更」「イギリス・イタリアとの戦闘機共同開発と第三国への輸出」「国内世論誘導工作の研究に着手」

 

根っこは国是としてきた「専守防衛」の放棄である。

「専守防衛を維持しつつ、反撃能力(敵基地攻撃)を保有する。」というのは矛盾であり、詭弁に過ぎない。

 

野党第一党の立憲民主党も敵基地攻撃保有を容認する方向というから呆れてしまう。

〝ネクストキャビネット〟があるようだが安全保障の基本的な考え方が分からない。

 

今こそ出して世論を喚起する時ではないのか。

自民党に引きづられているだけの野党は存在の意味が無い。


分岐点 

2022年12月09日 | 日記

数日前、息子が「ふぅッッッッッ。」と一行、ツィートしていた。

所属するオーケストラのオーディションがひと区切りついた時のものだったことが間もなく分かった。

 

これまで何度か入団審査の経験はあっても自分と同じ楽器の審査は初めてだったとのこと。

相当緊張したらしい。

 

プロオーケストラ団員はどのようにして採用されるのか、殆ど知られていない。

一般的には会社等の組織の幹部だが、オーケストラは指揮者と団員が全員で選考を行う。

課題曲のテープ審査、一次と二次の演奏試験で1名に絞られ、三次試験として半年間の試用期間を経て、最終合否が決定される。

 

今放映されているNHKの朝ドラはパイロット養成機関の航空大学校が舞台になっている。

訓練の場が宮崎の本校から帯広の分校に移り、帯広に勤務していた頃の懐かしい街の空撮も楽しめる。

 

件のツィートがあった日は教官が中間テストの結果を学生に伝えるシーンがあった。

落ちると1週間以内に学校を去らなければならないという。

厳しい世界なだけに、教官も不合格の言い渡しは辛いものと思う。

 

息子が幾度かのトライを経て合格してから間もなく丸8年が経つ。

オーデションを受けていた本人が、若くして人の一生を左右するような分岐点に共に立つのも大変なプレッシャーだね、と妻と暫し語り合う朝だった。

次代を創る若者が沢山入り、コロナに気兼ねなく「Bravo!」が飛び交う時が来ることを願ったりもした。

 

 

 


どこが危険な道を閉ざすのか

2022年12月07日 | 日記

「審議日程で闘争しようとか全く思っていない。」

「成立を図りたい。」

 

被害者と弁護士から、自民党の修正案が出ても実効性に疑問が指摘されている「旧統一教会被害者救済法」について、立憲民主党の安住国会対策委員長が年内成立への協力と引き換えに、更なる法案修正を引き出す戦術に出ている。

「無いよりあった方がいい。」とも。

 

〝法律は改正するより作る方が簡単〟と言われるくらい、一旦作ったものを直ぐに見直すことは法律の「附則」に書こうが、国会で「附帯意見」を決議しようが、岸田首相が「口約束」しようが、簡単でないことは過去の例から安住氏も分かっていること。

何を恐れているのだろう。

 

自民党が提示している会期末の日程は、

6日、衆議院本会議で審議入り、7日採決

7日、参議院審議入り、

閉会前日に採決。

というものらしい。

 

年末は2023予算編成、税制改正、防衛関連文書改訂を控えていて会期は窮屈だ。

今国会は共闘してきた維新も既に与党化している国民も賛成に回り、立憲民主党も自民党の玉虫色の妥協案を飲まされて決着ということになる。

 

解釈が曖昧な法律を作ることは後々に禍根を残す。

補正予算も成立したのだから年明けからの通常国会で時間をかけて審議すべきだ。

 

立憲民主党は「反撃能力の保持」も容認の方向に舵を切ろうとしている。

開き直ったような岸田首相が国柄を変えるような重大事項を次々と拙速に進めようとしている。

 

自民党に行きたい人は行って貰って、れいわ、社民、共産、市民連合が一体となって政権と対峙する時代に入ったのではないか。

自民党がずるずると戦争が現実味を帯びる危険な道を歩き始めているのに野党を引っ張るはずの立憲・泉代表の顔が見えない。

難しいことはベテラン任せにして自分は八方美人では支持離れが一層進んで党が消滅する。

 

 


相棒と冬トレ開始 

2022年12月06日 | 円 -bicycle-

 

 

12月になり、今年も物置から相棒を連れてきた。

付き合い始めて25年になった。

 

草ロードレースで乗って、その後、MTBの自転車旅に変わっても冬は室内でリムドライブに乗せてトレーニングや運動不足解消に役立ってきて手放せない。

 

この自転車を見ると初めてレースに出場して急勾配の坂で止まってしまい、そのまま側溝に倒れ落ちた日のことを思い出す。

48才で草ロードレースを始めて2年目のことだった。

 

