東京芸大で雅楽を学ぶ芸人、カニササレアヤコさんがTV の「題名のない音楽会」で、日本古来の雅楽が語源、由来になっている日本語を紹介していた。
以下、メモにより纏めたので文責は筆者。
やたら;雅楽に舞踊がつく場合、本来は6拍子の曲を2拍子と3拍子を交互に繰り返す5拍子の「八多良拍子(やたらびょうし)」で演奏することがあり、テンポが速く滅茶苦茶に演奏しているように見えることに由来。
音頭;雅楽の管楽器の笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、竜笛(りゅうてき)の首席奏者を「音頭」と呼び、楽器の独奏部分を担当することに由来。
塩梅;雅楽の篳篥(ひちりき)の奏法に「塩梅」という呼び名があり、指で穴をふさがずに吹いて音に幅を出したり高さを変えることによって特徴的で素晴らしい演奏になることに由来する
野暮;笙の笛には174本の竹が使われているが、也と毛という名前のついた2本は音が出ず、役立たずの意味で「やもう」「やも」「やぼ」と変化し、「野暮」になったということに由来。
千秋楽;雅楽に「千秋楽」という曲があり、一説によれば、仏教の法要で僧侶 が退出する際に演奏されることから、「最後」の意味になったということに由来。
番組が終わる頃に「カニササレアヤコ」は「蚊に刺されアヤコ」だと気づいて笑った。クラッシック音楽はじめ幅広く発信している。
都民は、やたら横文字の野暮なキャッチコピーで音頭をとる塩梅の悪い小池都政を残り3日の千秋楽にして欲しいものだ。