天気に恵まれて良い旅だった。用意した羽毛と薄手の2枚の寝袋は初日はどちらも使わない蒸し暑い夜だった。
Gレッドリバーと車で旅をしている若者が隣のテントだった。
遠いので諦めていた温泉まで車に乗せてくれた。アメリカで10年ほど車関係の仕事をして帰国。
有給休暇をまとめて取って初めての北海道だった。自転車も温泉も共通の話題で長湯をしてしまった。
芝生で寝転って『旅をする木』(星野道夫)を読んでいると保育園の親子レクレーションの賑やかな声が近づいてきた。
暫し眺める。若くて元気だった頃の母親が浮かんだ。父親の姿も目立つ。
アメリカ帰りの若者もそうだが、“サラリーマン戦士”とおだてられ乗っていた我々の時代には無かった暮らしだ。限られた人達かもしれないが。
暑かったけれど洞爺湖一周した。30Kmは右回りでも左回りでも半分は林間なので涼しい。今年ラストランかもしれない長期ツーリングをゆっくり味わた。
今日は昼前に来る“収容車”に乗り、仁木町でプルーン刈りをして帰宅だ。暫く又農家へ出掛けよう。