コースになっていた大滝村の牧場の道路は規格外の傾斜があり(多分、一番キツイところで10パーセント前後)、中古の6段変速の自転車ではペダルを踏み込むことが出来きず、バタリと倒れた。

幸い側溝は浅くて水は無く、何とか這い出て坂の上まで押しては乗って、乗っては降りて、を繰り返し、やっとゴールした。膝に血が滲んでいた。

 

その日の帰りに知り合いの千歳の自転車店に直行して作って貰ったのがこのコルナゴだった。

フレームはクロームモリブデン、駆動系は売り出されたばかりの8段変速のデュラエース、重量8Kgは当時としては先端を行くもので、何とか妻の理解が得られて1年かかって支払いを終えた。

それから8年間はレース、そして今は夏のMTBの自転車旅を支えてくれる良き相棒だ。

 

ストレートのアルミフロントフォーク、シートチューブと後輪の隙間が詰まった設計、イエローの地に黒のロゴだけというシンプルなデザインが気に入っていて飽きない。

 

 


スポーツウォッシング 

2022年12月04日 | 日記

サッカーワールドカップで日本中が熱気に包まれている。

這えば立て、立てば歩け・・・か。

 

選手がクロアチアの赤白の〝日の丸ジャージ〟を見て頭が混乱しなければいいのだがと余計な心配をしている。

〝Bravo〟も飛び交っている。オーケストラの会場でもそろそろ解禁にならないものか。

 

 

去年あたりから「スポーツ・ウォッシング」という言葉を聞くようになった。

アメリカサッカーチームの代表としてオリンピックに出場経験のある政治学者のジュールズ・ボイコフ氏(米国パシフイック大教授)が用いている。

その意味は「スポーツイベントの一時的な熱狂が主催国の抱えるシミのついた良くない評判や慢性的な問題から国民の眼をそらす。」というものだ。

まさに、〝洗い流す〟ということだ。

 

中東はドバイに象徴されるように、石油資源による豊富な資金で急速に近代的な都市開発を行っている。

その工事を支えているのはインド、パキスタン、フィリッピン、湾岸諸国など海外からの移民労働者で、劣悪な環境で働かされているという。

 

サッカーワールドカップが開かれているカタールも例外ではなさそうだ。

パスポートも取り上げられ、奴隷のように働かせられる「カンファラシステム」により、首都ドーハのサッカースタジアムの建設で既に1,000人以上が命を落としているという。

国際的にも人権侵害の疑いで問題視されてきたが、華やかなサッカーワールドカップの陰に入ってしまっている。

まさに「スポーツ・ウォッシング」だ。

 

最近、「何で今なのか。」という大きな方針転換が政府から矢継ぎ早に出て来ている。

被害者から〝役に立たない〟と指摘されている「旧統一教会被害者救済法案」の国会審議入り、

国是の「専守防衛」の突如の大転換、

原発の休止期間を運転可能期間から除外して60年超稼働も可能となるような安全規制の緩和案 

 

サッカーに釘付けになっている間にどんどん進められている。

国民民主党の玉木代表が入閣??という時事通信の特ダネまでが流れて。 

 

たまにTVを点ければサッカー画面ばかりの毎日。

「はい次はスポーツです!」と妙にテンションの上がるアナウンサー、MCに昔から違和感を持っていたが、「スポーツ・ウォッシング」は決してビッグスポーツイベント主催国ばかりのことではなく、我々も日常的に晒されていることを感じる。

 

野党のディフェンスは大丈夫なのか。

日本サッカーの〝新しい景色〟より気になる。

 


初雪の日に  

2022年12月02日 | 円 -bicycle-

 

自転車旅で履いている底の硬いスポーツシューズはテントの出入りの時に脱いだり履いたりが面倒だ。

目的地に着いたらサンダルに履き替えるが、雨や朝露に足下が濡れる。

防水で軽いものがないか、ずっと探していたらやっと見つかった。

 

家の周りに初雪が降った11月30日、とある家具のチェーン店で妻について歩いていていると、風呂用品コーナーで「掃除用靴」が売られていた。

軽くて、丈夫そうで、履きやすく、値段も1,000円未満と安い。

家に戻って重さを計ってみたら100g、出来るだけ軽くしたい自転車携行品としてぴったりだ。

 

些細なことで大きな喜びがあるのは幸せなことだ。

初雪が降ったばかりなのに白い靴を見ながら来シーズンを待っている。

 

『ヒロシのぼっちキャンプ』挿入曲

- ひざまづいていては 自由になれない

- 空のグラスを高々と掲げて どこへ行こうと自分らしくいよう

- 自由でいるために